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2011.10.20

血尿、遊走腎、つわりの漢方相談、急性骨髄性白血病によるFSH上昇

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今日の山形は秋晴れです。

日常の漢方相談をしていて、恩師のT先生からアドバイスを頂きましたので、ログしておきいたいです。



1)産後の血尿の漢方相談。小さい石が2~3個。遊走腎もあります。


病院では特定の原因が分からなかった。また再発するのではと不安になります。


→私の処方は、利尿効果のある補腎薬と五涼華。


「腎の石だと生理的に血尿になります。

女性にはある症状です。

痛みもないのでまず心配することはありません。

利尿効果のある補腎薬と五涼華の組み合わせは効果的だと思います。

ほかには田七人参もちょっと加えられます。

疲れの問題、産後の疲れには参茸補血丸も。

出産後の気血不足は補血(ほけつ)のものを使う。

補腎と補血も大切」



2)つわりの漢方相談:


生理周期からいくと、今は5、6週目くらい。

つわりも昨日あたりから急にはじまりました。

とにかく胃腸が痛くて仕方ないのです。

夜中寝ている時も激痛で目が覚めます。

もともと胃腸は弱く、逆流性食道炎になったり、潰瘍になったりしやすほうです。

つわり、というよりは元々弱い胃腸がもっと傷んでいるようで心配です。


「香砂六君子湯がベースの基本方剤になること。

もしストレスなどもあるようでしたら、逍遥丸も対応可能。

養生というか心の構えとしては、これからは母親になるので強い意志を持つこと。

もどしても食べる。

吐き気があっても食べる。

少しずつ食べる、1日5~6回くらい。

体力をつけることが大切です。

お母さんになるための辛抱です。


もし粉薬だとしたら、健脾散を三分の一ずつ少しずつ飲む。

トータル1日2包ぐらいにする。

心拍確認以降は、半夏瀉心湯(3~4ヶ月くらい)のときに使える。

黄連、オウゴンも少し入れる方法もある。だけど苦いです。」



3)急性骨髄性白血病について


まず漢方では体力をつけることをメインにします。


心脾顆粒と生脈散の2つで、気血(きけつ)つまり、気と血(けつ)の両方を補うようにしていきます。

不可欠で必要。

1日各2包ずつの服用です。


中国の論文では白血病は心と脾を抑えることの重要性が示唆され、服用しているとだんだんと検査値も良くなってきます。

気血(きけつ)のもとを良くすることが大切です。

長期間、服用していきます。


FSHが高いことは、白血病の治療の抗がん剤によるものです。

その後、卵巣機能が戻る可能性もあります。

白血病の治療が落ち着くのならホルモンバランスも戻る可能性がある。


まずあわてないこと。

いまの治療中の期間の採卵は抗がん剤もあるので難しいかもしれない。


漢方で体力のフォロー。

血液検査値のフォロー。


そうすると卵巣も回復しやすい。


チャガを1日4錠、1回2錠×2回で漢方薬に併用していくと、すごく効果的で卵巣機能の回復、FSH対策に。

また白血病対策にもなります。


Imgp32021010

<2011年10月10日 栗駒山の紅葉。すごく混んでいました>

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