カテゴリー「タイミング療法」の記事

2008.07.30

昨日の漢方相談より…喪失感について

世間は夏休みなのでしょうか?

昨日など平日にも関わらず、漢方相談のお客様が多かったです。

体外受精が失敗に終わった方や、これから体外受精の採卵に向けて、一生懸命に通院している方、片方の卵巣機能だけで採卵しようとする方、明日からクロミッドをいよいよ服用始めるお客様など、いろいろなお話をお聞きしました。

なんとなくテーマを掲げると「喪失感」が背後にあるような気がします。

私自身も私生活で少々ショックなことがあり、「喪失感」を抱きながらお話を聞いていましたので─どうしたのでしょう─いつもよりも良い漢方相談が出来た実感があります。

不妊カウンセリングでは、結婚してからの「子供がいる家庭のイメージ」が失われている状態の心理状態などがよく議論に上がります。

不育症で流産を繰り返す場合も、相当なショックになりますので「喪失感」の克服が大切です。

妊娠を期待しているときに生理が来ることも「小さな流産」に等しいことですから、生理前にイライラしてくることも当然のことだと思います。

そのような中で、一生懸命に頑張っているお客様たちは立派だなあと思いながら、「喪失感」を抱きながらお話を聞かせてもらっていると、同じシンパシーが芽生えるのでしょうか、お客様がハンカチを出される場面もありました。


最近、高校時代から憧れだった村上春樹さんの「風の歌を聴け」を、
やっと読んだのです。

たまたま津軽半島で車のラジオを聞いていたときに、作家・小川洋子さんが語っていましたが「風の歌を聴け」は従来とは違ういわば「小説論を語るような小説」なのだそうです。

たとえば、今までの小説が「いかに自分が悲しいか」について様々に書き記したことを、「風の歌を聴け」では、「悲しいことは悲しいことで、それはいくら語ったって、悲しみは変わらないんだ。」という文章のスタイルが従来の小説と一線を画しているそうです。

そのラジオを聞いて、ちょうど太宰さんの「桜桃記」の季節だったけれども、私は山形に帰った後は、即座に「風の歌を聴け」を読み込んだのでした。

自殺した少女や指が1本足りない彼女など、さまざまに失われていくのですが、この小説は「生きる」「人生」「死」についても深く語っているそうです。

作家・小川洋子さんが語るには、以下の文章なども印象的だそうです。


「ねえ、私が死んでも100年もたてば、誰も私の存在なんか覚えていないわね」

「だろうね」と僕は言った。


この「だろうね」の一言で語った文章ですが、この会話には凄く意味が込められているのだそうです。

若くして村上春樹さんが、「生と死」を考えていたことを示唆していることが表れているとも語っていました。

「風の歌を聴け」に話のテーマが流れてしまいましたが、「喪失感」を感じながら漢方相談をすることも、ピアカウンセリングの基本になるかも?と思った次第です。

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2008.03.12

Gさんの思い出話

隣県よりお友達同士で仲良く、相談にお見えになった方がいます。

お友達のGさんから、「不妊の相談だったら、土屋薬局がいいよ」と言われたそうです。

お友達の方々は、それぞれお子様が一人いらっしゃいますが、
二人目がなかなか授かりません。


紹介者のGさんは当店の漢方を1ヶ月間服用で妊娠して、出産されたそうです。

今日は、その時のお話をしましょう。

平成18年7月8日のときのご相談です。

Gさんは、二人目不妊でお悩みでした。

4歳のお子さんがいらっしゃいます。

病院に通って、もう1年10ヶ月になります。


病院では、卵が無いと言われたそうです。

12歳で初潮で、それから生理は順調でした。

お子様は、11月で4歳になるそうです。

産んでから、1年後に生理が再開して、
半年間は月に1回生理が来ていましたが、50日周期でした。

クロミッドを服用してからは、3~4kgは太りました。

クロミッドで反応が悪いですが、多嚢胞性卵巣(PCOS)では無いそうです。

プロラクチンも正常です。


右の卵巣は、上に上がっているが、超音波では排卵が確認しています。

夜は11時に寝て、朝は7時に起きています。

今は、クロミッド2錠を服用しています。

寒がり、冷え性はありません。

毎月、排卵前後にお腹が痛くなります。


当店からは、2つの漢方薬をお勧めしました。


1)養血調経(ようけつちょうけい)

