カテゴリー「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」の記事

2009.06.17

第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加して

おはようございます。

山形は本日も快晴で湿度ゼロの爽快な感じです。

最高にご機嫌な天候が続いていまして、毎日幸せを感じているところです。


先週の土曜日の朝一番のお客様は、東京から車でのご来店のご家族でしたが、
今週土曜日の朝一番のご予約も群馬県からのさくんぼ狩りを兼ねての、
漢方相談ですから光栄に存じます。

さて先々週に東京虎ノ門で参加してきた、
第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座の感想文を
土屋薬局メールマガジンから転載します。

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●●  1.巻頭コラム 「第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加して」
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第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加して」

2009年6月6日(土)、7日(日)と二日間に渡り、開催されました。

ここ数年、4~5年前から参加するようになり、
参加するたびに大きな刺激を受けています。


http://tutiya.cocolog-nifty.com/kanpotusin/cat4977049/index.html

「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」

上記のリンク先には、そのときの勉強した感想などが綴られています。

今回ざっと記憶に残っていることは、
聖路加国際病院の佐藤孝道先生の「不妊と子宮筋腫─そのすべてを学ぶ」
と水戸赤十字病院の板垣智明先生の「卵管鏡下卵管形成術 一般不妊治療の最前線」の2つでした。

子宮筋腫は、実に40代の女性70パーセントに存在するという疾患です。

子宮筋腫は、すべて遺伝で説明できるわけではありませんが、
子宮筋腫の一部には遺伝が関与すると考えられていること。

子宮筋腫ができる原因は分っていないが、ただ、エストロゲンやプロゲステロンの影響を受けて大きくなることは
判明していること。

など佐藤孝道先生の講演では、豊富な画像を見ながらの勉強で、
大変に参考になりました。

普通の薬剤師は、ここまで知識を得ることは、
なかなかありませんので、有難いことです。

(薬剤師の勉強とは、当然ながらクスリの知識が第一で、
人体の臨床は第二になってしまいますから、
自分自身で興味を持って研鑽しないと、
臨床が分らない薬剤師になってしまいます。)

板垣智明先生の「卵管鏡下卵管形成術」では、
おもに子宮内膜症の患者さんの腹腔鏡での手術の、
動画を見ながらの勉強でした。

そのレジメから少し引用させて頂きます。


「子宮内膜症合併不妊症例においては、現在のところでは、卵管周囲の癒着があれば不妊につながり、その治療には腹腔鏡下手術が有用であるとのEBMはあるが、その腹腔鏡下手術の負担から、最終的にはARTに帰着している。

我々の施設は、内膜症の卵管通過障害に対し積極的に卵管鏡下卵管形成術を実施している。」


とのことで、豊富な動画を見せて頂きましたので、
子宮内膜症の病変は、とっても大変な問題なんだなあと実感できました。


インジゴカルミン試薬で色素性通水をするとところや、
その後に水できれいに子宮や卵管を洗うところなど、
本を読んでは分らないことも、理解し体感することができました。


以前に、東京医科歯科大学の別府先生が講演で、
子宮内膜症の手術のときに、水できれいにお腹を洗うときに、
女医さんがそれを見ていて、「気持ち良さそう」と言ったことなど、
その言葉なども思い出しました。


我々男性の単純な体よりも、女性のほうが、
子宮や卵巣、卵管があるだけに、子宮筋腫や子宮内膜症などの
炎症性の疾患にもなりやすく、それだけに予防や治療なども大切なことを理解しました。


個人的には、子宮内膜症病変は、お腹の中の炎症で、
つまりアトピー性皮膚炎のように「熱」や「毒」があったり、
血行不良の「淤血(おけつ)」もあることから、
お肌を漢方できれいになることがあるように、
チョコレートのう腫などの疾患にも、
頭の中でイメージして、それに対応できるような漢方処方を今後とも
研究していきたいと思いました。


薬剤師、国際中医専門員A級、不妊カウンセラー 土屋幸太郎

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虎ノ門の紫陽花

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2009.06.07

日本不妊カウンセリング学会第8回学術集会に参加して…不妊治療における漢方の役割

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

東京は雨も上がり、晴天となっています。

朝の陽射しで目が覚めました。


さて今日は、3日間の最終日ですが、
今までの感想を簡単に述べたいと思います。


初日の学術集会では、やはり目を惹いたのが、
私がいつもお世話になっている漢方メーカーの
イスクラ産業の中医学講師の陳志清先生の
「不妊治療における漢方の役割」でした。


