カテゴリー「不妊症周期療法について」の記事

2009.11.07

「不妊症専門講座」…大極図について

昨日、一昨日と荷物を整頓していたら、
過去の勉強会のノートが見付かりました。

ココログにアップして、デジタル化したいです。


2005年6月4日 京都「中医不妊症グループミーティング」

過去にこちらで紹介しています。

京都に「不妊症専門講座」の勉強会に行ってきました。


1)大極図→丸い→すべて循環している。

グルグル回る。世の中はすべて回っている。普遍性がある。

人生もそう。→生は死の始まり、死は生の始まり。

人生も一つの循環。

男性も周期がある。


2)

白黒二匹の魚→陽は黄体期、黒い点は陽の中の基礎。

重陰転陽→陰(卵胞期)→白い点は陰の中の陽の基礎→重陰転陽

↑           ○
○           ↓

ホールが上がる   ボールが下がる

人生も一つの循環


3)いつも同じ周期でない→次回は違う、

魚の形は動作的→動いている円

白と黒の魚は相対的にバランスがとれている。

二極→お互いに相手を大切にしている。

相手の種を持っていないといけない。

無いと子供ができない。

決別になってしまう。


真ん中の曲線は、迂回、曲線、バランス

陰の中の陽が無いと、陰が動かない、

いくら補陰してもダメ、補陽も大切。


☆陰陽のリズム→つねに動いている

☆相対的にバランスをとっている。


陰は静かでないと成長できない。

静止→相対的  陽→動態的


◎陰と陽のバランス→健康

陰平陽秘、精神乃治

低温期14日、高温期14日→理想


重陽からさらに陰とバランスをとるために7日間陽が続く。


アンバランスは、バランスをとるようにしていく、発展していく。

基礎体温もバランスがとれていると良い。


陽→上がる  らせん状→人生と同じ、DNAもらせん状


生理が前回良かったが、今回は悪かった。

らせんのように良いときも悪いときもある。

周期療法も同じ。


心肝軸を重要視する。

心と腎も大事、心腎軸


陰陽のリズムで薬を変える。

周期療法→未病先防

生理痛の前に高温期を整える。

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2008.10.24

FSHと秋の夜長の「冬の夢」の話(2)

こんばんは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

昨日はまる一日、山形市の遊学館というところで
公認会計士の先生が主催する経営セミナーに参加していました。

薬剤師でこのようなセミナーに参加することは、とても珍しいことなのだそうです。

周囲の方々は当然異業種の人たちで、とても刺激になっています。

金融の銀行の話や営業の話などを聞いてきましたが、
頭に残っていることは

「企業は人、人は財産」

「銀行は健全な収益力のある企業が好き」

「銀行は融資が商売なので、本当は融資したいのだが金融庁が厳しい」

などでした。余談ですみません。


さて、本日ココログに書きたいことは2つあります。

1)FSHが下がっている話

2)「秋の夜長の「冬の夢」」の続きの話です。


1)FSHの話です。

8月29日に隣県より相談にいらしたお客様です。

(最近、メールで相談を希望されるお客様が多いですが、FSHが高い相談の場合には実際に来店されるのが望ましいです。顔色や性格なども分りますので、漢方相談が精度が高くなります。何事も楽をしては駄目ということだと思います。)


8月29日が初めての相談でした。

以前に他店で相談されたことがありましたが、そのときの漢方で生理痛良くなった。

血塊も減ったそうです。


私が応対させて頂いたところによると、胃腸が弱い感じとお見受けしましたので、

○血流を良くする漢方

○胃腸を丈夫にして、ストレスを緩和する漢方

○麦芽を炒ったもの

○養血調経(ようけつちょうけい)の漢方


30代のお客様で、申し遅れましたがFSH14とのことでした。


9月24日には、FSHが8・8まで下がった。

PRL(プロラクチン)も下がった。


先日の10月22日ではFSHが6・6まで下がった。

とのことで順調です。

クリニックの治療にも役立っているようです。

その都度、漢方処方は変更したりして決め細やかに対応させて頂いています。

FSHが下がるということは、卵巣機能の若返りなので、うーん、特別な漢方ではないけれども、良い傾向で嬉しいなあと思う今日この頃です。

次のお話は、秋の夜長の「冬の夢」の続きです。

秋の夜長は、ぐっすりと良い眠ることが大切です。

前回の話はこのような内容でした。


また同じ日に来店された東根のお客様は、高温期になると夢を毎晩見るそうです。

その方は、基礎体温も高めの体質なので、それらも含めて高温期の対策の漢方をお勧めしましたが、漢方相談においても「夢」を重要視しています。

無排卵だった方が、夢をよく見ていたので、「夢対策」の漢方を揃えて周期療法をお勧めしましたら、排卵するようになって昨年に出産されたり、しばし「夢」の話もお聞きしながら、不思議な感覚に襲われることもあります。「夢漢方」でしょうか。