2)活血化淤(かっけつかお)で、気血水をすべて発散して、
体内の流れを良くするもの。


その後、1ヶ月ほどで「陽性反応が出た」というところまで
お聞きしていまして、その後、音信不通になっていました。

お友達たちの話によりますと、Gさんはその後出産されまして、
1歳になるそうです。

Gさんは、山形の短大を卒業したこともあって、
「わたし、山形が大好きなんです」という理由で(笑)、
わざわざ隣県からお子様と主人と家族3人で来店されたのでした。

Gさんは素直な方で、お子様は可愛くて、主人も良い人だったなあ、、
と過去の相談を思い出しつつ、Gさまご紹介のお友達2人の
ご相談にあたった昨日一日です。

今後は、お友達の方もそれぞれ、良い結果になって頂きたいと
願っています。

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<2008年3月12日 朱鷺草>

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2008.02.02

12月の当店の良いご報告

おはようございます。

薬剤師、国際中医専門員、不妊カウンセラーの土屋です。

昨年の12月のお客様から連絡があった
良い報告のレポートです。


<平成19年12月度>

12月17日…Kさま 妊娠6週目 犬のマスコット進呈

12月19日…Oさま 妊娠6週目 犬のマスコット進呈

12月21日…Mさま 妊娠5週目 犬のマスコット進呈

12月31日…Kさま 妊娠8週目 犬のマスコット進呈

12月31日…Sさま 出産のご報告 「アルバム進呈」


Sさまとの相談が思い出深いです。

<平成18年8月 初めての漢方相談>

Sさま 27歳。結婚して2年。

プロラクチン以外の数字は正常。

クロミッドでタイミング療法。


漢方では、プロラクチン対策に2種類をお勧めです。

○1ヵ月後の9月…お肌がきれいになった。

低温期から高温期への上がり方が良くなった。

中間期の不正出血対策に、もう一つの漢方お勧め。


○10月…通院はお休み

気になる症状は、排卵期の不正出血と下腹部痛

そこで、活血化淤(かっけつかお)の漢方の処方にシフト。

漢方は、キナコと一緒にお湯に溶かすと飲みやすいとのことでした。(笑)


○11月…プロラクチンの値は良かった。

19・5→10・3になった。

生理もきちんとなってきて、高校生のときに戻った感じ。


○12月…排卵痛が無かった。

誘発剤にもきちんと反応している。


○翌年平成19年1月…生理痛がなかった。血塊がなくなった。

排卵期の不正出血もなくなった。

スッキリと生理が出た。

さらに、活血化淤(かっけつかお)の漢方を追加。


○その後4月に妊娠。

12月に元気な男の子ご出産。



Kさまの妊娠は、生理不順、無排卵の相談です。


○平成19年11月に初相談

Kさま 30歳

平成18年度は、基礎体温からすると
1年間無排卵。

一緒に漢方相談に来た主人が、薬剤師 土屋が
奥様が昨年1年間無排卵だったことを
指摘すると「え~!」と絶句。(笑)

その後、平成19年度は、何もしないと60日周期で生理。

7月と8月、9月は、誘発剤の注射で30日周期。


漢方薬は、2種類をお勧め。


○12月

基礎体温は、低温期36・5度、高温期37度で高め。

基礎体温が高め」なので、その対策の漢方をお勧め。

暮れの12月31日に、めでたく妊娠の電話が入る。

このときの周期は、自然周期で60日周期から一転して、
39日目で排卵していましたので、漢方の効き目があったと分かります。

今日は、「平成18年度12月の嬉しいお話」でした。

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<2008年1月30日 「冬の若木山公園」>

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2007.09.11

健脾化痰(けんぴかたん)と排卵誘発剤

お客様の感想で、健脾化痰(けんぴかたん)の
胃腸を丈夫にする漢方を服用していたら、
下痢や便秘を繰り返すのが治って、
また同時にこれまであまりクロミッドに反応が無かったことが、
クロミッドのみでも反応することが2周期続いて驚いているという
レポートがありました。