内容は、


1.体づくりに原点を置く漢方の考え方

…34歳の女性の方が、漢方を服用してから、
ひどかった肩こりや体のだるさがとれ、体がすごく楽になった。

2ヵ月後には月経の量がわずかに増えた。

漢方を服用して6ヵ月後に予想外に自然妊娠し、
その後無事に女の子を出産しました。


漢方薬は、どこに作用して妊娠したかは必ずしも解明できないが、
本来持っている「妊娠力」が自然に高まったのではないか。

とくに激しい生理痛や生理不順、PMS,プロラクチンが高い、冷え性などは、
漢方薬で改善できることが多いです。

これらの症状改善は、妊娠にプラス的に働きます。



2.個々の体質を踏まえるオーダー・メードの漢方対応


不妊の原因は様々なので、それぞれに対応する漢方薬も数多くあります。

漢方の場合は、たとえ同じ病名でも必ずしも同じ方法で対応するとは限りません。


たとえば、排卵障害に対しては、

○体の冷えが強いタイプ

○ほてりタイプ

○血色の悪いタイプ

○水分代謝の悪いタイプ

○血行不良タイプ

○ストレスが多いタイプ


および上記の複合タイプなどに分けて適切な漢方薬を用います。

個々の状況に応じて漢方薬を選ぶことが、漢方の効果を上げるのに大切なポイントになります。



3.西洋医学の理論を取り入れた漢方周期調節法


漢方と西洋医学の理論を結びつけて考案された方法。


ある漢方薬局では、


自然妊娠だったり、漢方+IVF(体外受精)、漢方+人工授精などと
効果を上げています。



4.高度不妊治療においての漢方の補助作用


漢方だけでは、なかなか妊娠までたどり着けない場合もありますが、
体づくりという観点から、高度の不妊治療の場合でも、
漢方を併用することには意義があると考えられます。

漢方薬で体質を改善しながら、高度な不妊治療を受けることは可能ですし、
漢方薬でホルモン剤などによる副作用の軽減や治療効果の向上につながることもあります。



などと、今後にも漢方療法が有効である可能性を示唆されました。


会場でも、不妊クリニックの医師や看護師さんたちが数多く詰めかけていたのですが、
かなり注目、興味を惹いたようです。

では今日は最終日ですから、がんばって勉強してきたいです!

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2009.06.05

NPO法人日本不妊カウンセリング学会 第8回総会・学術集会

おはようございます!

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今日のスケジュールです。

私が受講するプログラムを記載します。


2009年6月5日(金)


○うつ。ストレス・症例報告

A-01

不妊治療とストレスケア~グループにおける実践と効果~

神谷レディースクリニック


A-02不妊治療における抑うつ状態とカウンセリング

諏訪マタニティークリニック


A-03

第一子を出産後、種々の要因からステップアップに踏み切れず

初回体外受精まで6年間の歳月を要した一症例

蕙愛レディースクリニック


A-04

17回目のARTで不妊治療を終了した症例報告~40代での妊娠そして流産を経て~

椎名レディースクリニック


A-05

管理栄養士連携による不妊治療の取り組みの役割

─多嚢胞性卵巣症候群の一症例を通して─

都城市群医師会病院


A-06

過去の妊娠・出産にまつわる否定感情が現在の不妊治療への戸惑いに影響している事例

割田助産院



○院内での工夫


B-01

当院における初診受診前説明会について

浅田レディースクリニック


B-02

当院における不妊相談のあり方についての一検討

~不妊アンケートと個人面接の結果から~

西ウイミンズクリニック


B-03

ARTステップアップに対する患者心理 「トライアルコース」アンケート集計より

竹内病院トヨタ不妊センター


B-04

当院における胚移植後の多胎妊娠を自然妊娠時と同程度にするための活動と成果

豊橋市民病院総合生殖医療センター


B-05

無精子症患者に対する不妊カウンセリングの検討─遺伝相談に関する情報提供の在り方

筑波学園病院診療部リプロダクションチーム


B-06

不妊治療における漢方の役割

イスクラ産業株式会社 ○陳 志清先生


○意識調査・電話相談・子宮鏡


B-07 

妊娠したい女性に対して行った夫婦の関係性に関する意識調査の報告

トータルライフケアサポートどりーむ


B-08

不妊症女性の日常生活意識と生活の質に関する要因分析

北里大学看護学部


B-09

不妊治療後妊婦のボディーイメージと低出生体重児に関する意識

虎の門病院


B-10

非治療夫婦の葛藤の背景に関する検討

~滋賀県不妊専門相談センターにおける電話相談の分析から~

滋賀医科大学医学部附属病院


B-11

不妊の基本的検査としての子宮鏡の意義

聖路加国際病院、女性総合診療部・生殖医療センター



特別講演


ダウン症候群児の両親

~次の妊娠への期待と悩み

和歌山つくし医療・福祉センター


シンポジウム


「一般不妊治療を考える」


1)男性不妊外来で起こっていること~射精障害

獨協医科大学越谷病院 泌尿器科


2)laparoscopyにより non-ARTで

いわき産婦人科


3)電話相談の中から感じること

中央クリニック


4)自然に近く負担の少ないAIHを見直そう

梅ヶ丘産婦人科

と盛りだくさんの内容です。

がんばって勉強してきたいです。

今日の東京の天気は、梅雨入りを思わせる曇りです。

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今年は、新型インフルエンザ対策で、ニッショーホール入り口では、
アルコールがお出迎えです。

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ランチョンセミナーは、マスク付きでした。(笑)

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2009.06.04

「第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」

こんにちは!

