カテゴリー「月経周期が短いこと」の記事

2008.06.25

漢方相談2週間後…始球式の漢方は

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

最近の山形は、さくらんぼの収穫で忙しい季節で農繁期ですので、
わりと日中に時間に余裕を持てるようになってきました。

このブログ「ココログ版 土屋薬局」のアクセス解析を見てみたところ、
意外や意外、「携帯からのアクセス」が多かったのです。

都会の人は、電車通勤の時間などで、
お読みくださっているのでしょうか?

私も自分の携帯で、この「ココログ版」にアクセスしましたが、
けっこう読みやすいですね。

ニフティのほうでは、携帯の画面には画像を映らないようにしているので、
パケット代を心配する必要がありませんし、文字だけのテキストなので、
さくさくと読めることができます。

携帯サイト訪問者数÷1日トータル訪問者(携帯サイト訪問者+PCサイト訪問者)
=32%でした。

時代は変化していることに、やっと昨日に気がつきまして、
今後は、より携帯からアクセスしてくださる方に優しい文章を心がけたいと思います。

さて、本題です。


以前、「ルナルナ女性の医学」平成20年6月4日で紹介したお客様がいました。

1)蕁麻疹 2)生理周期が短い 3)ストレス(生理前のイライラ) の
3つを目標にして、漢方をお勧めしたお客様でした。

そのコラムの文章を再度掲載しますね。


もう一人のお客様も、ストレス過剰でした。

舌の尖が、真っ赤でした。

これも心熱(しんねつ)といって、ストレス過剰タイプです。

中医学的には、心肝火旺(しんかんかおう)といっても良い感じです。


その方の漢方的弁証は、

舌の尖が赤い、苔は薄白(はくはく)

1)蕁麻疹の原因

2)生理の周期が25~26日と早いのは、心熱が原因。

3)生理前のイライラも、心熱が原因。


と病機を考えました。


蕁麻疹と生理の状態の両面を睨んだ処方をお勧めしました。

偶然かもしれませんが、2人のお客様の処方は、
まったく同じ処方で、「ストレス漢方」にしておきました。

マイルドで王道を行く処方です。

お二人ともまた2週間後に来店してもらいます。

言い訳ではないですが、まず漢方を飲まないと分からないので、
漢方相談の初回は、「ピッチャー第一球を投げました!」の
始球式のようなものですから、まず服用してみて、体調を相談してください。
とお伝えしています。

昨日の6月24日に2回目の来店。

開口一番に「妊娠しました、6週目です。偶然かもしれませんが、主人と共に驚いています」と言われました。

結婚8年目のお客様ですから、本当におめでたいことです。


舌ベロを見せてもらいましたら、舌の尖の赤みは、
スーッと見事に消えていまして、初回よりも健康な状態の舌ベロでした。

漢方の効き目あり!です。


さらにお客様の話は続きます。


「生理の周期が短いことを改善する漢方だったので、今回は、なかなか生理が来ないで、あ、もう効き目があって、生理の周期が長くなったんだ。と思っていたんです。そうしましたら、生理がなかなか来なくて、心配していたら、妊娠していました。」


排卵日が12~13日目くらいで、30歳とまだお若いのに、26日周期と短めでしたので、「生理周期の改善」も提案していたのです。


蕁麻疹の痒みはまだあるそうで、病院の薬は服用できませんから、
漢方は引き続き継続しての服用をお勧めしました。


「ピッチャー第一球投げました!」の始球式のような、漢方処方が、
効果があったことの報告でした。

案外、効き目が早くて、2週間くらいで結果がでることも、しばし体験することです。

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<2008年6月22日 青森市 合浦(がっぽ)公園 「初夏の桜並木・本日快晴」>

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2008.06.04

ルナルナ女性の医学

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

不妊カウンセリング学会、不妊カウンセラー、体外受精コーディネーター養成講座のために、先週の木曜日の夕方から東京に旅立って、月曜日の朝に帰ってきましたので、仕事が溜まっていまして、多くのかたにご迷惑、そしてお待たせをしています。

さて、そんな中、昨日の夕方には立て続けに3人のお客様が来店されました。

やはり農繁期なのでしょうか、日中は暇なのですが、
夕方から忙しくなってきます。

1人は、私の父の相談で、2人の新規のお客様は、
私との相談でした。

私の相談でいえば、ストレスが強く見受けられました。

1人のお客様は、派遣社員で職場のストレスが大変だと
こぼしていました。

舌の尖が真っ赤で、心熱(しんねつ)といって、
これはストレス過剰タイプです。


基礎体温表は携帯電話に記録されていました。

案外、見やすいんですね。これが。

話を聞くと「ルナルナの女性医学」に月額105円を支払うと、
メールで排卵日などを教えてくれるそうです。


「あ、これは便利ですね」と思わず納得してしまいました。(笑)

やはり時代は進化していますね。


生活習慣では、コーヒーやタバコなどを止めてもらうことを約束しました。


もう一人のお客様も、ストレス過剰でした。

舌の尖が、真っ赤でした。

これも心熱(しんねつ)といって、ストレス過剰タイプです。

中医学的には、心肝火旺(しんかんかおう)といっても良い感じです。


その方の漢方的弁証は、

舌の尖が赤い、苔は薄白(はくはく)

