カテゴリー「基礎体温表の読み方」の記事

2008.12.20

基礎体温が高い、高めのご相談

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

今日の山形は晴れです。

晴天で月山も雲ひとつなく、きれいに見える一日になりそうです。

今日は土曜日で午後からは新規のお客様の相談も2組あり、
忙しい一日になりそうです。


さて、最近は「基礎体温が高い」方のご相談をしました。


低温期は、36・5度前後。

高温期は、37度を越えます。


30代前半ですから、陰虚火旺(いんきょかおう)という加齢による
老化現象は少ないと考えました。


基礎体温が高いということは、「熱」があることになりますので、
中医学的には「実熱(じつねつ)」によるものか、
それとも「虚熱(きょねつ)」によるものかを区別する必要があります。


お客様の舌ベロは、舌の尖が赤みが強い。

苔は、白くてやや厚めです。


以上のことから、「虚熱(きょねつ)」よりも「実熱(じつねつ)」によるものだと考え、
○大黄を主成分とした血熱(けつねつ)を冷ます漢方薬と
○精神のもやもやを解消し、肝(きも)を強くする漢方薬の2つを
○養血調経(ようけつちょうけい)の漢方に併用することにしました。


基礎体温が上がりやすい原因は、上記した加齢による陰虚火旺証や、
ストレス過多やホルモン剤の影響などが考えられます。


ストレスによる影響では、舌の尖に赤みが強くでやすいですから、
心因的なプレッシャーを解消し、心身ともにリラックス出来る環境づくり。

また夜の睡眠が浅ければ、しばし夢が多くて、夜中に目が覚めて、
十分な睡眠がとれていなければ、「卵は夜に育つ」ですから、
基礎体温も上がりやすく、不妊治療の成績にも及んできますので、
基礎体温を下げる漢方相談は今後とも役立つことだと思います。

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<2008年12月14日 柿>

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2008.12.03

嬉しいお手紙を頂きました。「月山」

今年の2008年10月21日に嬉しいお手紙を頂いていました。

掲載許可を頂いていましたので、紹介させて頂きます。


幸太郎先生、お久しぶりです。

かわいいアルバムの方、ありがとうございました。

お正月に伺った時、壁に赤ちゃんの写真がたくさん貼られていて、
「いいな~」と思っていましたが、自分が実際に写真を送ることができ
本当に嬉しいです。


「あとは体外受精しかない」と言われてもふんぎりがつかず、
一度不妊治療をお休みしてやれることを半年くらいやってみよう
それでダメなら体外受精にすすもうと決めたのが12月、
インターネットで調べて蔵王スキー旅行とかねて土屋薬局へ伺ったのがお正月、
1月末にに妊娠が判明!

夫と2人で本当に喜びました。


周囲の人は「漢方のおかげじゃなく、たまたまだったんじゃないの?」という人もいます。

でも、私自身はこんな最速の効果がでたのは
やはり漢方が功を奏したと思っています。

というのも、基礎体温をずっとつけていて、
いつも「絶対タイミングははあっている」のに、
高温期になってすぐに下降してしまうため着床しにくいのでは?と考えていました。

今回、服用しはじめて間もなく高温期が高めになり、また下降しなかったこと、
何より自分の体調が良くなってきていることを実感しました。


また小さい頃からの自分の下痢気味の体質については、
今まで不妊と結びつけて考えてきたことはありませんでしたが、
先生から「下痢気味の人が赤ちゃんができやすいと思いますか?
まずはそれをなおさないことには難しいですよ」と言われ、
最初は「ほんとかな?」と半信半疑でした。

でも、服用してから下痢はなくなり、おなかの冷えた感じも消えてきました。

今ふりかえると、いろんな検査をしてもわからなかった原因不明の不妊は、
このあたりの私の体質と大きく関わっていたんだなあと思います。

3年近く3ヶ所もの婦人科で検査、治療をしてきましたが、
"下痢”についてきかれた先生はいなかったですし、
眠い目をこすってつけ続ける基礎体温をいつもさらっとしか見てもらえなかったなか、
土屋薬局ではていねいに相談にのっていただけと思います。


漢方以外にも生活習慣や食生活など自身の生活をふり返るきかっけにもなりました。

西洋医学だけに頼りきるのではなく、
毎日の生活の積み重ねが大切だというあたりまえのことにも気づかされました。

(忙しい毎日では忘れがちですが…)


今、おなかの中で大切に育て我が子を抱き、幸せをかみしています。

本当にありがとうございました。

先生もお体に気をつけて、お仕事の方、ますます頑張って下さい。

先生のおだやかなお人柄で、いろんな方々のご相談をこれからも続けていって下さい。


Kさまご一家にお贈りします写真は、月山です。

先月に撮影しました。

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<2008年11月27日 若木山に登り、月山を眺めました>

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私たちには馴染み深い葉山連峰です。

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遠くには、朝日連峰です。

私への励ましの言葉もあり、本当に嬉しいことです。

このKさまは、関東から1月4日の寒さが厳しいときにご主人さまと2人で
来店されましたので、印象深いです。

最終的に「体外受精でしか妊娠できません」とクリニックで言われていたのが、
当店の漢方で、「たまたま」だったかもしれませんが、
2週間の服用でご懐妊、そしてご出産されましたので、
非常に感激しているところです。

ご主人様にも「漢方は効き目がありますか?」と言われ、
つい私も「早い人は2週間で妊娠します」とお答えしたのが、
まさに「初夢」ならぬ「正夢」になったご相談でした。

今後とも頑張りたいと思います。

今年の冬は、どこかにスキーに行かれるのでしょうか?