明日は、6月5日(金)です。

毎月、5日と15日には土屋薬局ではメールマガジンを刊行しています。


生粋の生真面目さから(笑)、創刊以来一度も原稿落とすことなく、
スタッフと妹の強力も得て、手作りパワー満載のメールマガジンも
とうとう114号となりました。

本来ならば、明日の5日まで秘密にすべき内容ですが、
本日4日の夕方から上京する私にとって、
今のタイミングでココログに発表することがちょうど良いです。


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●●  1.巻頭コラム 「第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」
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第24回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加してきます。


1年に2回、東京虎ノ門のニッショーホールで開催されます。


ホームページをやっている関係上、
婦人科の相談がとても多くなり、
しかも専門的な体外受精に関する真剣なご相談も増えてきて、
あやふやな知識ではお客様たちに迷惑をかけてしまうと
頭を悩まさせていたところに飛び付いたのが数年前のことでした。

それから、きちんと研修を受けて、
「不妊治療ガイダンス」や「体外受精ガイダンス」などの教科書も購入して、
半年間頑張って勉強して、筆記試験50問と聖路加国際病院の
婦人科部長の佐藤孝道先生や栃木中央クリニックの浜崎京子先生からの、
口答試験3問にも答え、無事に不妊カウンセラーと認定されることになりました。


勉強して、不妊カウンセラーの資格をとって良かったことは、


1)西洋医学的な専門知識が身についた。

学会で医師の話を聞いていても、ほとんど理解できるようになったこと。


2)不妊治療とは、車の両輪である最新医療と、
同時にハートの心の結びつきが大切であることを理解したこと。


などです。


そのほか、毎回一流のお医者さんのお話を聞いたり、
患者さんたちの体験談を聞いたりなど、
実に色々な知識と体験を学び取ることができます。


今回の第24回のスケジュールは以下のようです。

2009年6月6日(土)


○生殖医療の基礎知識

「生殖医療においてよく聞かれる質問」


○生殖医療の基礎知識

「妊娠経過に注目する─高齢妊娠」


○カウンセリングとケアの基礎

「おなかの小さな生命と向き合うということ」


○カウンセリングとケアの基礎

「不妊カウンセリングに求められているもの
~医療者─夫、家族とのコミュニケーション」


○明日の生殖医療を学ぶ

「受精卵取違い事故から学ぶ」

2009年6月7日(日)


○生殖医療の基礎知識

「不妊と子宮筋腫─そのすべてを学ぶ」


○明日の生殖医療を学ぶ

「卵管鏡下卵管形勢術 一般不妊治療の最先端」


○ランチョンセミナー

「子宮内膜症の新しい薬物療法と治療方針」


○明日の生殖医療を学ぶ

「染色体異常は珍しくない─不妊における意義」

です。


これから新しい知識を得るワクワクと充実した期間となりそうです。

不在の間はご迷惑をおかけしますが、
今後に必ず生かしていきますので、
今後とも土屋薬局、そして土屋幸太郎をどうぞよろしくお願い致します。


薬剤師、国際中医専門員A級、不妊カウンセラー 土屋幸太郎

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<2009年6月4日 東京茅場町>

東京は、早くてもう紫陽花が咲いていました。

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2008.10.15

「第23回不妊カウンセラー養成講座に参加してきました」

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今朝、毎月5日と15日に発行しているメールマガジンを30分遅れながらも完成させました。

間もなく、10時半には読者の方々にお届けになりますが、今回は第23回不妊カウンセリング学会に参加した感想を述べていますので、ここココログに転載します。

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●●  1.巻頭コラム 「第23回不妊カウンセラー養成講座に参加してきました」
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 「第23回不妊カウンセラー養成講座に参加してきました」


第23回不妊カウンセラー・体外受精養成講座に
さる2008年10月11日、12日(土日)と参加してきました。

私は不妊カウンセラーに養成講座に3回出席して、
50問の筆記試験と聖路加の佐藤孝道先生たちからの
口答試験も受けて合格したのですが、
その後も新たなる知識の習得と次回の更新のためもあり、
参加を続けています。

今回の講演内容は、以下のようでした。

○1日目2008年10月11日(土)


「欧米の状況から見たART時代における一般不妊治療の位置づけ」 

国際医療技術研究所 荒木重雄先生


「不妊カウンセリングに求められているもの~コミュニケーションスキルとその対応例~」 

あかぎけいこカウンセリングルーム 赤木恵子先生


「不妊を家族の視点から考える」 

東京大学医学系研究科 山崎あけみ先生


「不妊カウンセリングに必要な臨床遺伝学の基礎知識」 

聖路加国際病院 佐藤孝道先生


「生殖医療の将来─私の夢と現実からみなさんに伝えられること」 

諏訪マタニティクリニック 根津八紘先生


○2日目2008年10月12日(日)


「体外受精コーディネーターの役割─16年間の実務経験で得たこと」 

いわき婦人科 前田真知子先生


「着床前診断─その目指すもの」 

慶應義塾大学 産婦人科 松岡浩先生


「卵管鏡下卵管形成術─一般不妊治療の最先端」

水戸赤十字病院 板垣智昭先生


「うつ診療の最新の動向─よりよき不妊カウンセリングのために─」

坂元薫先生 東京女子医科大学 神経精神科

この中で、印象に残ったのは、マスコミなどで有名な
諏訪マタニティクリニックの根津八紘先生の講演でした。


根津先生の講演は、ゆっくりと淡々と話す口調に
やさしさを滲ませながら、ぐいぐいと引き込むような話でした。

テレビなどで戦っているときの映像のインパクトが強っかたでしたから、
怖い先生かと思ったら、誇り高き信州人、諏訪の自然を愛する、
絵も描くことが好きな素敵な先生でした。