ちょうど高温期の処方だけお勧めしたのでした。


3種類の漢方のうち、一つは天王補心丹(てんのうほしんたん)という「枕元に漢方の神様が立って夢の中で処方を教えてくれた」という「夢」のような伝説のある漢方薬です。

さて、10月7日にその漢方を服用してからは、10月20日のお話ではその日以来、夢を全然見なくなり毎晩ぐっすりと眠っているそうです。

また思わぬ「副作用」としては、生理痛がひどくて1日にイブを4錠服用していたのが、漢方を服用することにより鎮痛剤をまったく服用しなくても良くなったそうです。


10月20日に相談では、今後は低温期の処方を考えますので「基礎体温が高め」のことを考慮しつつ低温期の周期療法をお勧めしました。

素直で明るいお客様なので、私も相談が楽しいです。

秋の夜長にぐっすりと眠ることは、お肌にも生理にも良いことが多いでしょうね。

皆様は今宵はどんな夢を見たりするでしょうか?

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<2008年10月22日撮影 神町西 「柿の木」>

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2008.10.09

秋の夜長の「冬の夢」

昨夜、山形テルサで小菅優さんのピアノリサイタルがあり、私の好きなシューベルトのピアノ曲やブラームスなどを演奏されました。

私の席から右斜め前列には、山形交響楽団を指揮する─映画「おくりびと」でも指揮していた─飯森範親さんがいました。

飯森さんが凄いのは、まったく客席に溶け込んでいて周囲に気付かれないことです。

(でも数人のかたは気が付いたらしく、声を掛けられたりしていました。)

行き帰りは電車でしたので、読みかけのフィツジェラルド短編集 野崎孝さん訳「冬の夢」を読み終わりました。

絢爛豪華な文章で、昔、野田知佑さんがカヌーで川下をする時には─読んだペーパーバックはすべて焚き火にして燃やしてしまう─のですが、開高健さんの本が良く燃えると書いていたことを思い出すような、流れるような文体です。


暗い通りが明るくなったと思うと、彼らのまわりに金持たちの住宅が姿を現し、デクスターは、その中に白く堂々の威容を見せているモーティマー・ジョーンズ一家の大邸宅の前に彼のクーペをとめた。それは湿り気を帯びた月光の光輝にしっとりと包まれて、眠た気な趣きを漂わせながら壮麗豪華に聳え立っていた。彼はそのいかにも堅牢な感じに驚かされた。頑丈な塀、鋼鉄製の大梁、あくまで幅広く、輝きにみち、堂々の威容を誇るその構え─それは彼の傍にある若い美女との対照を際立たせるばかりであった。その頑丈な逞しさによって、ほっそりと小さい彼女の繊細さがひとしお目立つのである─あたかも胡蝶の羽の舞から颯々の風が生まれ得ることを示そうとするかのように。

彼は、全身の神経が狂おしくわめき立てる中で、もしもいま身動きしようものなら、抗うべくもなく彼女をその腕の中に抱きしめることになりそうな気がして、毛筋一つ動かさずに坐っていた。彼女の濡れた頬を二粒の涙が伝って落ちて、上唇の上でふるえている。(フィツジェラルド短編集 野崎孝さん訳「冬の夢」 新潮文庫より引用させて頂きました。)


デクスターの「冬の夢」とは、なんだったんだろう?

我々が抱く「夢」とフィツジェラルドの描く「夢」の意味合いが多少違うようで、単純な「希望」や「願い」とは、また違うようです。

きっとデクスターは、心の中に彼女を通して、きらやかな、輝くような人生のイメージを「冬の夢」として持っていたのではないでしょうか?