Kさまご一家の末永いお幸せを願っています。

いつか月山にも夏スキーに来てください。(^^)

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2008.10.24

FSHと秋の夜長の「冬の夢」の話(2)

こんばんは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

昨日はまる一日、山形市の遊学館というところで
公認会計士の先生が主催する経営セミナーに参加していました。

薬剤師でこのようなセミナーに参加することは、とても珍しいことなのだそうです。

周囲の方々は当然異業種の人たちで、とても刺激になっています。

金融の銀行の話や営業の話などを聞いてきましたが、
頭に残っていることは

「企業は人、人は財産」

「銀行は健全な収益力のある企業が好き」

「銀行は融資が商売なので、本当は融資したいのだが金融庁が厳しい」

などでした。余談ですみません。


さて、本日ココログに書きたいことは2つあります。

1)FSHが下がっている話

2)「秋の夜長の「冬の夢」」の続きの話です。


1)FSHの話です。

8月29日に隣県より相談にいらしたお客様です。

(最近、メールで相談を希望されるお客様が多いですが、FSHが高い相談の場合には実際に来店されるのが望ましいです。顔色や性格なども分りますので、漢方相談が精度が高くなります。何事も楽をしては駄目ということだと思います。)


8月29日が初めての相談でした。

以前に他店で相談されたことがありましたが、そのときの漢方で生理痛良くなった。

血塊も減ったそうです。


私が応対させて頂いたところによると、胃腸が弱い感じとお見受けしましたので、

○血流を良くする漢方

○胃腸を丈夫にして、ストレスを緩和する漢方

○麦芽を炒ったもの

○養血調経(ようけつちょうけい)の漢方


30代のお客様で、申し遅れましたがFSH14とのことでした。


9月24日には、FSHが8・8まで下がった。

PRL(プロラクチン)も下がった。


先日の10月22日ではFSHが6・6まで下がった。

とのことで順調です。

クリニックの治療にも役立っているようです。

その都度、漢方処方は変更したりして決め細やかに対応させて頂いています。

FSHが下がるということは、卵巣機能の若返りなので、うーん、特別な漢方ではないけれども、良い傾向で嬉しいなあと思う今日この頃です。

次のお話は、秋の夜長の「冬の夢」の続きです。

秋の夜長は、ぐっすりと良い眠ることが大切です。

前回の話はこのような内容でした。


また同じ日に来店された東根のお客様は、高温期になると夢を毎晩見るそうです。

その方は、基礎体温も高めの体質なので、それらも含めて高温期の対策の漢方をお勧めしましたが、漢方相談においても「夢」を重要視しています。

無排卵だった方が、夢をよく見ていたので、「夢対策」の漢方を揃えて周期療法をお勧めしましたら、排卵するようになって昨年に出産されたり、しばし「夢」の話もお聞きしながら、不思議な感覚に襲われることもあります。「夢漢方」でしょうか。


ちょうど高温期の処方だけお勧めしたのでした。


3種類の漢方のうち、一つは天王補心丹(てんのうほしんたん)という「枕元に漢方の神様が立って夢の中で処方を教えてくれた」という「夢」のような伝説のある漢方薬です。

さて、10月7日にその漢方を服用してからは、10月20日のお話ではその日以来、夢を全然見なくなり毎晩ぐっすりと眠っているそうです。

また思わぬ「副作用」としては、生理痛がひどくて1日にイブを4錠服用していたのが、漢方を服用することにより鎮痛剤をまったく服用しなくても良くなったそうです。


10月20日に相談では、今後は低温期の処方を考えますので「基礎体温が高め」のことを考慮しつつ低温期の周期療法をお勧めしました。

素直で明るいお客様なので、私も相談が楽しいです。

秋の夜長にぐっすりと眠ることは、お肌にも生理にも良いことが多いでしょうね。

皆様は今宵はどんな夢を見たりするでしょうか?

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<2008年10月22日撮影 神町西 「柿の木」>

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2008.10.09

秋の夜長の「冬の夢」

昨夜、山形テルサで小菅優さんのピアノリサイタルがあり、私の好きなシューベルトのピアノ曲やブラームスなどを演奏されました。

私の席から右斜め前列には、山形交響楽団を指揮する─映画「おくりびと」でも指揮していた─飯森範親さんがいました。

飯森さんが凄いのは、まったく客席に溶け込んでいて周囲に気付かれないことです。

(でも数人のかたは気が付いたらしく、声を掛けられたりしていました。)

行き帰りは電車でしたので、読みかけのフィツジェラルド短編集 野崎孝さん訳「冬の夢」を読み終わりました。

絢爛豪華な文章で、昔、野田知佑さんがカヌーで川下をする時には─読んだペーパーバックはすべて焚き火にして燃やしてしまう─のですが、開高健さんの本が良く燃えると書いていたことを思い出すような、流れるような文体です。


暗い通りが明るくなったと思うと、彼らのまわりに金持たちの住宅が姿を現し、デクスターは、その中に白く堂々の威容を見せているモーティマー・ジョーンズ一家の大邸宅の前に彼のクーペをとめた。それは湿り気を帯びた月光の光輝にしっとりと包まれて、眠た気な趣きを漂わせながら壮麗豪華に聳え立っていた。彼はそのいかにも堅牢な感じに驚かされた。頑丈な塀、鋼鉄製の大梁、あくまで幅広く、輝きにみち、堂々の威容を誇るその構え─それは彼の傍にある若い美女との対照を際立たせるばかりであった。その頑丈な逞しさによって、ほっそりと小さい彼女の繊細さがひとしお目立つのである─あたかも胡蝶の羽の舞から颯々の風が生まれ得ることを示そうとするかのように。

彼は、全身の神経が狂おしくわめき立てる中で、もしもいま身動きしようものなら、抗うべくもなく彼女をその腕の中に抱きしめることになりそうな気がして、毛筋一つ動かさずに坐っていた。彼女の濡れた頬を二粒の涙が伝って落ちて、上唇の上でふるえている。(フィツジェラルド短編集 野崎孝さん訳「冬の夢」 新潮文庫より引用させて頂きました。)


デクスターの「冬の夢」とは、なんだったんだろう?