先生は、自分のこの世間を騒がすような性格は、
曲がったことが嫌いな「信州人の気質」の血を引いているのではないか、
ともおっしゃっていました。


私の手元には、講義要録や会場で発売されていた先生の本もあり、
昨日のうちにすべて読破していますので、根津先生の人となり、
考え方、診療の記録も大体分りました。

講演を聞きながら、私が簡略的にメモした内容をログしたいです。

「生殖医療の将来─私の夢と現実からみなさんに伝えられること」 

諏訪マタニティクリニック 根津八紘先生


1:バッシングの話

ジェンダーはバッシングを受けながらも
天然痘を撲滅した。

新しい技術、医療にはバッシングがつきもの


2:減胎の話、減胎手術の話

HMGという排卵誘発の注射によって、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になったり
多胎になる。

過去に4胎で、私が産むことを勧めた結果、
1人の赤ちゃんは脳性麻痺になった。

深く反省したが、その患者は
「先生を恨んでいません。3人の子供たちも含めて、みんなであの子を育てていきます」


その後、4胎妊娠の患者さんがいて、減胎手術の結果、
2胎となり無事に出産できた。

4人中絶するよりも、2人の命を救えた。

でも、発表したらまたバッシングが起きた。


3:神の話

「神ってなんだろう?」

「倫理とはなんだろう?」

「根津は神を冒涜している」

私は2人の命を助けた。

神様はは、科学する英知を私たちに授けたのではないか?

手の指がこのように自由自在に動くのは、確かに神のお陰ではないか?


日食は昔は、神の仕業と言われたが、
科学が進歩して理由が分れば、神様の仕業では無くなった。

都合の良いこと、分らないことは「神様」のせいにするが、
科学技術の進歩に従い、その意味では「神様の仕業」は
減ってきている。

きっと神は、天高く私たちを見つめていて、
科学技術などの進歩を見守っているに違いない。

目の前の患者さんのために。


かつて9胎妊娠があり、7胎を減胎して、
双胎として出産した。

かなり大変な手術だった。

3:非配偶者間体外受精


早発閉経(POF)の患者さんがいた。

あきらめるようにと伝えた。

「あなたには卵がもうありませんから、人の卵を使うしか妊娠できません」

本当にこの言葉は、諦めるようにと伝えた言葉だった。

ところが3日後に、その患者さんは妹さんを連れてきて、
「妹は子供が2人いますし、卵子を提供したいと申しています」

この言葉を聞いてから、卵子提供による非配偶者間体外受精を行った。

生まれてきた子供は、養子縁組にします。


発表したら、また猛烈なバッシングが起こった。

今では、94組。135人の赤ちゃんが誕生しています。

4:代理出産

ロキタンスキー症候群のうら若き乙女の患者さんがあるときやって来た。

「私は子宮が無いんです。
でも付き合っている彼氏がいて、彼氏は子宮が無い私と結婚しよう。
ずっと一緒にいよう。と言ってくれます。
でも、彼氏は子供や動物が好きだし、他の人と結婚すれば、
子供も出来る家庭が作れるし、そしたら私は彼氏と別れたほうがいい。
でも、私も幸せになりたくって…」

この言葉を聞いて、すぐに代理出産も行えるように、
体外受精の施設を併設させた。


子宮がんや子宮筋腫などで子宮を無くした方などへ、
15例で8例成功。10人の子供が誕生。


(著者注:「代理母出産」と「代理出産」は意味がまったく違います)

5:卵子セルフバンク

35歳前の卵子を凍結していく。

やがては、卵子提供にもつながっていく。


6:着床前診断

習慣流産の患者さん。

染色体転座の患者さん→7回流産した→着床前診断で双子の赤ちゃんを出産した。


12組の方が出産。2組が現在妊娠中。


7:高齢不妊の話


8:子宮頚部ガンのパピローマウイルス

ワクチンはアメリカで普及している。

日本では普及していない。

より多くの患者さんを救うためにも、一刻も早く国は認定すべきではないか。

バイアグラよりも、ワクチンを認めたほうが良い。

これは「男尊女卑」ではないか。


9:高齢結婚の話


結婚できない、しにくい社会体制になっているのではないか?

最後に、根津先生がご自身のネクタイを指差して、

「このネクタイは、娘が私にくれたものです。
よく見ると猿の絵が書かれています。
信州の山猿が都会に講演に来て、里に帰っていったと思ってください」

と笑顔で講演会を終了されました。


奥様と娘様たちからの支えと、そして「目の前の患者のため」をモットーとして、
誇り高き信州人の血が根津先生を成しているんだ、と思いました。

私の車のお守りは、「諏訪大社」のお守りですが、
また諏訪大社や毒沢温泉などの諏訪へも旅したいと思いましたし、
山形の田舎の薬局の一薬剤師として、私もお客様のために
役立てる人間になりたいと思いました。