1)蕁麻疹の原因

2)生理の周期が25~26日と早いのは、心熱が原因。

3)生理前のイライラも、心熱が原因。


と病機を考えました。


蕁麻疹と生理の状態の両面を睨んだ処方をお勧めしました。

偶然かもしれませんが、2人のお客様の処方は、
まったく同じ処方で、「ストレス漢方」にしておきました。

マイルドで王道を行く処方です。

お二人ともまた2週間後に来店してもらいます。

言い訳ではないですが、まず漢方を飲まないと分からないので、
漢方相談の初回は、「ピッチャー第一球を投げました!」の
始球式のようなものですから、まず服用してみて、体調を相談してください。
とお伝えしています。

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2008.05.20

基礎体温が低めのかた(黄体機能不全)のご懐妊と生理周期24日~25日の改善のお話

こんにちわ、薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

雨降りの日本列島、山形も雨がしっとりと降っています。

寒暖の差は風邪を引きやすいのですので、
お気をつけてください。


さて、今日は嬉しい話を2つ紹介します。

一つは、黄体機能不全で基礎体温が低めで、ご懐妊されたお客様の話。

もう一つは、40代のかたで不妊相談ではありませんが、
体調不良を漢方で改善していて、ここ数年生理の周期が24日だったのに、
「28日周期」と漢方服用3週間で劇的に良くなっている話の2つです。


1)黄体機能不全で基礎体温が低めで、ご懐妊されたお客様の話。

28歳の地元のお客様です。

黄体機能不全です。

基礎体温は、低温期は36度を割ることもあり、
高温期は36・5度前後で、36・7度まで上がりません。

めまい(立ちくらみ)。夢が多いです。

手足が冷えます。

平成19年9月から相談していました。

ちょうど山形の秋冬の寒い季節もあって、
寒がり冷え性の漢方相談も兼ねていました。

方針としましては、


○養血調経(ようけつちょうけい)

○補腎(ほじん)

○冷え性を緩和して、基礎体温を上げる生薬2種類

をお勧めしていました。


今年の2月22日の子宮内膜ポリープ切除後、
体の冷えも治まってきて、体調も順調だったところ、
めでたく授かりになられました。

おめでとうございます!


漢方の方針は、最初から最後まで首尾一貫して
処方は変更せずにお勧めしていたことも、良かったのではと思います。

家族一同で感謝されているとのことで、嬉しい限りです。


今日の2つめのお話です。


2)

40代のお客様です。

以前に子宮内膜症があり、左の卵巣の手術をされましたが、
3人のお子様に恵まれました。

医療に携わる仕事ですので、医療知識は豊富にあります。


冷え性。プロラクチンが高いのでカバサールを服用2年間。

貧血気味。当帰芍薬散は1年以上服用したが、効き目が無かった。

便秘気味なので、カマやラックビーをたまに服用する。

肩こり、目の疲れ。昨年から風邪を引いたり、体調が悪いことが続く。

インフルエンザにもなった。食欲ある。膝から下がだるい。

生理に周期24~25日。


○4月28日

2つの漢方薬。

最高に効き目の良い服用用法を教えました。


○5月9日

顔色が良くなって、肌のカサカサが無くなりました。

足先は冷たいが、体全身は温かくなってきた。

生理前だけど、むくみやお腹の張りはありません。

通じは良くなった。(生理前なのに通じが良い)


舌ベロは、初回よりもだいぶ良くなって、赤みがでてきた。


○5月20日

足の冷えが良くなってきた。

ここ数日間寒いのに、気候に体が負けずに、冷え性が楽です。

今回の5月に生理は、前回のように異常に多いことが治った。良くなっている。

生理の周期が24~25日だったのが、今回28日周期になって
とても喜んでいる。

ここ数年、ずっと生理の周期が短かった。

生理前のむくみも軽くなって、通じも良くなった。


舌ベロは、健康的な色になってきている。

とのことで、3週間の漢方の服用で、著効です。

本人共々、私も嬉しいです。

投資した分だけ、リターンのある漢方はやはりいいですね。

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<2008年5月16日 若木山から眺めた月山展望>

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2008.01.24

新年の漢方相談会その後

猛吹雪の中、昼休みの食後の散歩に出掛けて、
凍えるような体で仕事に戻りましたら、電話が鳴りました。

1月4日に相談された方からです。

「妊娠しました!」と喜びのお電話で、声がとても弾んでいました。

関東から、わざわざ夫婦で来店されましたので、
本当に「びっくり」の話で、良かったなあと思っています。


結婚4年目のかたで、ヒューナーテストが50以上で、とても良好な数字。

「人工授精をしても仕方が無い、意味が無い」と
クリニックの先生に言われていました。

「今年は、しばらく漢方で頑張って、駄目なら、体外受精をするつもりです」と
お話されていましたから、ご懐妊されて本当に良かったです。

以前の転勤先を始め、いろいろなクリニックに通われて、
今も遠方のところに通院されています。

今までは、クロミッドでタイミング療法をしていました。


私の薬暦簿に書いたポイントは、

1)周期が短め 20~24日(通常は28日周期)

2)基礎体温が低め(高温期が36・7度にいかない)