子宝漢方相談のときには、睡眠のこと、夢のこともお聞きしたりもしますが、先日は仙台からのお客様は、毎晩夢を見て、しかもそれが「悪夢」だと言っていました。

夢の内容は、大体覚えているそうで、その晩は─彼女が軍隊にいて戦った夢─を見たそうです。

また同じ日に来店された東根のお客様は、高温期になると夢を毎晩見るそうです。

その方は、基礎体温も高めの体質なので、それらも含めて高温期の対策の漢方をお勧めしましたが、漢方相談においても「夢」を重要視しています。

無排卵だった方が、夢をよく見ていたので、「夢対策」の漢方を揃えて周期療法をお勧めしましたら、排卵するようになって昨年に出産されたり、しばし「夢」の話もお聞きしながら、不思議な感覚に襲われることもあります。「夢漢方」でしょうか。


ストレスや不安で夜に眠れなくなる。

主人の帰りが遅くいつも睡眠不足になる。


これらのときにも「卵は夜に育つ」ですから、夜の睡眠の質が良くなるような漢方薬をお勧めする機会が多くなります。

その晩は、午後10時に寝た私も午前4時頃に「悪夢」を見て、ハッと目が覚めました。

でも二度寝したので、「悪夢」もまた「夢」の彼方に溶けてしまい、二度と姿を現さないままでした。

みなさまは、秋の夜長にどんな「夢」を見ていますか?

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2008.10.01

不妊症周期療法について(3)

続きです。

女性の正常月経周期の陰陽転化


○卵胞期の特徴:陰長(陰血の増殖)

1・卵胞の発育

2・子宮内膜の増殖

3・おりものの増加


補腎養血(ほじんようけつ)。場合によって活血が必要。


養生法としては?

1)「卵胞は夜に育つ」

よく眠るように。

睡眠不足が不妊の人にはよく見受けられる。4~5時間の睡眠など。

2)ストレスはみんなにある。

肝鬱化火(かんうつかか)の状態

ストレスをほぐして、平常心に戻すこと。

妊娠は授かることで、求めることではない。

体を整えて、あとは待つことが大切。


○卵胞期末(排卵直前):重陰

1・おりもの+++

2・卵胞:20ミリ前後

3・子宮内膜:10ミリ

4・ホルモン検査:E,LHなど

陰盛転陽(排卵)


○排卵期:陰盛転陽

温陽活血または理気活血


○黄体期:陽気の増長期

特徴:陽気旺盛

温補腎陽または柔肝調和


○月経期:陽盛転陰

1・通経:温経活血、または理気活血

2・調経:定期、定量

3・末期:補腎養血(促進新生)


「中成薬の周期調節法」

陽虚の人は、補陽。

陰虚の人は、補陰。

体作りは長期的に考えていく。


腎陽虚

1・弁証:寒がり…

2・排卵が遅い

3・全体の体温が低い


腎陰虚

1・弁証:痩せている、熱がり…

2・排卵が早い

3・全体の体温が高い


補腎陽薬

参茸補血丸、双料参茸丸、海馬補腎丸、至宝三鞭丸


平性タイプ

海精宝、オリヂンP、参馬補腎丸


補腎陰薬

杞菊地黄丸、瀉火補腎丸、八仙丸、耳鳴丸


月経周期のトラブルには、調経をする。

生理痛、不正出血、周期長い、周期短い、排卵日出血、周期乱れ、黄体不全、PMSなど


以上です。

今後とも勉強していきたいです。

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<2008年9月28日 我が家の庭 「コルチカム」 今年も咲きました!>

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2008.09.30

不妊症周期療法について(2)~遅い夏休み~

昨日は、山形よりも北の地に住んでいる私の友人夫妻が6ヶ月の娘さんを連れて、お店のほうに遊びに来てくれました。

友人は30歳前後で若くて、しかもバリバリ現役の産婦人科医なので普通は接点は無さそうですが、趣味を同じにしていますので、数年前からよく会ったりしていました。

(薬剤師同士でも、同じ職種だから友人になるというの間違いでして、お互いの人間性や相性や趣味など、話が合うかどうかそれが友人になれるかどうかだと思います。)

遅い夏休みがとれたようで、1週間の休みは携帯で呼び出されることもなく、ゆっくりと山形で過ごして、福島に抜けて新潟の日本海側に抜けてから帰路に着くそうです。

「今日は今からどうするのですか?」と聞いたら、

早めにペンションに入って、奥さんと子供を置いてから、フルマラソンのためのトレーニングのために走りこむそうです。(笑)