我々が抱く「夢」とフィツジェラルドの描く「夢」の意味合いが多少違うようで、単純な「希望」や「願い」とは、また違うようです。

きっとデクスターは、心の中に彼女を通して、きらやかな、輝くような人生のイメージを「冬の夢」として持っていたのではないでしょうか?


子宝漢方相談のときには、睡眠のこと、夢のこともお聞きしたりもしますが、先日は仙台からのお客様は、毎晩夢を見て、しかもそれが「悪夢」だと言っていました。

夢の内容は、大体覚えているそうで、その晩は─彼女が軍隊にいて戦った夢─を見たそうです。

また同じ日に来店された東根のお客様は、高温期になると夢を毎晩見るそうです。

その方は、基礎体温も高めの体質なので、それらも含めて高温期の対策の漢方をお勧めしましたが、漢方相談においても「夢」を重要視しています。

無排卵だった方が、夢をよく見ていたので、「夢対策」の漢方を揃えて周期療法をお勧めしましたら、排卵するようになって昨年に出産されたり、しばし「夢」の話もお聞きしながら、不思議な感覚に襲われることもあります。「夢漢方」でしょうか。


ストレスや不安で夜に眠れなくなる。

主人の帰りが遅くいつも睡眠不足になる。


これらのときにも「卵は夜に育つ」ですから、夜の睡眠の質が良くなるような漢方薬をお勧めする機会が多くなります。

その晩は、午後10時に寝た私も午前4時頃に「悪夢」を見て、ハッと目が覚めました。

でも二度寝したので、「悪夢」もまた「夢」の彼方に溶けてしまい、二度と姿を現さないままでした。

みなさまは、秋の夜長にどんな「夢」を見ていますか?

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2008.09.10

陰虚体質の漢方相談とおりもの

こんにちは、薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

昨日は嬉しいお電話がありました。

流産後3ヶ月を過ぎて、「妊娠しました!」という声に私も喜びました。

5月から服用を始めていたのですが、その方は陰虚(いんきょ)という体質の方でした。


「口渇、手足のほてり、のぼせ、便秘」という、陰虚(いんきょ)という体が熱っぽくなる体質でした。

基礎体温も高めです。

これらは、基礎体温も含めてすべて「体の潤い不足傾向」があると認識しましたので、
補陰(ほいん)しながら、生理のリズムを整えることを目標にしたのです。

補陰(ほいん)とは、体に潤いをもたらす方法です。

その結果、次にお話をお聞きしたときには、
基礎体温が落ち着いてきて、排卵日のおりものが増えてきたとのことで、
終始一貫して体のリズムが良くなったのです。

排卵日のおりものは、子宮頸管粘液が増えたということになり、
卵胞の発育も順調になったことが示唆されますので、
適切な漢方をお勧めしたんだなあと、改めて私自身も勉強になった次第です。

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<2008年9月10日 鷺草>

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2008.05.16

チョコレート嚢胞と、人工授精、体外受精の方のご相談

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。


昨日は、4人のお客様の店頭相談があって、
大体1人につき1時間ずつで、たっぷりとお話をお聞きさせて頂きました。

みなさま、本当に通常は健康そのもので、
ただ子宝に恵まれないだけ、という感じです。

それぞれ目標を持っていまして、立派だなあと思っています。


漢方相談では、キーポイントがありますので、
チョコレート嚢胞の方では、淤血(おけつ)対策をメインにしています。

血行を良くして、なるべく卵が多く採卵できるようにと期待しています。

昨日に3回目の生理を止める注射を打って、経過をみて
6月に採卵の予定です。

チョコレート嚢胞があって、子宮内膜症も膣のところにあるので、
採卵が難しいそうです。

「ひょっとしたら、子宮内膜症が針に刺さって、卵巣が感染するかも」
と担当医の先生に言われていますので、体外受精を実施するに、
「卵巣が駄目になるかも」という不安があるそうです。

経過が良く、採卵となって頂きたいです。

本人様曰く、仮にA子さんとしますと、
A子さんは「漢方を服用しているから安心です。頼り切っています」と
嬉しいお言葉を頂いています。

気合の入った相談でした。


もう一人の方は、「基礎体温が高めのご相談です」。

B子さんとしますが、B子さんには、終始「基礎体温が高め」の漢方相談を
していました。

半年経過して、以前に1度体外受精をされていたのですが、
今度、再度2回目の体外受精をされるそうです。

うまく成功して頂きたいなあ、と思っております。

漢方は、「滋陰(じいん)」といって、体の陰血(いんけつ)を整える
中医学独特の方針を採用しております。


C子さんは、地元の総合病院の婦人科に通っていましたが、
担当医の先生がコロコロと変わるので、不信感を持って、
少し遠くですが、体外受精にも強いクリニックに通うことになりました。

主人は、子供があともう一人欲しいので、「すぐに体外受精を!」と
言っていたそうですが、どうやら「体外受精をすれば、子供ができる」という
安直な考え方で、実際の現状を知ったら、人工授精とタイミングで二人で
頑張っていこう!となったそうです。

頭痛で、以前から「淤血(おけつ)」の漢方を服用していて、
頭痛がすっかり治っていたので、それに「養血調経(ようけつちょうけい)」の
漢方を追加でお勧めしています。