でした。


初潮の頃から、周期が短いそうです。

全身が寒がり。暑いとイライラする。

生理の3日前に胸が張る。

外食の油っぽいもので、下痢をしやすい。

お腹が冷たい感じ。


漢方を服用後の感想は、今日の弾んだお電話ですと、


1)下痢をしていたのが、下痢が治った。

2)冷え性がとれて、お腹が温かくなった。

3)基礎体温も少し上がった。

4)排卵日が1月1~2日だったので、ちょうど漢方薬が
着床を促進したのだろう。

5)体外受精しかないと言われていたのに、とても嬉しい。

半信半疑だった主人もビックリ。(笑)


だそうでした。

男性の理論的な人でしたから、説明に苦労したのですが、

「漢方で15日間の高温期でも妊娠した人が過去に数人います!」と
断言したことが、まさに「正夢」になった話でした。

今後は、引き続き「油断大敵」にならないように、
「安胎(あんたい)法」をお勧めしています。

今日は、正月明けの新年の漢方相談会の良き結果の報告でした。

関東からのお客様は、後日談になりますが、
「土屋薬局になにか心が惹かれるもの」があったそうです。

「山形に来た甲斐がありましたね」とお客様も私も喜んでいるところです。

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<2008年1月19日 石崎山と1本の道>

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2008.01.10

睡眠のススメ

基礎体温が高めのかたの相談をしています。

タイミング、人工授精を経て、体外受精となり、
今は漢方での「健康な母体づくり」をお勧めしています。


前回の漢方処方が功を奏したか、
高温期は37度を割り、少し下がってきて喜んでいたのですが、
今周期は 排卵日が11日目と今までになく、早めのようです。


「卵は夜に育つ」で、睡眠不足では、卵の育ちが悪くなる可能性があります。

ちょうど、クリスマスイブ、クリスマス、年末年始、お正月と、
目白押しの季節を過ぎての基礎体温ですから、
「睡眠不足であったであろう」と推測するには訳がないのです。


この状態で体外受精にチャレンジするよりは、
生活習慣も含めまして、もう少し基礎体温を良くして
体調を整えたほうが良いと説明しました。

コーヒーは1日5杯くらい服用しているそうですから、
カフェインも体にあまり良くありませんので、
控えたほうが基礎体温高めの対策にいいですし、
とにかく「睡眠が大切」だと感じました。


最近は、夢も多いそうです。

得てして、私の漢方相談では、「夢相談」になることもあり、
夢が多いということは、夜に眠れていないとか、
ストレスが溜まりやすいと推測されます。


案の定、舌の尖(さき)には、赤みが強くなっていて
「心熱(しんねつ)」と呼ばれる状態が見受けられました。

きっと睡眠不足や夢が多いことも、今回の生理の周期が早めになっていることに
関連しているはずです。


最近は、24時ごろに寝ているそうですが、思わず
「お願いですから、もっと早めに寝ましょう!」と言ってしまいました。(苦笑)

「山形のかたは、けっこう早めで22時ごろに寝ている人が多いですよ」
と伝えましたら、驚かれましたが、風邪のせいもあり、
昨日は21時半、一昨日は20時半に寝た「ロング・スリーパー」になっている私は、
自分のことも話そうと思いましたが、急に恥ずかしくなって止めてしまいました。


「卵は夜に育つ」ということで、今回は「睡眠のススメ」の話でした。

そういえば、今日は夢を見たのです。

高校時代に戻って、剣道部の夢でした。

退部していて居づらくなった状況なのに、夏の合宿に、
今は教員となった友人のM君に無理やりに誘われるというまさに
「ナイトメア(悪夢)」のような状況でして、
はっと目が覚めました。

なんで今でも高校時代の部活の夢を見るのだろう。

さて皆様は、どのような夢を見ているでしょうか?

「睡眠のススメ」終わり。

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2007.05.02

中医婦人科・不妊症専門講座・テレビお茶の間講座第三回

おはようございます。

土屋です。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

山形県は、今は新庄市が桜が満開だそうです。


さて連休の合間の昨日の5月1日に、テレビ電話で中医婦人科不妊症専門講座の
討論会がありましたので、連休ボケで忘れないうちにアップしていきます。


症例発表を皆で検討しました。



35歳の女性のかた。

結婚7年目。避妊3年間。


27~28日周期。


寒がり、冷え症。生理前に胸が張りやすい。

肩こりなど。


主人→36歳。

ガッチリ型。

肥満気味。


睡眠時間が少ない。5~6時間。


私の意見。


○夫婦生活が少ないと思います。

月に2回の夫婦生活でタイミング(排卵日)だけの性交では、
妊娠しにくいと思います。


もっと夫婦生活をやらなくてはいけないと思います。
(楽しんで)


ご主人様は、体重が重いので、大体私の身長に近くて、
その100キロに近い体重ですと、きっと
仕事からの帰りが遅くて、夕飯がかなり遅くて、
そのうえに飲酒して寝ているのではないでしゅうか?