やはりPCOSの痰湿(たんしつ)タイプの
水分の過剰老廃物があって、卵巣の皮が厚くなって排卵できないときには、
健脾化痰(けんぴかたん)で胃腸の大本(おおもと)から、
改善していく方法はいいのですね。


高プロラクチン血症もあって、4ヶ月に1度しか排卵しなくて、
苦労されていただけに、やはり体調に応じて、
その方に合ったものをお勧めすることが、結果的には、
理想的になっていくことを学習しました。


昨日は、SLEで頬の赤みがあってお化粧でごまかしていたお客様が、
養血調経の漢方を服用したら、頬の赤みが消えて驚きでした!
というレポートも拝見しています。

やはり「お肌のリズムは28日」で「生理のリズムも28日」ですから、
お肌のトラブルが解消していけば、生理のトラブルなどの解消にも、
今後の更なる良い結果にも期待できると思います。

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<2007年9月6日撮影 東根市観音寺からの眺め>

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<雲沸き立つ>

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<遠い夏の思い出の1ページに閉じ込めたい光景です>

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2007.02.02

コーヒーとアルコールと

おはようございます。

土屋です。

久しぶりに雪が降った山形です。


さて、最近は「便秘相談」が多く、3日間連続で
高齢者から中高年の男性のかたまで相談していました。

「ザ・便秘漢方」 「ザ・デトックス漢方」 (この言い方は、インチキくさいですね。^_^;)

を目指そうかなと、「便秘を治そうとする熱意」を聞かせて頂きながら、

そう思ったのでした。


さてさて、今日の本来の私が書きたい話は、「舌ベロの話」です。


昨日は、2人の対照的な舌ベロのお客さまが来店されました。


1人のかたの舌ベロは、最初のころの相談は
苔が少し多い感じでしたが、ご自身で舌ベロチェックをして頂きますと、

「舌の苔は少なく、亀裂があって、赤み」がある感じでした。


20代で若々しいかたなのですが、舌ベロ自体はイメージ的にいえば、

「茶飲み友達舌」です。


「茶飲み友達」の舌ということは、おじいちゃん、おばあちゃんに多い、

「お茶が飲みたくなるような」→のどが渇いたり、

お茶を飲んで口を潤したくなる舌のことです。


これは、「病院に行っても口内炎が治らない」「何軒廻っても同じだ」と

こぼすお客様にも多い舌ベロです。(難治性の口内炎でしょうか)


中医学的には、からだの体液不足の、つまりは「陰虚(いんきょ)」と呼ばれる

「証」でして、体が「サースティー」で乾いている状態です。


あと20代にもかかわらず、舌の色が「赤い」のは、

「熱(ねつ)」がこもっている状態です。


更年期障害に多い舌ベロです。


そのことを、「失礼ですが…あまり気にしないで下さいね…」

と言いながら、説明させて頂きました。


もう一度まとめると、

○舌が苔が少ない、亀裂がある→ 陰虚(いんきょ)

○舌が赤い→陰虚(いんきょ)


となります。


通常は、原因としましては、


1)ホルモン剤などの使いすぎで、基礎体温が上がってきて、

たとえば低温期36・5度以上、高温期37度以上となり、

寝汗も毎晩かくようになり、ベッドやパジャマが汗でビッショリになること。

2)お酒(日本酒、ウイスキーがとくに)、コーヒー、タバコの飲みすぎ 

→辛いものが体の津液(体液)を損傷するので、

体が乾いて「サースティー」の状態になりますので、

舌が赤くなり、苔が減ることとなります。


そのお話を説明させて頂きましたら、どうやら後者のようで、

「コーヒー」を1日6杯飲んでいるそうでした。


お酒とタバコはやりません。


ですので、「コーヒー」を止めてみて、

体を必要以上に乾かすことを止めましょう! というアドバイスになりました。


やはり、1日の水分をすべてコーヒーからにしてしまえば、

体調がおかしくなってくると思うのです。


「カフェインの利尿効果」がありますからね。


以前にテレビで元C○ガールズの青○典子さんが
「1日にコーヒー30杯」飲んでいるを見て、私も衝撃を受けたのですが、
逆流性食道炎の原因にもなりますし、やはりお医者さんたちも
「更年期に早くなりやすいですよ」と忠告していました。