D子さんは、人工授精をしています。

親友が、当店の漢方でご懐妊されたので、
紹介されて来店されました。

舌の尖は赤みが予想以上にあって、舌の苔が厚めでしたので、
「発散してストレスを解消する漢方」を追加でお勧めしました。

可愛らしい方で、うまくいくといいなあと思っています。

最近は、ストレスが過剰にあって、舌の尖の赤み、
つまりは「心熱(しんねつ)」を感じる相談が増えています。

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<2008年5月16日 若木山にて 「緑」>

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2008.01.10

睡眠のススメ

基礎体温が高めのかたの相談をしています。

タイミング、人工授精を経て、体外受精となり、
今は漢方での「健康な母体づくり」をお勧めしています。


前回の漢方処方が功を奏したか、
高温期は37度を割り、少し下がってきて喜んでいたのですが、
今周期は 排卵日が11日目と今までになく、早めのようです。


「卵は夜に育つ」で、睡眠不足では、卵の育ちが悪くなる可能性があります。

ちょうど、クリスマスイブ、クリスマス、年末年始、お正月と、
目白押しの季節を過ぎての基礎体温ですから、
「睡眠不足であったであろう」と推測するには訳がないのです。


この状態で体外受精にチャレンジするよりは、
生活習慣も含めまして、もう少し基礎体温を良くして
体調を整えたほうが良いと説明しました。

コーヒーは1日5杯くらい服用しているそうですから、
カフェインも体にあまり良くありませんので、
控えたほうが基礎体温高めの対策にいいですし、
とにかく「睡眠が大切」だと感じました。


最近は、夢も多いそうです。

得てして、私の漢方相談では、「夢相談」になることもあり、
夢が多いということは、夜に眠れていないとか、
ストレスが溜まりやすいと推測されます。


案の定、舌の尖(さき)には、赤みが強くなっていて
「心熱(しんねつ)」と呼ばれる状態が見受けられました。

きっと睡眠不足や夢が多いことも、今回の生理の周期が早めになっていることに
関連しているはずです。


最近は、24時ごろに寝ているそうですが、思わず
「お願いですから、もっと早めに寝ましょう!」と言ってしまいました。(苦笑)

「山形のかたは、けっこう早めで22時ごろに寝ている人が多いですよ」
と伝えましたら、驚かれましたが、風邪のせいもあり、
昨日は21時半、一昨日は20時半に寝た「ロング・スリーパー」になっている私は、
自分のことも話そうと思いましたが、急に恥ずかしくなって止めてしまいました。


「卵は夜に育つ」ということで、今回は「睡眠のススメ」の話でした。

そういえば、今日は夢を見たのです。

高校時代に戻って、剣道部の夢でした。

退部していて居づらくなった状況なのに、夏の合宿に、
今は教員となった友人のM君に無理やりに誘われるというまさに
「ナイトメア(悪夢)」のような状況でして、
はっと目が覚めました。

なんで今でも高校時代の部活の夢を見るのだろう。

さて皆様は、どのような夢を見ているでしょうか?

「睡眠のススメ」終わり。

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2007.12.31

基礎体温高めで、無排卵、生理の周期が長めかたのご懐妊

こんにちわ。

土屋です。

今日は「雪の降る町 山形」で、大晦日にも関わらず
私たちは正月を迎えるために、最後の勤務をしているところです。

スタッフは、新年の「初売り」の準備で忙しそうで、
外の天候が悪いことに関係なく、一同きびきびと働いています。


漢方相談も、午前中は、帰省中のかたで実家のお母さんと主人と
3人連れでご相談に来たかたもしました。

最高の漢方をお勧めさせて頂きました。


さて先ほどは、電話がありまして、

「今日に病院に行ったら、陽性反応がでまして5週目でした」

と喜びの声でした。

県内のかたですが、無排卵気味で周期も60日と長めのかたです。

平成18年は、1年間無排卵でした。

無排卵だったので、平成18年度は7月24日と8月28日、9月19日に
注射で生理を起こしています。

今年は、誘発剤も使っていませんので、
60日周期で生理が来ています。

一番と最初の相談は、11月24日で、当店からは

○養血調経(ようけつちょうけい)

○疏肝理気(そかんりき)


の2つの方針でした。

11月24日を経て、今月の12月15日の相談です。

主人と2人での来店です。

私が基礎体温を拝見すると、基礎体温は高めで、
低温期が36・5度くらい、高温期は37度前後です。

奥さんと主人の2人に、「基礎体温高めの対策」を説明して、
納得の上で3種類にしました。

そうしましたら、今日の電話の「妊娠できました」の
嬉しい報告になりました。

「漢方を服用して本当に良かったです。土屋薬局さんのお陰で助かりました。」
の言葉が印象的でした。


無排卵気味で基礎体温が高めですと、
卵巣機能が落ちている可能性もあるので、
次回病院に行ったときに、ホルモンも検査したもらった方が良いと
アドバイスした矢先のことです。

結婚5年目のカップルですから、良かったなあと思います。


でも、まだまだ油断大敵ですから、年末年始は養生すること、
ビールなども禁酒してください、と伝えておきました。

漢方の効き目の凄さを再確認すると同時に、
やはりしっかりと体質を考慮に入れて、
処方を組んでいくことの必要性を再認識しました。

今日は、年末最後の「嬉しい話」でした。

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<2007年12月23日 八幡町からの鳥海山眺め>

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2007.12.18

最近の店頭相談より…「基礎体温が低めのご相談」と「冷え性」

おはようございます。

土屋です。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

最近の山形は、冬の日本海側特有の雪が降ることが多くなっています。


さて、最近の店頭相談です。

最近、婦人病のご相談では、「基礎体温が低めのご相談」や
「基礎体温が高めのご相談」などをしています。


「基礎体温が低めのご相談」では、低温期が36.0度前後で、
それより低い場合には36・5度代になります。

高温期は、目標とする36・7度に頑張ってもいかない感じで、
36・5度前後くらいです。

(基礎体温は、低温期が36・3度前後で、高温期が36・7度前後が望ましいとされています。ですから、基礎体温表には、36・7度のところに赤い線がついています)