私はそう思います。

ダイエットの必要がありますし、食事や飲酒習慣、
運動習慣なども見直す必要があります。


あとは、ご主人様の精子数の問題があると思います。

精子数で、病院の治療も変わりますので、
きちんと病院に行って検査する必要があると思います。


夜も二人で早く寝て、睡眠を十分にとる必要があることでしょう。


私が相談しているお客さまたちと共通することが多い相談だと思います。



さて、私の10数年以上にも及ぶ師匠の解説です。


1)不妊の原因、本例の問題点?

本例に対しての予測は?


2)検査と治療の方向性


3)弁証(べんしょう)と用薬の問題



本例の問題点


1:年齢、体質

結婚7年で妊娠しない。

2:卵巣機能低下?

3:不妊期間が長い、不妊原因?

4:LH>FSH ?

更なる検査が必要。


本例:夫の問題点


1:精子数が少ない?

2:性欲低下(性交回数が少ない)
   ↓

肥満は男性ホルモンの低下

体脂肪は女性ホルモンに変わる。

体重が減ったら性欲が戻る、

月に1~2回のタイミングだけでは駄目。



乏精子症について


1)運動精子:500~1000万以下/ml

          ↓

        人工授精(AIH)


2)運動精子:100~500万/ml

          ↓

         体外受精(IVF-ET)


3)運動精子:100万以下/ml

          ↓   

         顕微授精(ICSI)



本例の陰陽弁証


1:症状(弁証)、陽虚、淤血


2:排卵日 ?日目


排卵が長い(遅い)→陰虚

排卵が早い→陽虚


3:全体基礎体温の高さ


35歳は、だいぶ卵巣機能が低下する。



○腎陰虚(じんいんきょ)

1:弁証:痩せ、熱がり。

2:排卵が早い

3:全体の体温が高い

○腎陽虚(じんようきょ)


1:弁証、寒がり

2:排卵が遅い

3:全体の体温が低い



○補腎薬(ほじんやく)の使い分け


参茸補血丸→
オリジンP →   温性    性腺軸(+)  補陽薬(陰陽相補薬)
双料参茸丸→

                             ↓
                            
                            排卵が遅いタイプ

杞菊地黄丸→ 
            涼性    性腺軸(-)  補陰薬(補陰+清熱)
瀉火補腎丸→


                              ↓

                            排卵が早いタイプ


排卵が遅い、性欲低下に


涼性を使うと、性腺が抑えられてしまう。


○不妊症の人は陽虚が多い。


☆補陽薬は、性腺軸にアクセル。

☆補陰薬は、性腺軸にブレーキ。


○漢方の処方は、方向性を一つに決めることが大切。


○患者さんは、陰虚(いんきょ)もあるし、陽虚(ようきょ)もあるし、
陰陽両虚(いんようりょうきょ)もある。 複雑。



不妊期間4年は、軽くてみてはいけない。


卵巣機能低下→FSHはどのくらい?


○患者さんのベストの治療を一緒に考える。
  
   ↓

  薬局相談の一つのサービス


☆睡眠時間 7時間以上


「卵胞は夜に育つ」

「漢方飲むなら、睡眠が重要」

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<2007年4月22日撮影 福島県奥会津 「田子倉湖」>


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2006.06.19

包先生に聞いたこと

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おはようございます。

土屋です。

昨日は東京での勉強会「淤血(おけつ)と微小循環」に参加してきて、
今日もまた朝から業務に戻っております。

私は、早めに出席したので、包海燕先生というやさしくて親切な中医師の先生に
特別にマンツーマンで不妊症について情報を聞いてきましたので、
忘れないうちにここにまとめます。


包先生に聞いたこと。


1)山査子や神曲、麦芽が配合されたもの(晶三仙 しょうさんせん)


→PRL(乳汁分泌ホルモン、プロラクチン)対策になる。

2~3回流産されたかたにも良い。


養血調経の漢方にも、併用すると効果的。


妊娠が分かった時点で、胸が張る、乳も出るような場合には、
潜在性かもしれないので「山査子や神曲、麦芽が配合されたもの」が使える。

習慣流産の対策に!


炒麦芽(いりばくが)の代用可で、
基礎体温のギザギザにもいい。


脾気虚(ひききょ)の胃腸が弱いタイプの皮膚病やアトピーのかたに、

またダイエットや更年期、生活習慣病にも応用できる。


「山査子や神曲、麦芽が配合されたもの」としては、
代表方剤としては「晶三仙(しょうさんせん)」があります。


2)黄耆(おうぎ)と白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)が配合されたもの

冷えがあれば、不妊にも良い。

防風などは流産予防になる。

免疫性の習慣流産対策にも。


「黄耆(おうぎ)と白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)が配合されたもの」
の代表方剤には、衛益顆粒(えいえきかりゅう)があります。

3)BBT高めの対策法


杞菊地黄丸、瀉火補腎丸、竜胆瀉肝湯、黄連解毒湯など応用可。


ストレスタイプ→天王補心丹、酸棗仁湯錠など。


活血剤も必要。

婦宝当帰膠冠元顆粒、血府逐淤丸、水蛭製剤など。


4)ロゼア

気分を高める、うつ気味対策。


5)周期が短め対策

A:気虚(ききょ)タイプ→冷え性、卵胞の育ちが悪い。

B:血熱(けつねつ)または陰虚虚熱(いんきょきょねつ)