また私は、プロレスが好きですが、

ビッグブーツの巨漢レスラーの高○さんは、

1日にコーヒー10杯以上毎日飲んでいて、

体が脱水状態になって、脳卒中になって数年間お休みしていました。


本人様は、「コーヒーの飲みすぎ」とのことに気がつかなかったらしいです。

入院先のお医者さんに指摘されて、気がついたらしいです。

「もっと早く教えてくれよ」と思ったそうです。

「あるある大辞典」のような、一方的にあれがいい、これがいいという、

マスコミの影響もあると思いますので、ある程度正しい医学知識があったほうが

自分の健康に役立つと思います。


ということで、今日は長くなりましたので、次回は「コーヒーとアルコールと」の

続編を書いていきます。

さようなら。


2月6日追記です。


その日に来店されたもう一人のお客様は、
ダイエットがしたいそうです。

30代前半でお子様が一人いらっしゃいます。


頑固な便秘があります。


ひどくなると「痔(ぢ)」になります。


出るときには出ますが、3日に1回の排便です。


肥満でお悩みで、立ち仕事です。

便秘が続くと体がだるくなってきます。


胃腸は弱くないですが、生理痛もひどくて
イブなどの鎮痛剤を飲むそうです。


冷え性はありません。


舌ベロチェックをしてもらうと、色は淡紅(たんこう)で、
苔は黄色くて厚めでした。


黄膩(おうじ)と呼ぶ舌です。


体に老廃物(ろうはいぶつ)が溜まっている舌ベロです。


便秘や肥満なども、その「老廃物」が原因になっていると考えますので、
体の中からサッパリしていくためには、お通じをスッキリする漢方などを
紹介して「食事の養生」も紹介しました。


今後に大いに期待しております。

以上で、追記を終わります。


体調に応じながら、津液(しんえき)の体液が少ないのならば補う、
また汚れが体に溜まっていたらスッキリさせるなどが大切だと思いました。

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2006.07.20

最近の勉強会より(卵巣予備能~活血化淤法)

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<2006年7月9日 「田園を流れる最上川」村山市 >


先週、7月11日にテレビ電話で
中医婦人科不妊症専門講座エクスパートコースの勉強会がありました。

そのときの勉強会の私のメモです。


1)寝坊は基礎体温が上がる。


2)卵胞期が短い→陰陽両虚(いんようりょうきょ)がある。


3)35歳→腎虚(じんきょ)が始まる。



「卵巣予備機能の低下」


1)FSHの基礎値:CD3日目

8mIU/ml以上


生理3日目に血液検査で、卵胞刺激ホルモンが8以上だと、
卵巣機能が衰えている可能性がある。

若い人は、4~7くらい。

15以上は、かなり厳しい。

25だと妊娠の可能性2%。


2)徐々に成熟卵胞数は減少、卵の質は低下。


3)35歳以上、卵巣手術の既往者、子宮内膜症、早期卵巣不全…

臨床上多い。


FSHは、卵巣予備能の目安になる。


FSHが高くなる原因は?


