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2007.07.18

男性不妊について Modern ARTの光と影

お客様から、男性不妊の相談も寄せられます。


以前にメールマガジン2007年2月15日号にアップした内容を再度、ココログに掲載します。

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●●  1.巻頭コラム 「男性不妊について Modern ARTの光と影」
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「とってもためになる!中国漢方セミナー」では、数号に渡りまして、「男性不妊」を特集しております。


男性不妊は不妊の原因の30~40%を占めると言われます。


検査では、精子の量や、濃度、運動率(高速運動率)、奇形精子症、白血球数などを検査します。


私は、来月3月に不妊カウンセラー試験を受けますので、少しずつ勉強しています。

過去に「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」に参加したことから、補足したいと思います。


○第18回「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」より


「男性不妊治療とART(体外受精)」


帝京大学医学部泌尿器科 岡田弘先生の講演から私のメモ書きなどの紹介

○東京では、帝京大学や東邦大学くらいが男性不妊を扱っているくらいで、「男性不妊外来」に対しては、泌尿器科はあまり興味をもっていない。

怠慢がある。


○男性不妊の有病率


20~40歳の男性の人口は約1800万人

三分の二が結婚するとして、1200万人がカップルを形成する。

10-15カップルに1カップルが不妊である。

不妊原因は、男性因子=女性因子の割りアリ

したがって、80~120万人の男性不妊患者が存在する。


○男性不妊患者の治療

現状の把握 17%が泌尿器科

80%は、婦人科のARTのクリニックに行っている。


(ARTとは、assisted reproductive technology のことです。

高度生殖医療あるいは補助生殖医療という意味になります)

○現状の把握

生殖医療はどこまで進歩したか?


1978年 

Steptoe and Edwaeds, Lancet

世界初の体外受精児の誕生

(test tube baby :試験管ベイビー)


1992年

Palermo,et al ( Hum. Repord)

射精精子を用いてICSI(顕微授精)で産児を得た。



外来診療


男性不妊患者診察の流れ


1)問診

2)理学的検査(身体所見)

3)精液検査、内分泌的検査、染色体検査・遺伝子検査

4)超音波検査・レントゲン検査

5)精巣組織検査ならびに精巣精子採取

「問診表について」


1)最近は多いのは、性行為が「週に0・25回」です。

0・25回というのは、これは月に1回のSEXです。


最近、この数字が増えてきています。

これは、婦人科における「タイミング法の指導」が原因。


あまり過度に「タイミング、タイミング」といっても私たち男性は萎縮してしまう。

2)次に そけいヘルニアの手術を受けたことがあるかの既往歴も大事です。


この手術を受けた患者さんの4人に1人は、精管が詰まっています。


35歳以上の患者さんに多い。


子供のときにヘルニアの手術をしている。

閉塞性で詰まってしまっています。


髪の毛2~3本の大きさで精管は分かりにくい。


当時は、そのことが分かっていなくて、(男性不妊になること)、意識されずに手術をしていたので、そうなってしまった。

(いま現在では、そのようなことは起こり得ない)


トレーニングを受けていない医師の手術を受けるとそうなる。


3)おたふく風邪→精子形成を乱す


4)うつ病の薬、SSRIで射精できなくなる。→SEXできなくなる。


射精しやすい薬はない。


膣内射精障害→タイミング指導で射精できなくなる。

男はナイーブなので、射精は簡単にできない。

5)タバコについて


→こどもへのモチベーションの問題


私が指導すると、ほぼ9割は禁煙しています。

○精液検査


絶対視してはいけない。

とくにMakler(マクラー)の計算盤はいい加減です。


使って100回くらいで磨り減ってしまう。

マクラーの計算盤は駄目。×。


精子数200万と1000万も区別できない。


測定誤差が大きい。10%以上ある。


「フローサイド」が正確。

○精子運動率は、誤差が大きい。

精子奇形率は、あまり意味が無い。

○閉塞性無精子症の治療


TESE(ティーズ)が一番。

MESA(メサ)は精巣上体から精子を摂取するから駄目。

精巣上体から精子を採取するので、次回の治療につながらない。

(精巣がボロボロになる…)

○無精子症のかたの治療で、ICSI(イクシー)で男児が生まれた場合には、男の赤ちゃんの場合には、男性不妊がそのまま遺伝している。

次世代もICSI(顕微鏡受精)をしなくてはならない。


精子形成障害が遺伝する。


Modern ARTの光と影


ということで、岡田先生は泌尿器科のプロとして、産婦人科の医療にも「男性の立場」から意見を述べつつ、現在の最新の生殖医療について熱く語って頂きました。

私もこのような場で勉強できることの幸せを感じました。


薬剤師・不妊カウンセリング学会会員 土屋幸太郎


男性不妊の漢方、顕微授精とTESEとの併用で妊娠、出産!

男性不妊の漢方薬/親子三人からの残暑見舞い


奥様は健康そのもので、検査も問題なかったという男性不妊の漢方相談


こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。


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