→実熱(じつねつ)か虚熱(きょねつ)を分けて考える。


この2つが大きな方針で、あとは各自「弁証論治(べんしょうろんち)」のうえ
方剤を決定する。

たとえますと、A「気虚タイプ」は、「冷え冷えで周期が短い」タイプです。

B「熱(ねつ)」タイプは、子宮内膜や卵が「サウナ状態」で
熱が篭って熱いので「周期が短い」のですね。


6)爽月宝(そうげつほう)

からだの汚濁、淤血を解消する「掃除機」のようなもの。

卵巣の腫れなど。


以上です。


今日の内容も、ほとんど私のメモ代わりとなっています。

詳しくはご相談して下さい。

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2006.06.15

6月の中医不妊症専門講座より

おはようございます。

土屋です。

今週の火曜日の夜に、テレビ電話での勉強会がありました。

東京と山形や長崎、静岡など全国を結んで、
双方向性の勉強会です。

お店にいながらにして勉強できますので、良い時代になったものです。

さて、私たち「百合チーム」の勉強会の今回の進行役は
友人のK先生の番でした。

テューターは、陳志清先生です。

今日は、その時の勉強会の私のメモの整頓です。


A子さんの症例


1)プロラクチン↑なのに、排卵が早いのは何故か?

2)基礎体温は、高温期で37度を越え、低温期も36・5度台で、上半身は火照るのに、下半身は冷えるのは何故か?

これがその日のメインテーマです。


A子さんは結婚3年目で、テルロン0・5錠とクロミッドを服用しています。

生理の周期は、24-27日です。

(生理の周期も24日だと短いので、改善したほうがいいですね)


自覚症状は、

寒がり、冷え性、不眠不安、眠りが浅く多夢、生理前に乳房が張る、生理前に頭痛、めまい。ストレスが多く、仕事が忙しい。



プロラクチンは高すぎると排卵を抑制する。


高プロラクチン血症の中医学的な考察。


1)気鬱(きうつ)

このタイプは排卵が遅れることが多い。

つまり月経周期が長めになりやすい。


2)肝火(かんか)

気鬱が長期化すると、気が鬱滞して「熱」になる。

「肝火タイプ」は、排卵が早まりやすい。

ベースの体質的には、血虚(けっきょ)があると肝欝化火(かんうつかか)になりやすい。


化火(かか)を抑制すれば、プロラクチンが下がる。

化火(肝火)の治療はプロラクチンの治療になる。


☆月経周期が短いこと

1)卵胞の発育↓

2)子宮内膜↓


☆月経のこと

血塊(けっかい)

1)大きい血塊→淤血(おけつ)

2)小さい血塊→気滞(きたい)


☆生理の量が少ないときには、血塊は大きくない。


☆基礎体温が高いこと

1)陰虚(いんきょ)

2)湿熱(しつねつ)(著者注:血熱(けつねつ)もあります)


☆手足が冷たいのに、のぼせる。クラクラする。

→これらは肝欝気滞(かんうつきたい)


寒がり=陽虚(ようきょ)ではない。

血虚(けっきょ)や気滞(きたい)もある。


血虚の冷え性はたとえて言うと、「暖房の温水が足りない」こと。


このA子さんの基礎体温から分かること。

1)生理期は、排泄不暢(はせつふよう)

2)排卵障害

3)BBTが高いこと→陰虚鬱熱(いんきょうつねつ)


体外受精のときの点鼻→内因性のFSH、LHを抑える。

その後、外因性のHMGの効き目が良くなる。

ロングプロトコール(ロング法)



その日の講義のまとめ


1)気血不足(きけつぶそく)の体質のうえに、ストレスによる肝欝化火(かんうつかか)があった。

ホルモン療法による陰虚火旺(いんきょかおう)が最大のポイント。


2)治療は、補気養血(ほきようけつ)をベースに、疏(清)肝寧心(そかんねいしん)、滋陰降火(じいんこうか)が必要。

月経期は、活血調経(かっけつちょうけい)


3)排卵が早い人は、卵胞期の活血(かっけつ)に気をつける。


4)瀉火補腎丸、加味逍遥散、柴胡加竜骨牡蠣湯、炒麦芽など適用。

帰脾湯は平性。

瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)の知母や黄柏は、心熱(しんねつ)をとっていく。


炒麦芽は周期が長い人に良い。

周期が短い人には、清火(せいか)+炒麦芽


5)その他

夫婦同時服薬、カウンセリング、生活習慣の見直しも必要。睡眠時間、仕事の調整など。



私の意見のまとめ


1)周期が24.25日だと妊娠が難しいので、周期が延長になるように考えていく。

2)基礎体温が高めだと、子宮内膜が熱いので、卵が「サウナ状態」もしくは「半熟卵?」になるので、基礎体温はできるだけ下がるような方向性で漢方を検討する。

3)顔色や唇の色を良くするなど、「美人になる」漢方を。

お肌の色艶が良くなることも重要です。

4)夜の睡眠も大切なので、夢を減らしてグッスリと眠れるように、安神薬が周期の改善とともに必要だと思います。

5)夫婦の足並みを揃えることも大切。


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<6月13日に草津に泊まりました。高砂館の近くにあるお地蔵さん。高砂館に泊まったのですが、地蔵の湯は強酸性なのに肌にまとわりつくやさしい感じで感激しました。私は草津が大好きです>


