« 男性不妊、精子無力症の漢方相談。人工授精。2度の流産3度目の妊娠出産 | トップページ | 不妊症の子宝漢方。人工授精8回目でご懐妊。体外受精失敗後の自然妊娠 »

2008.03.01

慢性化していたカンジダ膣炎が漢方で改善しました。

こんにちわ。

薬剤師の土屋です。

山形も3月に入り、春雨の季節になりました。

雨が朝から降っていましたので、雪解けの音とともに、春を実感しています。

と思いきや、外では雨が雪に変わり、三寒四温の移ろいです。

みなさまも、どうぞ気をつけてお過ごししてください。


さて、長年のカンジダ膣炎が良くなったお客様がいます。

30代のかたで、20代の頃から、カンジダ膣炎が長年続いています。

ここ3~4年は、カンジダ膣炎に普段ずっとなっているか、生理になっているかのどちらかです。

慢性化してしまっています。


生理は順調でトラブルはありません。

食欲あります。胃もたれ、胸焼けありません。

お通じやお小水なども問題ありません。


舌ベロは、全体的に白っぽく、特に奥に白い苔が溜まりやすいです。


<当店の漢方の考え方>…「気・血・水」理論で体を考えていきますと、長年のカンジダ膣炎が治らないことは、体の下半身、つまり「下焦(かしょう)」に、「湿熱(しつねつ)」という邪気(じゃき)の存在が疑われます。
「湿邪(しつじゃ)」「湿熱(しつねつ)」は、下方性がありまして、人体の下に降りてきます。


「気・血・水」理論で体を考えていきますと、長年のカンジダ膣炎が治らないことは、体の下半身、つまり「下焦(かしょう)」に、「湿熱(しつねつ)」という邪気(じゃき)の存在が疑われます。


湿邪(しつじゃ)の特徴として、粘着質のストーカーのようなしつこさで体に浸入することが、第一番。

ですから、慢性化して治りにくいのです。


第二の特徴は、容易に、痒みや炎症、菌などの元凶になる「熱(ねつ)」と合体しやすく、「湿熱(しつねつ)」という、より新しいやっかいな邪気(じゃき)になります。

「湿邪(しつじゃ)」「湿熱(しつねつ)」は、下方性がありまして、人体の下に降りてきます。

おりものが多いことにも共通のことですが、カンジダ膣炎も人体の下部の病気、「湿熱(しつねつ)の病気」と言えます。


この湿熱(しつねつ)を解消する漢方として


1)火の炎症を消して、湿気をサッパリさせる漢方薬

主方剤になりまして、メインです。

カンジダ膣炎の痒みを解消する力があります。


2)からだのバリア力をアップする漢方薬

からだの免疫力がアップして、粘膜が丈夫になれば…

という思いの処方です。


3)火を消して、下半身の熱を解消して、同時に舌ベロも改善する漢方薬


1)の漢方と同様で、効果が似ていますが、より下焦の臓腑「腎(じん)」に的を絞った処方です。


以上、3点をお勧めしたところ、1ヶ月の服用が経過したところですが、不思議と長年10年以上悩んできたカンジダ膣炎の症状が改善され、この1ヶ月間はカンジダ膣炎になっていないそうです。


アトピー体質もあって、体の痒みがどこかにありましたが、それも減っているそうです。

舌ベロの苔もきれいになっています。


<漢方的な考察>

経過が長いお客様ですが、症状の改善が早く分かりましたので、私もビックリで喜んでいます。

攻守のバランスが良い漢方をお勧めしたのではないか、と推測しています。

今後とも、再発などないか、経過観察してもらう予定です。


2011.08.30 追記です。

違うお客様ですが、カンジダの嬉しいお話の続編を書きました。

カンジダ膣炎改善の話です。(2)

今後とも頑張って相談していきたいです。

|

« 男性不妊、精子無力症の漢方相談。人工授精。2度の流産3度目の妊娠出産 | トップページ | 不妊症の子宝漢方。人工授精8回目でご懐妊。体外受精失敗後の自然妊娠 »

おりもの、のびおり|不妊治療と漢方薬」カテゴリの記事

アトピー性皮膚炎|漢方薬」カテゴリの記事

カンジダ膣炎|不妊と漢方薬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50545/40324463

この記事へのトラックバック一覧です: 慢性化していたカンジダ膣炎が漢方で改善しました。:

« 男性不妊、精子無力症の漢方相談。人工授精。2度の流産3度目の妊娠出産 | トップページ | 不妊症の子宝漢方。人工授精8回目でご懐妊。体外受精失敗後の自然妊娠 »