薬剤師、国際中医専門員、不妊カンセラー 土屋幸太郎

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<2008年10月11日 東京虎ノ門ニッショーホール>

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<2008年10月12日 東麻布からの眺め>

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2008.10.14

不妊カウンセリング学会と日本中医薬研究会全国大会の感想

東京虎ノ門で、第23回不妊カウンセリング学会に出席してきました。

インパクトがあったのは、諏訪マタニティクリニックの根津八紘先生の講演でした。

根津先生を支えてるものは、患者さんへの愛と奥様や娘さんからの家族愛なんだろうなあと思いました。

誇り高き信州人の気骨をもった、自然を愛する先生に感銘でした。

連休中はその足で広島にも向かい、日本中医薬研究会の広島全国大会に参加してきました。

数々の恩師の先生方や懐かしい全国の友人に会えまして、元気をもらってきました。

人生二度目の広島でしたが─学生時代に原爆ドームや平和公園に行きました─今回は世界遺産の宮島も最終日に観光できまして、自分の目で体験することは大事だなあと思い、空路仙台から山形に帰ってきました。

「私は薬剤師として、また漢方相談を通して何が出来るだろう?」と自問自答を繰り返している連休明けの朝です。

薬剤師、不妊カウンセラー(NPO法人不妊カウンセリング学会会員)

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2008.10.10

第23回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に出席してきます。

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

昨日一日は、東京からの漢方相談のお客様が新幹線に乗って来店されました。

山形新幹線つばさで、さくらんぼ東根駅に午後1時18分に到着して、
帰りは午後3時58分で都合2時間くらいゆっくりと漢方相談をしました。

平日ということもあり、じっくりと相談できましたので良かったと思っております。

今後は自然妊娠できるよう、基礎体温などより一層整っていって頂きたいです。

以前は、東京からお客様が来店されますと「山形の田舎の薬局に東京からお客様が来る!」と驚いていたのですが、最近は山形新幹線もありますし、40代前後のお客さまたちの場合は、私と同じバブル世代ですから、「山形にはスキーで何回か来たことがあります!」という声を聞くようになってきました。

そういえば、今年のお正月1月4日に来店された茨城県のカップルのお客様たちは、結婚6年目でして、今まで大学病院や東京のクリニックなどで治療していたのですが結果が出ずにいたのですが、そのままご懐妊、ご出産となりました。先月あたりに吉報を頂きました。

当店の漢方を服用して2週間後にご懐妊が分り、喜んだことを覚えています。

ちょうど高温期の周期でしたので、そのお勧めした漢方が功を奏したそうです。

東京のクリニックでは、「自然妊娠は無理。体外受精でしか妊娠できません」と言われていたそうですから、嬉しさも倍増でした。

何故この話を思い出しかと言いますと、ご主人様がスキーの資格をもっていて、漢方相談後に蔵王に滑りに行ったからです。(笑)

(「新年の漢方相談会その後」に当時のことが書かれています。奥様は保健師さんでしたので、今まで不妊のときには、他人に母子手帳を渡していて、職業柄ストレスがあったのですが、ご自身が母子手帳を貰ったときには相当嬉しかったそうです。余談が長くなって、すみません)


さて夕方は、仙台から2回目のご相談のカップルで、
こちらもゆっくりと相談できました。

前回の初回の漢方相談は、悠長に周期の低温期と高温期に分ける「周期療法」の漢方をお勧めしていましたが、今周期は卵胞が育っていないとのことで、「卵胞の育ちを助ける漢方処方」に方針変更しました


さて、明日の10月11日(土)と12日(日)は東京虎ノ門で第23回不妊カウンセラー、体外受精コーディネーター養成講座に出席してきます。


○1日目2008年10月11日(土)

「欧米の状況から見たART時代における一般不妊治療の位置づけ」 

国際医療技術研究所 荒木重雄先生


「不妊カウンセリングに求められているもの~コミュニケーションスキルとその対応例~」 

あかぎけいこカウンセリングルーム 赤木恵子先生


「不妊を家族の視点から考える」 

東京大学医学系研究科 山崎あけみ先生


「不妊カウンセリングに必要な臨床遺伝学の基礎知識」 

聖路加国際病院 佐藤孝道先生


「生殖医療の将来─私の夢と現実からみなさんに伝えられること」 

諏訪マタニティクリニック 根津八紘先生


○2日目2008年10月12日(日)

「体外受精コーディネーターの役割─16年間の実務経験で得たこと」 

いわき婦人科 前田真知子先生


「着床前診断─その目指すもの」 

慶應義塾大学 産婦人科 松岡浩先生


「卵管鏡下卵管形成術─一般不妊治療の最先端」

水戸赤十字病院 板垣智昭先生


「うつ診療の最新の動向─よりよき不妊カウンセリングのために─」

坂元薫先生 東京女子医科大学 神経精神科


日曜日の午後からは、そのまま広島に新幹線で移動。

日本中医薬研究会全国大会の懇親会に参加予定です。

今回も頑張って研修してきます!

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2008.06.06

田植え

不妊学会の後に、山梨県清里で友人家族と一緒に連れたって、
「田植え」という貴重な体験をしましたので、ここに紹介します。

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<途中、中央道SAから眺めた富士山>

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「米どころ山形県」に住んでいるのに、もうすぐ大台の歳になろうとしているのに、
この歳で初めて田植えの体験をすることになりました。

しかも山形県で田植えをするのではなくて、山梨県ですから、
同じ「山」が付く共通項はあるとは言え、自分の行動範囲にも感心してしまいます。(笑)

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この日は、天候が悪く、台風も近づいているという情報だったのに、
さすが、友人のお子様が「晴れ男」だけあって、カラッと晴天となりました。

まさに絶好の「田植え日和」です!