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<湯畑から上がっていくと神社があり、そこにも やさしい顔のお地蔵さんがいました>


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<「菊に眠り地蔵」 このお地蔵さんの顔が好きです>

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2005.12.06

月経周期が短いことへの漢方対策(2)と高温期の下り物

月経周期が短いことへの漢方対策」を11月15日に作成しましたが、
今日はその続編にあたります。


先日の漢方勉強会での内容です。

これは自宅にながら、ギンガネットで回線を結んで、
お互いにテレビ電話で日本中を結んで勉強できるという
「最新型漢方勉強会」なのです。


やっていることは、「中国4千年の歴史」の漢方ですが、
利用する機材は「最新型IT」です。

なかなか、凄いシステムでして、
わざわざ東京にまる1~2日の時間と経費をつぶして、
しかも体も疲労困憊にならずにすむ良い勉強会です。

以前に東京の勉強会であった四国の先生は、
飛行機で羽田に降りて、それから東京駅近辺まで電車で
移動されているそうで、「1回東京に来ると、1週間は疲れがとれない」と
言っていました。

ですから、今後ともIT技術の会議とか勉強会の頻度は
増えてくるものと思います。

さてさて。



29歳の女性のかたです。

H子さんという名前にします。


初潮が12歳で、今現在の周期が24~28日周期です。

漢方相談をする前には、24~25日周期が続いていたのですが、
S先生のお店で漢方相談をしてからは、
周期が28日周期になっています。


体型はやや痩せ気味で、すらりとした体型です。

血圧は低めで、ご本人様は自然妊娠を希望しています。

病院での検査はとくに問題ありません。

排卵誘発剤などの薬も服用していません。


基礎体温は、ギザギザが強く目立つ「波動型」のようです。

(「周期療法の基礎体温の読み方」も参考にしてみてくださいね)


各先生方のご意見を紹介します。

O先生

H子さんは、肝欝脾虚(かんうつひきょ)、陰虚(いんきょ)だと思います。

ですから、周期が短めになっているのだと思います。

補うことが大切です。

帰脾錠などが良いのではないか?

(注釈:「肝欝脾虚(かんうつひきょ)」とは、ストレスで胃腸が弱いこと)


K先生

卵胞期に補腎活血(ほじんかっけつ)をしてはどうか?

あとは、O先生とほぼ同意見です。

(注釈:「補腎」とは、精力をつけて「卵巣年齢」を若くすること。
活血(かっけつ)は、血行を良くすること)


K先生

気血(きけつ)が不足しているのではないか?

月経周期が短いことは、陰虚(いんきょ)傾向か?

卵胞期は、滋陰(じいん)したほうがいいでしょう。

このH子さんは、腹部の痛みや頭痛など全身の痛みなどを
よく訴えられています。

肝欝気滞(かんうつきたい)が、腹部の痛みにつながり、
気滞血淤(きたいけつお)は、全身のあちこちの痛みにつながっているかも。


(注釈:「陰虚(いんきょ)」とは体の大切な精微物質が足りないこと。必要な栄養が足りないので、卵胞が未成熟のまま排卵するのではないか?ということです。痛みに関しては「通じざればすなわち痛む」ですから、気が詰まってくると、同時に血管も縮小して、淤血(おけつ)という血行不良になりやすく、組織に必要な酸素や栄養が行き届かなくなるので、痛みやしびれが発生してきます)


K先生

肝欝(かんうつ)の根本は、脾虚(ひきょ)ではないか?

H子さんは少し痩せ気味なので、体重が増えてくるといいのではないか?

(注釈:肝欝(かんうつ)とは、簡単に言えば、ストレスで気持ちや体の機能が萎縮していること)


O先生

H子さんは、肝欝(かんうつ)から肝気犯胃(かんきはんい)になっていると思います。

高温期のおりものが黄色いことは、感染症の疑いでしょうか?


土屋

1)S先生の漢方相談で、H子さんの周期が長くなったことは、
漢方薬の選び方が適切だったと思います。

2)頭痛や腹痛などは、気滞血淤(きたいけつお)だと思います。

3)肝欝脾虚(かんうつひきょ)もありますから、胃腸も丈夫になると嬉しいですね。



中医学講師の先生の意見。


劉伶先生


H子さんは、便が硬いのは陰虚ではないでしょうか?

また可能性としては、淤血(おけつ)のときも便が硬くなりやすいです。


淤血は、便が黒いです。

ですから、漢方相談のときには「便の色」を聞いてください。


H子さんの浮腫みは、脾虚(ひきょ)や腎虚(じんきょ)が考えられます。

以前に、卵胞未破裂症候群(LUF)になったのは、
卵が十分に大きくなっていないかもしれません。


問題点

1)高温期にオリモノが多い。

BBT(基礎体温)不安定。短い。


2)卵胞期短いこと。

排卵期が不明瞭。


オリモノは、子宮頚炎、子宮内膜炎があるかも?