「基礎体温が低めの場合」には、中国漢方では、
体にエネルギーである「陽気不足(ようきぶそく)」が一つの要因であるとします。


「陽気(ようき)」は、おもに「脾胃(ひい)の胃腸系」と
「生命の源 腎(じん)系」から発生しますので、
養血調経(ようけつちょうけい)で女性に必須の血(けつ)を養うと同時に、
冷え性を改善しながら、基礎体温が上がってくるようにします。

少しずつでも、基礎体温が上がってくるということは、
手足やお腹や太ももの冷えが改善されて、
妊娠しやすい、「温かいお腹」になるということです。


そういえば、以前に当店の北の方角にある街から来店されていたお客様から、

「私の友人は、腹巻(はらまき)を夏でも巻いていて、2年間ずっとしていて子供を授かりました」

というお話も聞いたことがありました。


とにかく、「基礎体温が低めのご相談」では、通常は「冷え性」のかたが多いので、
「冷え性の漢方対策」になることが多いです。

養生法は、とくに生理中にはお腹や体を冷やさないことが大切です。

冷たい飲み物、氷が入った水や生ビールや冷たい生野菜などで、
お腹を必要以上に冷やさないように、またファッションでも、
足腰やお腹を冷やさないように気をつけます。


北京や中国では、これは一般的な常識になっているそうで、
本橋先生という精神科の女医さんがいらっしゃるのですが、
北京で中医学の留学をしていて、現地の養生をしていたら、
「冷え性が治った」と喜んでいます。


クロミッドなどの誘発剤やHCG注射やプラノバールなどのホルモン剤などで、
「見せかけの基礎体温が上がる」ことが多々ありますが、
やはり「健康な母体」は、適度な体温が必要だと思います。


昨日に来店したお客様も、友人からの口コミで来店されて、
お友達が「冷え性に効き目があった漢方」を購入されていきました。

お話を伺いますと、過去に生理不順で半年くらい生理が来なかったことがあるそうです。


基礎体温も未婚ですが、きちんとお付けになっているそうです。

やはり「基礎体温が低め」だそうで、低温期は36度にも上がらず、
高温期は36・3度くらいだそうです。


冷え性を改善しつつ、基礎体温も良くなってほしいと思いました。


今日は、「基礎体温が低めの漢方対策」の話でした。

時間があれば、「基礎体温が高めの対策」もコラムを書いていきたいです。

それでは、皆様、ご機嫌よう、さようなら。

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2007.12.10

基礎体温が高めの対策

先週から相談をされているお客様で、基礎体温が高めのかたが
いらっしゃいました。

低温期が36・5度くらいで、高温期は37度を超えてしまいます。

周期は、26~30日くらいです。


過去に人工授精を6回くらい、体外受精も1回していますが、
なかなか思うように結果が出ていません。

ちょうどご主人様と一緒に来店して頂きましたので、
奥様には「基礎体温が高めの対策」と。

ご主人様には、「精がつく漢方」をお勧めさせて頂きました。


先週の今日で、まだ漢方を服用して1週間も経たないですが、
気持ち基礎体温の温度が下がってきたそうです。

あまり高めの場合には、いわゆる「サウナ状態」で
卵が着床しにくいと考えますので、基礎体温の状態を
良くすることはとても大切なことです。


「基礎体温が高め」のときの理由としては、

1)腎陰虚(じんいんきょ)による内熱(ないねつ)、陽盛(ようせい)体質

2)ホルモン治療をしている。


などの理由が考えられます。


年齢的にいえば、30代後半からは、
腎陰虚内熱(じんいんきょないねつ)と言って、
からだの体液、潤い成分の現象も考えられます。


○人間の体の潤い、体液 →腎陰(じんいん)という水分

○体のエネルギー、活力、陽気→腎陽(じんよう)という温かさ


に分けて考えますと、だんだんと体が乾いてくるのと一緒で、
腎陽のエネルギーが変わらなければ、相対的に
のぼせやすく、基礎体温も上がってきます。


同時に、38歳を越えてきますと、
原始卵胞も減ってきて、「卵巣の力(卵巣予備能)」が弱くなってきますので、
脳からのFSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌が増えてきます。

その結果、FSHが高くなってくるのと同時に、
基礎体温も上がってきますので、
「基礎体温が高めのときの対策」は、FSHが高めの対策にもなるとも言えます。

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<平成18年12月10日 昼休みに若木山(おさなぎやま)より月山展望>

今日は、月山は雲隠れ。

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若木山はすっかりと落葉でした。

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2007.11.07

中医婦人科・不妊症専門講座テレビお茶の間講座「菊花」第14回

中医婦人科・不妊症専門講座テレビお茶の間講座「菊花」第14回です。

昨日、11月6日(火) 20~22時までテレビの前に
釘付けになって勉強していました。


症例は、39歳のかたで、軽い子宮内膜症と
チョコレート嚢胞があって、(3・7cm)、
今後どのようにすれば良いのでしょうか?という勉強会でした。


私の意見は、

「基礎体温がとてもきれいですし、子宮内膜症といっても、
生理痛もひどくないですし、進行の具合もまだそれほどひどくないようですから、
自然妊娠を考えたほうが良いと思います。

体外受精といっても、週刊誌でも聖路加国際病院の
佐藤孝道先生が渡辺淳一さんと語っていたように、
1回あたりの成功率が20%ですから、
ご主人様が体外受精に乗る気で無かったら、
あくまで、基礎体温もきれいなのですから、今のままで体調を良くして、
なるべく夫婦生活が多くなるように、養生法も含めて、
相談していったらいかがでしょうか?