苗は、3本くらいを指で掴みます。

私の理解するところによると、まるで麻雀をするときのように、
「ツモ!」と牌を雀卓に打ち付けるように、
田んぼにきちんと深く苗を植えます。

阿佐田徹也か桜井章一かといったところですが、
はい、今から田植えをしますよ。

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ラインを引くように、両端を棒にひもをくくり付けて、
参加者全員が横一列に並び、15cm間隔で苗を植えていきます。

けっこう楽しくなってくるのですが、昔の機械が無い時代には、
家族総出、子どもも総出の大労働であったことでしょう。

「さなぶり」で湯治に行きたくなってしまいます。

東北には「さなぶり荘」なとどいった、田植えから来る名前の温泉宿があるくらいです。

(岩手県台温泉にあります)

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田んぼの残り半分は、トラクターを使いました。

機械は凄いです。

あっという間に、しかも手植えよりもきれいに等間隔で、
田をならしながら植えられていきます。


不妊学会やカウンセラー養成講座などで、「着床」とか「着床障害」と
いった言葉をよく耳にしますが、まさに日本の伝統文化、農耕文化に基づく
医療専門用語だと肌身を通して実感しました。

お日様が照って、田んぼには充分な水があって、
苗も良い苗で、田んぼを地ならしして、そして苗をきちんと深く植える。

機能性不妊で原因不明で着床障害かもしれません。

などとよく相談を受けたり、お話を聞きますが、
実際のところ、漢方的にたとえると、
「田んぼ(子宮内膜)」「苗(精子)」に置き換えれば、
普段からの「健康な体づくり」「基礎体力づくり」「若さづくり」は
個人の妊孕性のアップに役立つのでは?と思いました。

肌身を通して実感することができました。

PS:清里のこしひかりのおにぎり、美味しかったです!

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2008.06.05

第22回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加して

毎月、5日と15日には、まぐまぐより、
土屋薬局中国漢方通信メールマガジンを刊行しています。

本日5日10時には、読者のかたに配送されますが、
先ほど9時52分のぎりぎりに滑り込みセーフで第90号を作成しましたので、
ここに紹介したいと思います。

同時に、「第22回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」への
感想コラムにもさせて頂きます。

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●●  1.巻頭コラム 「出自を告知するということ」
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「出自を告知するということ」

第22回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加して

5月31日~6月1日に東京虎ノ門ニッショーホールにて、
日本不妊カウンセリング学会主催による
「第22回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」が
開催されましたので、そのときの演題の紹介と感想を述べたいと思います。

第22回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座プログラム


○生殖医療の基礎知識

「ARTの質的向上に必要な単一胚移植をめぐって」


○カウンセリングとケアの基礎

「不妊カウンセリングに求められているもの
~不妊状態の心理と社会背景を理解し、対応に生かすには~」


○明日の生殖医療を学ぶ

「出自を告知するということ」


○カウンセリングとケアの基礎

「不妊カウンセラーの認定を受けて
~現役不妊治療専門ライターとしての活動報告~」


○生殖医療の基礎知識

「精子・卵子・胚の凍結─技術の進歩とカップルへの説明」


○生殖医療の基礎知識

「子宮腺筋症と不妊」

<私の感想>


心に残ったことは、2つあります。

大阪の社団法人「家庭養護促進協会」の理事
岩崎美枝子先生による講演と、
加藤レディスクリニックの先端生殖医学研究所の
桑山正成先生の講演です。

ここでは、岩崎先生の「出自を告知するということ」について語ります。

岩崎先生の講演は、実に45年間もの期間に
実親に育てられない子どもの代わりに家庭(里親や養親)を
新聞紙上で呼びかけて探すという「あなたの愛の手を」運動の話でした。

不妊治療のために、子どもをあきらめたカップルなどが、
養子をもらった後に、いかにして、子どもに養子であることを告白するか、
などを1時間半に渡り講演されました。

子どもに、実は二人の血はつながっていないことを話すには、
小学校に上がる前、なるべく小さいうちが良いこと。

また成人してからでも、その事実は話していたほうが良いことなど、
子どもが自分のルーツ探し、実の親探しに悩んだり、
また両親から何かの秘密があるのでは?と
悩まないようにしてあげたいというのが趣旨でした。

以前にも、不妊カウンセリング学会で涙を流して聞いた話に
「親になること、家族になること」
http://tutiya.cocolog-nifty.com/kanpotusin/2007/03/post_c8af.html
がありますが、産みの親と育ての親の問題や、
告知についてなど、深く考えさせられる講演でした。


またAID(非配偶者間人工授精)でも、その告知についても語られました。

日本では、AIDによって生まれた子どもたちが、
1万人以上もいるのに、そのほとんどが秘密にされているのです。


ある母親の苦悩は、子どもが産まれてから始まったと言います。

赤ちゃんの顔を見るたびに、家族や周囲のものが、
「お父さん、お母さんのどちらに似ているかな?」と
喋ってくるので、何ともいえない、言い返せない自分がそこにいたそうです。