病院で一度、きちんと検査する必要があります。


痰湿(たんしつ)のかたは、オリモノが多く、黄色で粘稠です。


高温期のオリモノは、
1)陽虚(脾虚) 2)湿熱(しつねつ)


臭いが無く、水っぽい場合は、健脾利湿(けんぴりしつ)で
補中益気丸などが良いでしょう。

または、二陳湯(にちんとう)+参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)


臭いがあり、痒い場合は、清熱利湿(せいねつりしつ)で、
補中益気丸や五行草がいいです。


×高温期には、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)は
体を冷やすので、黄色いオリモノであったとしても、
湿熱(しつねつ)タイプであったとしても、使わないほうがいいです。



卵胞期が短いことの対策


卵胞期 初期…静─陰長

卵胞期 中期…静+動

卵胞期 末期…動


卵胞期が短いことへの対策は、
気の固摂(こせつ)作用を生かして、
補中益気丸が良いでしょう。

使用の目安は、半量くらい。


シベリア人参、香ロゼアも良い。

「渋味」を利用します。


「固摂すると同時に、動かすことがポイント」


劉伶先生のお客様は、そのような対策のもとに、
ストレスも解消してリラックスして、
周期も延長した結果、妊娠されたそうです。


参考)卵胞期が長めで疏肝(そかん)するときには、
ストレスを緩和する漢方薬がよい。

さて、最後に山形も「雪降る日」が多くなってきましたので、
近況を紹介します。


IMGP4876

12月4日撮影です。

「県道沿いから村山市の中心街の上に、奥羽山脈を眺める」です。

あまりに美しいので、車を安全な場所に移して撮影しました。


IMGP4878

収穫の終わった田んぼも、
私の心に響きます。

右に見える街並みが楯岡市。

私が所属する神輿も、ここが本拠地です。


夏は「徳内祭」で盛り上がるんですよ。

この地域は、この風景を見ていてもお分かりのように、
人間関係が熱くて、地域の結びつきが強いところです。

私の住んでいる神町(じんまち)は、
昔から自衛隊さんとか工業団地などで転勤する人が多くて、
人間関係が希薄というか、いい意味で
他人に干渉しない「都市型」だと思います。

だから、神町にはふつうに関西弁でしゃべっている人とか、
たとえば島根出身とか、けっこう全国の方が多いです。

「閉鎖的」ではなくて、「開放型」の町ですね。


IMGP4898

場所を変えての撮影です。


IMGP4893

IMGP4891

そろそろ本格的な冬を迎えます。

冬将軍の到来を実感する今日この頃です。

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2005.11.15

月経周期が短いことへの漢方対策

昨日に、お客様と電話相談をしていましたところ、
その方は周期が以前は25日周期だったのが、
最近では23日周期になったとのことでした。


今現在は、体外受精をしていますが、
成功させるためにも、周期のことなどもできれば、
もう少し長めに、たとえば26~27日周期にはもっていきたいですねと
お話をさせて頂きました。


昨日のお電話でそのお客様と約束したのは、
先月から企画していた「月経周期が短いことへの漢方対策」のコラムを作ることです。

実は、先月からアップしようと思っていたのですが、
なかなか業務が忙しくて更新もままならずにいましたので、
今日はがんばって作成します。

よろしくお願い致します。



生理の周期で気になることは、やはり25日周期など短いと
やはり授かりにくいのではないかということです。

通常は、「低温期14日間」+「高温期14日間」で合計「28日周期」ですから、
周期が短いかたの場合には、排卵までが早すぎるか、
高温期が短いなど何かの問題があるわけです。

先月の10月に私が「中医婦人科専門講座」で勉強した内容をもとに
話を進めていきましょう!



Jさんは、38歳です。

身長163cmで体重が47キロでやや痩せ気味です。

結婚2年目です。


今現在は、婦人科に通院していません。

漢方でまずは、しっかりとした体作りをしていきたいと思っています。


再婚で以前にも(10年以上前)にも不妊治療をしていました。

そのときの検査結果は異常ありませんでしたが、
子宝に恵まれませんでした。


毎月、生理はありますが、月経周期が短いです。

以前よりも短くなってきて、23~25日周期です。

(今回のJさんの話はここの「23~25日周期」と短いことが漢方の改善目標です)


排卵期のおりものは少ないです。


生理痛は、2~3日目に痛みがありますが、
さほど痛くはありません。

血塊があります。

生理前後に頭痛になりやすいです。


冷え性が強く、とくに足が強く冷えます。

冬はしもやけになりやすいです。


口渇やイライラ、乳房が張って痛くなりやすいです、

基礎体温表では→


1)排卵日が早いです。

10日前後で毎周期排卵しています。


2)生理期にも関わらず基礎体温が高めで、
上がった感じで生理を迎えます。

(通常は、生理のときはもちろん
基礎体温は低めのままです)


3)高温期も短めで不安定です。



さて、この情報などからの漢方の各地区の先生方と
中医師の先生との討論会です。

私のノートを中心に紹介していきます。


ポイント


1)生理期に基礎体温が上昇して、生理に塊があること

→淤血(おけつ)があり、したがって、
Jさんは子宮内膜症があるかもしれない。


2)高温期が短い、不安定、下がりが早い。

→陽気不足(腎陽不足)


3)排卵が早いこと

→卵子の質が悪い→高温期が短くなる原因でもある



中医学の分析では?