甲状腺機能低下、染色体異常、卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞、STD(性感染症)


康先生の参考案内


○月経期: 血府逐淤丸(けっぷちくおがん)、爽月宝(そうげつほう)


○卵胞期: 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、爽月宝(そうげつほう)、双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)


○黄体期: 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、爽月宝(そうげつほう)、双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)


補腎活血(ほじんかっけつ)がメイン。


○爽月宝など各種活血化淤の方剤は、高温期の処方で子宮内膜の活発化に良い。


○黄体期(高温期)の活血は、妊娠に役立つ。


○妊娠確認したら、爽月宝はお休み。



○原始卵胞から卵胞に発育するまで、時間がかかるので(3周期くらい)
漢方は「体づくり」が大切。


○活血薬(かっけつやく)は即効性がある。


○中医の活血薬は、各種あるので併用すれば効果的。
(病院の薬では、アスピリンくらいしかない)


○卵巣予備能の低下には、活血剤が使える。


○全周期に活血薬をたっぷりと使うと効き目が良い。
(妊娠しやすい)


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<2006年7月9日 「大淀の流れ 万緑に最上川」>

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2005.05.27

人工受精4回目での妊娠。ご主人も漢方を。

嬉しいお話です。

Yさんは、36歳です。

不妊治療中で、結婚1年目です。


今まで3周期は、タイミング療法をしていましたが、
4周期目からは人工授精で不妊治療をしていくことになりました。


人工授精にステップ・アップして、
今度は4回目の人工授精というところで、
漢方薬も併用して成功率を上げてみたいとのご相談でした。


Yさんは、子宮頚管粘液が少なくて、
子宮に精子が届きにくいとのことで、
クロミッドの副作用を減らしていきたいと希望を述べました。

クロミッドは排卵誘発剤ですが、
子宮頚管粘液などが減るという副作用もありますので、
当店ではその副作用の防止をしたいと相談を受ける機会も多いです。


そのほか、Y子さんは生理痛は初日や二日目は重いほうです。

生理痛で下半身がつらくなりますので、
たまにイブやナロン・エースなどを服用します。


初潮は、14歳で、生理は28~30日周期で7日間の生理です。

冷え性でとくに足が冷えやすいです。

食欲はあります。

お通じやお小水は正常です。


Y子さんには、周期療法でとくに、
◎卵胞期に「内膜と卵胞をつくる薬」で「卵づくり」を目標に、
滋陰養血をメインにしていくことにしました。


頸管粘液が誘発剤によって減ることを防止し、
また周期療法の滋陰養血で、
妊娠する確立が上がることが多い理由からです。

周期療法

◎生理期

「不要の内膜と血液を排出する薬」


◎卵胞期

「内膜と卵胞をつくる薬」


◎排卵期

「排卵を助け、卵子を子宮に運ぶ薬」


◎黄体期

「内膜をさらに増殖して、高温を維持して、内膜の中に新鮮な血液をたくさん集める薬」

Y子さんご夫妻は、ご主人様にも漢方を服用して頂きました。


ご主人様は、39歳です。

営業の仕事が忙しく、帰宅も遅いほうです。

ご主人様の精子は検査のたびにバラつきがあるが、
大体精子数は2000万くらいです。

ストレスでお腹にくることもあり、下痢もしやすいです。

夢もよく見ます。

お酒は、ビールを少々毎晩たしなんでいます。

ご主人様には「食用アリ製剤」をお勧めしました。


この場合は、アリといっても地べたをはっているアリではなくて、
木に住む種族のアリを使っています。

アリには亜鉛や豊富なミネラルと未知のありパワーがアリます。

イーパオは、そのほかハトムギ(ヨクイニン)や葛(クズ)などが配合され、
アルコールによる精子の弱りも改善する働きがありますし、
胃腸にもやさしいですから、お勧めしやすいです。

上記の服用方法で、ちょうど1ヵ月半後に、
めでたく人工授精4回目で妊娠されまして、
2週間後には心拍も確認されました。

Y子さんがおっしゃるには、
今回過去に3回失敗したときと違って成功して妊娠した要因として、
ご主人の精子が2500万まで数が増えて、
お腹には1700万を戻せて、精子も1.3mlから2・8mlになったこと。