多分に、仕事が二人とも多忙とのことですから、
帰宅時間が遅かったり、夕食時間が遅くて、
寝る時間も遅くなったり、またアルコールなどの飲酒癖も
ご主人様にはあるのではないでしょうか?

食事や睡眠のリズム、また体を冷やさないことなどの
養生法なども大切だと思います。

39歳といっても、まだまだ十分に自然妊娠を狙えると思います。」

でした。


と口火を切った私の後に、各先生がたの意見が続き、
チューターの私の師匠 河野康文先生のもとに勉強会が続きました。


以下、箇条書きです。


○39歳 年齢は、微妙。

○少し細いみたい。体重管理も大切。

○自然妊娠は難しいかも。

○子宮内膜症→チョコレート嚢胞(嚢腫)→卵巣機能の低下

○検査を進めていくよりも、IVF(体外受精)のほうがやりやすい。

○生活習慣→タバコ、飲酒、コーヒー

○FSHを検査すると高めかもしれない。

FSHが高めだと、卵の質が悪くなる。

35歳以降では、その可能性が高くなる。


○卵巣機能の低下や、子宮内膜症により卵管や卵管采が影響を受けているかも。

○1周期に夫婦生活は、3回以上が良い。

○主人には、参馬補腎丸(じんまほじんがん)などの漢方がお勧め。

○ヒューナーテスト(早朝夫婦生活の後の頸管粘液に精子がどれだけいるかの検査)を
やった方が良い。→抗精子抗体の問題。

○→不妊専門クリニックに行ったほうが良いか?


○漢方相談の決め方

1)排卵日が早いか遅いか?

2)弁証→陰虚(いんきょ)か陽虚(ようきょ)か?

これは寒がり冷え症か、のぼせて暑がりか?

夜に寝汗をかくか?などの問題です。

3)BBTの高さは?

BBT(基礎体温)が高め→熱

BBT(基礎体温)が低め→寒


PS 「このブログの紹介」に分かりやすくリンクが貼られていますので、
参考にしてください。


○タイミングの日は、あえて奥さんから言わないで、
ムードづくり、雰囲気づくりをする。

男はプレッシャーに弱いし、タイミングの日を狙うのは
あまり自然的な行為とは言えない。


◎男性の健康管理

睡眠時間。

昔は、暗くなったら、電気も無かったら、すぐに寝ていた。

今は、余計なことが多すぎる。


夫婦は、いつも一緒に過ごしていた。

それは何もすることが無かったから。

今は、仕事を含めて忙しくて、やることが多すぎる。


昔は、食べ物は今よりも何も無くて、貧しかった。

それでも、夫婦生活は今よりずっと豊かだった。


○不正出血

慢性の不正出血は、気虚(ききょ)が多い。

麦味参顆粒、参馬補腎丸、帰脾錠、田七人参など。

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<2007年9月24日 薄荷峠からの眺め 「田沢湖」>

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2007.10.19

何先生相談会から

おはようございます。土屋です。

今日は、10月13日の何(ふ~)先生の漢方相談会で、
マンツーマンで教わったことのメモ書きです。

箇条書きでいきます。



白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)は、五行草(ごぎょうそう)の力が弱いときに、
皮膚病に使う。

五行草は、皮膚病と腸に効く。

下痢の菌にも良い。


湿疹とは、「腸の汚いもの」が原因だから、腸をきれいにするものは
湿疹に効果的。

五行草は、腸をきれいにするイメージ。

星火健脾散(せいかけんぴさん)と合わせると効果的。

星火健脾散は、平性で、胃腸を保護する。


アトピーの人は、冷たい牛乳をよく飲む。

大きなタンパクで、腸に負担がかかる。

冷たいから、腸の滞在時間も短い。


五行草がとってくれる。



インフルエンザの時期に、板藍茶(ばんらんちゃ)を涼解楽(りょうかいらく)に
合わせて使う。



白花蛇舌草→皮膚表面の免疫細胞を強くする。

(もともとは、中国では白花蛇舌草は大腸ガンやリンパのガンなどに
使用されている)



五味消毒飲(ごみしょうどくいん)は、夏の飲料。

黒砂糖を入れると、→体を温める、胃腸保護、養血。などの意味がある。


光州では、コカコーラよりも五味消毒飲飲料が売れている。

日本では、五味消毒飲+婦宝当帰膠などの
組み合わせが考えられる。

土屋薬局では、婦宝当帰膠と組み合わせるといいでしょう。

(婦宝当帰膠は、その場合には、少量で良い)



子宮筋腫→活血化淤(かっけつかお)+白花蛇舌草

五味消毒飲+弓帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)も
考えれる組み合わせ。


何先生の東京での相談の体験では、二人のお客様の
子宮頚部の細胞異変に、たとえば弓帰調血飲第一加減などの
活血化淤に白花蛇舌草または五味消毒飲で、
4A→1Aに(5Aはガン)なったので、とても喜ばれた。

二人とも、最初から「ガン」とは言わなくて、
普通の漢方相談だったが、結果的にガンの恐れが消えて喜ばれた。


女性の子宮の病気は多い。



BBTが高めの相談。


天王補心丹(てんのうほしんたん) 心(しん)

潟火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう) 肝(かん)

潟火補腎丸(しゃかほじんがん) 腎(じん)


心肝腎(しんかんじん)の君火、相火を同時に抑えた結果、
BBT(基礎体温)が下がって、おりものがいっぱい増えた。

40代の人で、とても喜ばれた。

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<2007年10月18日撮影 「金木犀」 散歩していると秋の香りがしてきます>