AIDとは、世間的には「精子バンク」や、頭の良い医学生の精子などを使っているとも
言われていることで、皆様もご存知だと思います。

男性の精子が無い場合などに、他人の精子を使って、
自分の妻に人工授精をしてもらう方法です。


子どもは、家庭の中で、何となく自分に秘密にされていることがあることを
うすうす感じながら成長していくそうです。

子どもの福祉のためには、出生のことも教えておかないと、
将来のためになりませんので、里親の養親についても、
AIDの子どもたちにも、「告知」することが大切になってきます。


話を聞いていて、私は、自分は血のつながった両親がいて、
また妹たちや甥っ子たちもいて、本当に幸せだなあ、
「家族の絆」があることは当たり前だったはずだけども、
そのことに改めて感謝しなければならないんだなあと思いました。


「父さんと母さんには、なかなか子どもが産まれなかったんだ。

でも私たちはどうしても親になりたかったから、
いつも神様にお願いしていたんだよ。

そしたらこんなに可愛いあなたに出会えて、
あなたを私たちの子どもにできたことをとても幸せに思っているし、
あなたが父さんと母さんの子どもであることをとても満足しているよ。

私たちは「本当の親子なんだ!」」


「あなたに出会いたかった。あなたに出会えてよかった」


薬剤師、国際中医専門員、不妊カンセラー 土屋幸太郎

   // ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●● 5.編集後記 「卵巣組織の凍結」
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


不妊カンセラー養成講座での続編の話です。

加藤レディスクリニックの桑山先生の先生の話は、
精子の凍結技術、また胚の凍結保存、卵子の凍結保存、
そして今や卵巣組織も凍結に成功したという、
驚異的な科学技術の発展が語られました。

今までは、とくに卵子は胚にくらべて
安定した存在ではないので、凍結が難しいと言われてきたのですが、
ついに成功する時代になったそうです。

そうなると、時代はどうなるか?


卵子の凍結保存の適応

1)IVF時の事故的精子不在症例

→NYの患者さんで、主人飛行機が事故で遅れてしまった。

すぐに卵子を凍結保存して、NYから精子を凍結して
宅急便で送って後から妊娠に成功した。


2)悪性腫瘍患者(未婚女性)の妊孕性保存

3)無精子症患者の精巣内精子を用いたICSI治療機会増大、負担軽減

4)余剰胚作出の回避(IVF効率化による治療負担の軽減、宗教、思想的理由)

キリスト教では、「受精卵は人間である」と考えているので、
余剰胚を作らないことが喜ばれる。


5)エッグドネーションバンク

6)キャリア女性の卵子セルフバンク

若いとき、35歳までの間に卵子を凍結保存していて、
20代、30代のうちには仕事に打ち込んでキャリアを上げていく。

そして実績と地位を上り詰めた40代に、凍結卵子を使って
妊娠、出産するという人生設計。

実際にアメリカでは、そういう時代になっている。


7)IVFエキスプレスサービス

100人以上がこの方法で生まれている。

たとえば、アフリカから卵子を国際宅急便で送ったりすることなど。

などなど、最近の生殖医療の話を聞きまして、
多少複雑な気持ちになりながら、終了後にタクシーに乗りました。


「運転手さん、ついに時代は、卵巣も凍結できる時代になったらしいですよ!」

「お客さん、そうすると、たとえば死んだ妻の卵巣も保存してあれば、
誰かに移植すれば、妻の子どもが出来るんでしょうかね?」

(卵巣1平方センチメートルで2年は生理があるそうです)


うーん、ますます複雑な気持ちになりながら、皇居を抜け、
東京駅の丸の内側にタクシーが到着したのでした。

編集長 土屋幸太郎

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<2008年5月31日 「雨の日比谷公園」>

余談です。2008・6・6日追記…ユーチューブでブルーハーツを見ていたら、日比谷野音でのコンサートがありました。このとき、18歳だった私は、ヒロトとマーシーと一緒に飛んでいました。泣けてきました。このときは、映像を見てもお分かりのように、ラフィンノーズのコンサートで3人将棋倒しで観客が死んだあとのライブだったために、厳重な警戒だったのです。ライブ熱いでしょう!「終わらない歌