また子宮内膜なども、8・4ミリだったのが、
9・8ミリくらいに増えたのが良かったのではないかとのことでした。

実質に漢方を服用されまして、
1ヶ月間くらいの経過で著効となりましたので、
私たちも嬉しく思っているところです。


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2005年5月22日撮影 場所:上山あたり

東京で「中医糖尿専門講座」を受講しているのですが、
そのときの山形新幹線「つばさ」の車窓からの一枚です。

私は普段は果樹園を眺めることが多いですので、
田んぼを見ると新鮮な感動を味わいます。

水もはられて初夏の気分。

芭蕉でいえば、そろそろ須賀川に曽良と一緒に到着して、
「風流の初や奥の田植えうた」を歌った時期になりつつあります。

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2005.01.29

タイミング療法と漢方薬

おはようございます。土屋です。

今週は忙しくて、なかなか更新できませんでした。


先週の休みの日に、福島県は会津地方の喜多方でとある「酒造」を3件取材しましたので、
その内容を本編の漢方コラムにアップしたいと思っています。


漢方コラムでは、「起承転結」となっていまして、
ちょうど「転」のところが生薬の漢方学的な解説となり、
感動のエンディングに走っていくという「形式」を重視しています。


ですから、いつでも書ける気楽なコラムではなくて、
その漢方的なものに出会ったときに構想を練ることになります。

さてさて、その次に新作の内容はいかに。。


このココログ版では「漢方コラム」のための習作として作成していく予定ですので
お楽しみにしてください。


………


さて、今日のテーマは「タイミング療法と漢方薬」です


「当帰を主成分とした漢方薬の薬理作用」としましては、

1:増血作用
2:女性ホルモン調節作用
3:卵巣機能改善・卵胞発育促進内容
4:子宮内膜改善作用
5:鎮痛作用
6:微小循環促進作用

があります。


「性腺軸に対する当帰を主成分とした漢方薬の影響」は、


1:卵胞刺激ホルモン分泌↑(卵胞発育促進)

2:黄体化ホルモン分泌↑(排卵促進)

3:黄体ホルモン分泌↑(流産防止)

4:子宮内膜の増殖・分泌↑


(性腺軸:「視床下部─下垂体─卵巣」を軸とした生殖機能をつかさどる仕組み。)

です。


………


土屋薬局 中国漢方通信のホームページから引用します。


「不妊漢方・排卵誘発剤(クロミッドなど)と漢方薬の併用について」


お客様からのお問い合わせ

>新年も始まり、治療を今日、再開しました。そして、周期5目からクロミッド
を5日間服用する事になりました。漢方と一緒に飲用しても大丈夫ですか? 
そして、クロミッドの副作用はあるのですか?

タイミング療法をされているのですね。

クロミッドは、排卵誘発剤(卵胞発育促進剤)です。

クロミッドの副作用は、

①子宮頚管の粘液量の低下
②子宮内膜の増殖の抑制

この2点の副作用がございます。

排卵率は上がりますが、
妊娠率は下がります。

AIH(人工授精)や体外受精など、
子宮頚管を精子が通らないときは、
この限りではありませんが、
一般的には、上記で示したことは
認識しておくとよいです。

周期療法は、クロミッドの副作用である、
頸管粘液量の低下と子宮内膜増殖抑制を
緩和するという役割も期待できます。

とくに当帰を主成分とした漢方薬には、
子宮内膜の増殖を促進するという
薬理作用が実証されているために、
ぜひ併用したいところです。

日中補血シンポジウムに参加して」も参考にしてください。


また頸管粘液の低下に関しましては、
やはり周期療法を行いますと、
排卵期のおりものの量、質の改善がみられます。

頸管粘液量の改善には、中医師の先生によれば
麦芽を炒ったものが有効との報告があります。(以下省略)」


………


最近の当店のお客様のご報告では、

「5回目のクロミッドでのタイミング療法を行っているが、
子宮内膜の状態は良いし、排卵もスムーズで嬉しい。

デュファストンも併用していて、周期療法を服用していると
妊娠する確立が上がっていることが分かり、とても嬉しい」とのコメントなども頂いております。


参考になりましたら幸いです。

次号の予告です。

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1月16日撮影 場所:喜多方 「大和川酒造 北方風土館」

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