A)先天的な体質が悪いこと。→腎虚(脾虚)


B)心肝火旺(しんかんかおう)→神経の使いすぎ、脳の使いすぎ→排卵が早くなってしまう
→LHが高いかも。→心腎不交(しんじんふこう)


C)気滞血淤(きたいけつお)→ストレスがあり、血行不良で淤血(おけつ)になる。

神経の使いすぎ、脳の使いすぎは、性腺軸加速、陰長不足(卵胞発育不良、気血不足のため)→陰虚(いんきょ)は陽虚(ようきょ)に及ぶ、黄体不全→陽虚不化(ようきょふか)、淤血内停(おけつないてい)

◎排卵が早い人


1)30代後半

2)不妊歴が長い

3)ストレスが多い、イライラしている

などの人に多く見られる。


心火(しんか)が安定しないと、腎陰(じんいん)が安定しない。



月経周期が短い人への漢方対策法としては?


1)卵胞期の対策がポイントになる。

排卵が早い傾向のために、卵胞期に補陽(ほよう)と活血(かっけつ)のものは控えめに。


2)疏肝のみならずに、清火寧心(せいかねいしん)の薬も必要(たとえば天王補心丹、酸棗仁湯など)。

イライラには、天王補心丹が良い。


酸味のものは、収斂作用があるので、酸棗仁湯錠も効果的。

他には、芍薬甘草湯、沙棘精→天王補心丹や酸棗仁湯錠、芍薬甘草湯、沙棘精は卵胞期が短いことの対策に有効である。


EX)

中医師 陳先生の患者さん。


36歳の人で排卵が早い人がいた。

→安神の天王補心丹や酸棗仁湯錠を卵胞期を中心に周期療法をしたら、半年後に妊娠できました。(*^_^*)

これらの漢方薬は、月経期の後半から服用して早めに調節することは可能である。

酸味のものは、収斂作用があるので、周期が短いときに効果的。


EX)

中医師 陳先生の患者さん。


36歳の人で排卵が早い人がいた。

→安神の漢方薬を卵胞期を中心に周期療法をしたら、半年後に妊娠できました。(*^_^*)

これらの漢方薬は、月経期の後半から服用して早めに調節することは可能である。


3)臭いのあるオリモノに検査と相応する対策が必要かもしれない。


4)精神的なストレスが溜まりやすい方なので、カウンセリングも大切。

卵胞期が短い人の養生法としては、夜更かししないことが大切。

7~8時間は寝ること。

睡眠不足は、夜は「陰」だから、
からだのホルモンである「陰」も成長しない。

またイライラやストレスが多いことも、
同時に「体の陰」を消耗することにつながる。


(著者解説:「卵胞期」と「月経期」の「低温期」は「陰」の属し、「高温期」は「陽」に属します。ですから「卵胞期」の「陰」が短い場合には、夜は早寝で午後10~11時には眠りにつき、気持ちもリラックスしてイライラしないで、大事な「陰」を消耗しないことが大切です)


(ついでにもっと養生法をこのコラムをご覧の方だけにスペシャルで述べていきますと、コーヒーやお酒、辛いものなどの刺激物も避けたほうが懸命です。コーヒーは「陰」や「陽」を消耗しますので、周期が早めの人は飲まないほうがいいです。漢方は「食事の延長」ですから、睡眠や食事などのふだんの心がけ、養生も大切です。「機能性胃腸症(NUD)と漢方療法~左の腹部の痛みで検査異常なし」も参考になりましたら、幸いです。あとタバコも大事な体の「陰」を消耗しますから止めたほうが懸命ですね)



最後のまとめ。


肝欝気滞(かんうつきたい)の場合の卵胞期の基礎体温


1)基礎体温が不安定で、全体的に低い(36度以下のときもある)、抑うつ、冷え─炒麦芽、シベリア人参、星火逍遥丸、参茸補血丸


2)基礎体温が不安定で全体的に高い(36・5度以上が多い)、イライラ、のぼせ、オリモノが少ない─加味逍遥散、瀉火補腎丸

3)基礎体温が不安定で、排卵が早い、イライラ、のぼせ、オリモノが少ない─天王補心丹、酸棗仁湯錠、芍薬甘草湯



最後に個人的に思うこと。


最近、当店でも無排卵に著効のケースがありますが、
今回の勉強会でも薦められていたように「ストレスを緩和する漢方薬」は
ストレスの心(しん)と排卵をつかさどる腎(じん)の2つの臓腑のバランスをとっていくので、
今後とも私も研鑽を積んでより精度の高い漢方相談をしていきたいです。


最後に、最近撮影した写真を紹介してお別れです。


IMGP0728

10月30日撮影で、蔦温泉から蔦沼へ向かう道。


IMGP0732

蔦沼です。

東京に3週連続で行っていたときに、いつも東京駅のポスターを眺めては、「はあ~早く僕も蔦沼の紅葉が見たいよ~」と思ったものです。宣伝ポスターほどの真っ赤な紅葉ではありませんでしたが、すごく満足した一枚です。


IMGP0720

月沼の紅葉です。

蔦沼からは、トレッキングコースになっていて、
ぐるっと周囲を散策することができます。

青森は良いところです。


IMGP0722

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