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2008.05.30

第七回日本不妊カウンセリング学会

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<2008年5月30日 虎の門ニッショーホール>

こんばんわ、土屋です。

本日の10時からの第七回日本不妊カウンセリング学会が始まり、
先ほど18時半に終了しました。

たくさんの発表があり、熱のこもった集会でした。


私が参加した演題一覧です。


<困難な事例へのアプローチ>

A01:がん治療中にARTを受けた患者とのかかわり

聖路加国際病院 女性総合診療部


A02:生殖医療における至適ケアを提供するためのTriage(トリアージ)を利用した患者難治度識別ツールの開発と活用の実際

蔵本ウイメンズクリニック


A03:9回目のAIHで第一子を得た後43回のAIHを経て初回IVF-ETにより継続妊娠に至った一例

豊橋市民病院 総合生殖医療センター


A04:体外受精により得た子どもへの思い─リスクを伴った児であった2事例

園田学園女子大学人間看護学科


A05:意思決定に関する支援について

─遺伝疾患をもつ家族がいたことに不安を生じながら意思決定を行った事例より─

長野市民病院

豊橋市民病院総合生殖医療センター


<不妊男性とカウンセリング>

A06:当院における男性不妊に対しての試み

慈芳産婦人科


A:07 不妊専門クリニックにおける、男性性機能障害患者へのカウンセリングの実際と問題点

木場公園クリニック


A08:行政による不妊相談には何が求められているか─男性に対する支援を考える─

名古屋大学大学院医学系研究科産婦人科学教室

愛知県不妊専門相談センター


<不妊治療と夫婦(カップル)関係>

A09: 不妊治療が性交渉に与える影響についての検討

聖路加国際病院 生殖医療センター


A10:不妊治療を受けるカップルの親密さと主観的健康度の関係についての検討

永井クリニック


A11:不妊治療と夫婦の絆(きずな)─不妊治療を望むカップルとの関わりを通して見えた夫婦の絆の形成の一事例

トータルライフケアサポートどりいむ
割田助産院


A12:不妊治療は夫婦関係崩壊の原因となるか

聖路加国際病院 女性総合診療部・生殖医療センター


A13:生殖医療のカップルアセスメント~子どもをめぐる関係性のカウンセリング~

立命館大学衣笠総合研究機構人間科学研究所


<不妊地治療の結果と心理>

A14:当院において妊娠反応陽性となった不妊症患者とその転帰の年齢別検討

豊橋市民病院総合生殖医療センター


A15:不妊症女性が受診しやすい環境を提供できたのか─外来フロアー移転にあたって─

豊橋市民病院総合生殖医療センター


A16:流産・死産のグリーフケア:母親と医療スタッフの捉え方

岡山大学病院産科
岡山県不妊専門相談センター
岡山大学大学院保険学研究科


<特別講演>

「より良い患者医療者関係を目指すコミュニケーション教育の現在」

名古屋大学医学部附属総合医学教育センター 植村和正


<会長講演>

「顕微鏡内蔵型受精卵動画記録培養装置が切り拓く生殖医療の未来図」

豊橋市民病院 総合生殖医療センター


<シンポジウム>

「夫婦(カップル)のこころのズレと不妊カウンセリング」


1)夫婦の行動からみたこころのズレ

中部大学生命健康科学部保険看護学科


2)不妊外来における患者の心理を通して考える

虎の門病院 産婦人科


3)「立会い胚移植」前後の夫婦の意識調査(アンケート調査の結果から)

筑波学園病院診療部産婦人科リプロダクションチーム


4)ART治療と夫の心理~アンケート調査の結果より~


例年どおりの盛り沢山の内容で、大変に勉強になりました。

これだけの内容なので、この場にすべてを記載するのは無理がありますし、
感想は書き切れないと思います。


印象に残ったことは、名古屋大学の医学部の教育では、
患者さんとのコミュニケーション教育に力を入れていて、
若手の先生たちは大変に能力が素晴らしく、
話もきちんと聞けるので、結果的に診療時間が短くなっていること。

(これは、薬剤師が足りない分野だと思いますので、
とても参考になりましたし、私も心がけていきたいと思いました)


また最後のシンポジウムは、不妊治療に対する男女の性差(ジェンダー)に関して、アンケートなどを通して、夫婦の心のすれ違い、揺れ動き、そして愛情などについて語ったものですが、語り合った後に、今回の座長の豊橋市民病院の安藤先生が「愛情の反対は無関心と、マザーテレサがかつて言いましたが…」とおっしゃっていまして、個人的に、マザーテレサの映画を見ていて心に残っている言葉なので、今日の一日のテーマ全体もマザーテレサの言葉で腑に落ちたというか、納得がいきました。

質疑応答でも、やはり男性側の立場の意見と女性側の意見は、それぞれのジェンダーの差により、価値観や物事の捉え方が違うようでした。

(私は、やはり男性側の主人の立場から物事を考えました)


余談ですが、日本で一番の出生率が高い県は、福井県だそうです。

三世代同居が多く、共働きも多く、伝統的な価値観のもと、「子どもがいるのが当然」という風習もあって、また不妊専門クリニックには、みな秘密にして通っているそうです。

主人には相談できないで、奥さん一人の考えで、内密に検査を進めて、そこで精液検査の段階では、「主人に言い出し出来ません」といった事例もあるようです。

またある男性医師は、「開業したのは良いが、家庭がおろそかになって、帰って寝るだけになっている」「妻は子どもの教育など、私に話したいことがあるはずだ。もっと家庭を大事にしなければならないと、今回のシンポジウムを聞いていてそう思いました。」という意見があり、続いて安藤先生から「最近は、医師からタイミングを指示されて、そのときだけ夫婦生活をすれば良いと考えているカップルが多いです。私は、最近は口を酸っぱくして、昔は子どもをつくるときには、血がでるくらいまで、頑張って子作りをしたものだ。と患者さんたちにも言っていて、基礎体温表は、夫婦生活の○で埋めるくらいの努力をしてください」とも意見があり、最後に「結局は、夫婦が一緒にいる時間が長ければ、お互いにどんな治療をしているか分かるし、思いやりが生まれてくるものだ」と、話がまとまって一日が終わりました。

最後の質疑応答は、マラソン大会のような不妊カウンセリング学会を締めくくるには、ふさわしい内容でした。

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<虎の門の1号線から眺める東京タワー。私は東京タワーが好きです>

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