凄いです。

専門は「がん」だそうですが、不妊のことに関していえば、習慣流産などの診察が気を使うと申していました。

不妊治療では、こだわりをもつ患者さんが多いこと、またクリニックによっても検査値の基準や治療方針が違うので、説明するのに苦慮しているそうです。

「がん」では、最近は若い人に子宮頸部がんが増えてきているとのことでした。

奥さんは相変わらず元気でそうで、赤ちゃんはとても笑顔が可愛くて、幸せを分けてもらった感じです。


その後、昨日の一日には、看護師さんのお客様たちが来店されたりして、「なんだか医療関係者の集まる薬局みたいだなあ」と思いながら、夜に村上春樹さんの「踊る小人」を読んで衝撃を受けていたら、ふと数年前にこれまた遅い夏休みで山形に来たお医者さん一家を思い出しました。

その当時、ご主人が山形の病院に勤務されていて奥さんが一生懸命、漢方薬を服用していました。

その後ご懐妊、ご出産。関東に転勤。

9月の遅い1週間の夏休みを利用されて、山形に遊びに来てときに立ち寄って頂きましたので、「遅い夏休みは山形の田舎でゆっくりと過ごすことも悪くないんだろうなあ」などと思いながら、夜の眠りにつきました。


不妊症周期療法について 」の続きを書こうと思っていたのですが、今日はこれで満足してしまいましたので、また明日に続きを書きたいです。

急に寒くなってきましたので、風邪など引かないように元気でお過ごししてください。

ではでは~。

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<2008年9月27日 神町をお昼休みに散歩中に撮影 「ざくろ」>

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2008.09.29

不妊症周期療法について

昨日、仙台で研修会に参加してきました。

スタッフから来月号のニュースレターの作成も頼まれたこともありまして、
早速文章を作成したので、ここに掲載させて頂きます。



10月のニュースレター

「不妊症周期療法について」


こんにちは!

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

早くも「天高く馬肥ゆる秋」になりました。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

夏の疲れも出やすい頃です。

風邪など引いて、体調を崩さぬように
元気に毎日をお過ごししてください。


さて、私は昨日の9月28日(日)に仙台市で
「不妊症中薬周期調節法」プレ専門講座の勉強会に出席してきました。

今年は、東京で5月に、大阪で8月に、そしてラストは
ここ「みちのく東北」は仙台での開催となった訳です。

今回のニュースレターの巻頭の挨拶は、この勉強会に出席した感想を
述べたいと思います。


「中薬周期療法とは」

月経期周期は月経期、卵胞期、排卵期、黄体期(高温期)の4つに分けられます。

周期療法とは各時期の生理と病理的な特徴によって、弁病・弁証論治で統合して、
中成薬を用いる方法です。


「中薬周期療法の由来」

1960年代、中国では「西医学中医、中医学西医」というブームの中で、
一部の婦人科の西医の医者たちから中薬で月経周期のリズムに合わせて、
月経を調整するという発想が生まれました。

それが「中薬の周期療法」の誕生でした。

1974年、得恩医師は江西省第三医院婦人科医たちの「中薬周期療法」の経験を
中国の医学雑≪新中医≫第六期に発表しました。

それからこの方法は中西医結合の成果として全国に広がりました。

南京江蘇省中医院の夏桂成教授は中薬周期療法を更に系統化して、
特徴のある理論を作り上げました。

1988年9月、叢法滋(そうほうじ)先生が来日、日本中医薬研究会で
「中薬周期療法」を紹介しました。

それから20年日本中医薬研究会でこの方法が広がり、現在に至っています。


という内容で、みっちりと午後1時から午後5時まで、
勉強会が開催されました。

おりしも東北新幹線が大宮の信号機の故障で大変な日にも関わらず、
前日から仙台入りしていた先生方のお陰で無事に開催されたことにも
感謝です。


私自身も、一番前の席でお馴染みの先生方の講演を聞きながら、
再度新鮮な気持ちで漢方相談をしていこうと思いました。


「子供はつくろう」とするのではなくて、
「健康な母体を作って、自然に授かるのを待つ」
「待つことが大切です」

「女性だけでなくて、男性も体調を整えます。
男女同治です」

など、印象的な言葉でした。


当店でもご懐妊された、ご出産されたなどの
嬉しい報告が多いですので、今後とも研鑽を積んでいきたいと思います。

周期療法は、自然妊娠、人工授精、体外受精のときにも
力を発揮しますので、何かお困りの時には、
遠慮なくお電話、メールなどしてください。

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