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2007.08.29

テレビ電話勉強会より

昨日8月27日の夜は、20時から21時半まで、テレビ電話での勉強会でした。

テレビお茶の間講座「不妊症専門講座」です。


第9回の症例発表は、私こと土屋の発表で、
ご懐妊されたお客様の成功例のご紹介でした。


少し紹介します。


○平成18年5月来店


現在32歳。

2人目のお子様がほしいとのことで、ご相談です。

1人目のお子様は体外受精3回目にできました。

IVF1回、ICSI2回でした。


今回は4月にICSIをしたばかりで、残念ながら駄目でした。

ICSI4回、凍結融解胚移植2回。


この1年は、ICSIを繰り返しているが、不正出血が続いています。

ピルやカウフマン療法などをして、出血を止めています。


最近は採卵で3個しか採れなかった。


以前に他の漢方薬局さんから、当帰製剤や紫荷車(しかしゃ)などを
服用していたが効き目が無かった。


Sさんは、基礎体温が高めで低温期は36.5度以上、
高温期は37度前後です。


子宮内膜が17ミリと厚くなってしまうので、クリニックの先生にも
それが原因ではないかと指摘されています。


土屋の基本方針


1)基礎体温が高めなので、その対策をしていく

2)生理が長すぎる、不正出血が多い

3)舌の尖(さき)が赤い。色が全般的に暗い感じ。

4)不正出血、無排卵対策を。


平成18年5月には、当店から3種類の漢方を。

翌月6月には、4種類をお勧めしていきました。

クリニックからは、DHEAを勧められたが、漢方だけでやっていきたいと
本人様の強い要望がありました。


その後は、同じ処方を継続して服用して頂きまして、
基礎体温も下がってきて、カウフマンもしていましたので、
不正出血も治りました。

舌が暗い赤みがあったのですが、
それも改善されていって、きれいなピンク色の舌になり、
基礎体温や体質とも改善を見ました。

ストレスなどのメンタルも良くなっています。


<途中省略>


○平成18年12月


2週間後に採卵する予定。


○平成19年1月

卵が9個とれて、5個が分割して
3個戻して、2個は凍結保存しています。

3個戻したのは残念ながら駄目だった。


○平成19年2月

凍結融解胚戻しでめでたく陽性。


○平成19年6月

13週目で順調


という土屋の発表でした。


勉強会の最後のまとめは、以下です。


○陰虚(いんきょ)か陽虚(ようきょ)かを体質を判断することが重要。

陰虚は、排卵が正常か早まる。

陽虚は、排卵が遅れる。


1)弁証:自覚症状、体質など。

2)排卵日

3)全体のBBTの高さ


○ホルモン剤を長期間使っている。

陰虚火旺(いんきょかおう)

淤血(おけつ)がひどくなる


排泄がうまくいかなくなって、陰虚(いんきょ)と淤血(おけつ)の2つが
目立つようになってくる。


土屋さんの処方は、当初からぶれずに漢方薬の変更が無かったことが良かった。

終始、補腎(ほじん)と活血(かっけつをメインにし、方針が一貫していた。

ということで、「周期療法」の勉強会ですが、
処方を一つも変えてない「全周期同じ方法」で褒められましたので、
良かったと思います。


Imgp9288

<2007年8月28日 高砂ユリ>

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2007.07.04

テレビ電話勉強会より…カンジダや不正出血の漢方対策

昨日の7月3日(火)の夜は、毎月恒例のテレビ電話での勉強会でした。

仕事が終わったあとの、午後8~午後10時までの勉強は、
得ることが多かったです。

がんばって勉強しました。

まとめていきます。



Oさん 31歳

子供がほしいが、カンジダがなかなか治らない。

皮膚も赤みと痒みがあり、アトピーがある。



これからが、私のメモ帳の整頓です。

(メモ帳は、友人にもらったSONYの手帳でかっこいいです)


生理の後にカンジダになりやすい。

生理の後は、気血不足(きけつぶそく)で免疫力低下でカンジダになってしまう。


全身症状は、寒がり、冷え性、風邪を引きやすい。→気血虚弱(きけつきょじゃく)


舌質:胖大(ばんだい)、歯痕(しこん)、裂紋→脾胃虚弱(ひいきょじゃく)


その他:カンジダ、全身の皮膚の痒みと赤み


タバコと飲酒は、湿熱(しつねつ)を助長させる。


本証→脾胃虚弱(ひいきょじゃく)、気血不足(きけつふそく)

実証→気滞血淤(きたいけつお)、湿熱(しつねつ)


BBT


1:BBTがやや高め→陰虚欝熱(いんきょうつねつ)

陰が成長しにくいから、排卵しにくい。


2:低温と高温の差が少ない

低温期が高いので、陰虚(いんきょ)が原因。

高温期の温度はとくに問題ない。

陰虚及陽(いんきょがようにおよぶ)


陰が弱いので、陽気も弱くなり、血(けつ)を支えきれない。

不正出血の原因。


違う時期のBBT(基礎体温)


1:犬歯状(けんしじょう)

2:低温期が高い

3:BBT下がりが早い→陰虚及陽、気不統血(きふとうけつ)→不正出血


BBT波動不安定→気滞血淤(きたいけつお)、転化不利←おりものに不正出血


BBTが高い→出血→気鬱化火(きうつかか)



BBT下がりが早い→陰虚及陽←不正出血

BBT波動不安定→気滞血淤←おりものに不正出血



使用している薬


星火健脾散、五行草、田七人参、シベリア霊芝、潟火利湿顆粒、婦宝当帰膠



この人は、今後低温期を改善するべきだ。


今後について


1)検査、夫婦ともに検査する必要がある。

2)カンジダなどの症状は、先に治すこと。


扶正去邪(ふせいきょじゃ)、現在の方針でOK


免疫を高めることが先決。


3)卵胞期の補腎と排卵期の活血促排卵:

おりものがないときには、補腎陰が必要で、おりものが増えてきたら
理気活血(りきかっけつ)を使う。


4)カウンセリング、タイミング指導



☆生理前の出血

BBTの下がりが早い

陰虚及陽、気不統血(きふとうけつ)

不正出血


陽気虚(ようききょ)である。


生理がだらだら続いている人には、何日目が生理が多かったを聞いて、
不正出血か生理かどうかを判断する。


BBTが高いまま出血

気鬱化火(きうつかか)、陰虚火旺(いんきょかおう)

加味逍遥散、または潟火補腎丸、田七人参



不正出血は、出血の色で判断する。


熱→あざやか


脾虚→茶色っぽい、うすい、水っぽい。

陽気虚(ようききょ) →帰脾錠、田七人参(でんしちにんじん)



低温期の卵胞の発育が悪い

陰虚によるもの。


卵胞の発育をスムーズにして、
排卵を邪魔する素因を除く(気滞血淤)



陰が育たないので、結局は陽虚になり、出血してしまう。


生理前の不正出血でも、卵胞期から改善を図っていく。



排卵期の不正出血は。


陰を重陰させる。気滞血淤(きたいけつお)を治す。

排卵期の出血

理気活血(りきかっけつ)


加味逍遥散(かみしょうようさん)、血府逐淤丸(けっぷちくおがん)、田七人参、冠元顆粒、星火逍遥丸


田七人参→陰虚火旺(いんきょかおう)は少なめに 1日2包

陽虚は多めに使える。1日3~4包



熱による出血→潟火補腎丸や加味逍遥散


20代の人、にきび、暑がり、ストレスたくさんなど。

以上です。

明日は、希発月経についてテレビ電話の勉強会の
最後のまとめです。


不正出血対策に、何かの糸口を見出したかのような
貴重な勉強会でした。

今後、いろいろな中医学講師の先生方にも
お話を伺って不正出血対策を勉強していきたいと思いました。

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2007.06.07

おめでとうございます(BBTが高めの対策)

おはようございます。土屋です。

今日の夜には東京に移動しますので、
週末までは憧れの「東京人」です。(笑)


さて、一昨日に夕方に嬉しい電話をもらいました。

13週になっているとのことで、とても嬉しく思いました。


2人目不妊で、ご主人とお子様と3人で何回か来店されていましたので、
とても印象に残っている可愛らしい女性のかたでした。


薬暦簿のメモをまとめると。


最初のご相談が平成18年1月です。(雪が降る日でした)


2人目のお子様がほしい。

凍結胚移植2回。ICSI4回。

平成15年の3月に2回目のICSI(顕微鏡受精)をした後に、
出血が続いた。

生理が終わった後にも出血が続いて、基礎体温(BBT)も一層性で無排卵。

→ピルとかカウフマンをしていた。

この1年は、ICSI→生理が止まらなくなる。→ICSIを繰り返していた。


○最近は、3個しか採卵できなかった。

1個の受精が8分割で、G3だった。


○昨年(平成15年)の9月は、G1 3個、G2 1個、G3 2個だった。


生理痛(-) 生理期間7日間 2~3日目が量がもっとも多い。

小さい塊がけっこう多い。 頭痛や肩こりがたまにある。 冷え性で特に足が冷える。

結婚9年目です。


夜は10時には寝ている。夢を見ることもある。

食欲ある。二便正常。プロゲステロンを注射すると寝汗をかく。



私の薬暦簿へのメモ書きのポイントは。

今後の漢方の目標。


1)基礎体温が高め

2)生理が長すぎる。不正出血が多い。子宮内膜が17ミリで厚すぎた。

3)舌の尖(さき)が赤い。色は暗い感じ。


☆不正出血、無排卵対策を。



私の編み出した処方は…

(ここのココログ版で秘密の特別公開です。今後の私の記録のために残します)


1)血府逐淤丸 

2)酸棗仁湯錠

3)天王補心丹

4)コンクレバン

(クリニックからはDHEAを勧められたが、漢方だけでやっていきたいとのこと)


その後の経過


○6月17日


出血があったのでカウフマンをしている。

今日は生理(消退性出血)がきた。


○7月15日

舌がだいぶきれいになった。

舌の色は、淡紅。苔 薄白。

カウフマンは継続中。


○8月26日

今は落ち着いていて、リラックス。

2ヶ月間は治療を休む。

出血は止まっている。


爽月宝も追加。


○10月16日

12月に治療を再開する予定。


○12月1日

今回、24日周期だった。

高温期が短い。9日間。


申し遅れました。


この方は、基礎体温(BBT)が高めです。


低温期 36・6~36・7度前後

高温期  36・9~37・1度前後


です。


漢方は最初の相談から、「基礎体温が高めの対策」を継続しています。


さて、体外受精の対策に、追加して杞菊地黄丸のロウ丸。


平成19年1月

卵が9個取れて、5個が分割して、3個戻して残りの2個は凍結保存。


しかし、結果は駄目だった。


3月に凍結胚移植。


→一昨日の平成19年6月5日 TEL有り。


13週目。安定期。

パチパチパチ(盛大な拍手)


仕事も継続中です。

「犬の置物進呈」


以上です。


私も勉強になることが多かったです。

おめでとうございました。

本当に良かったです。

信頼関係も良くて、こちらの「特別スペシャル処方」を理解してくれて
素直に飲んでもらったことも、成功の一因だと思いました。

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2007.05.25

基礎体温表が高めときの漢方考察

30代後半から基礎体温が高めになってくるかたが
けっこう見られることがあります。

卵巣機能の弱りや原始卵胞が減ってきていることなどで、
FSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌が盛んになり、
基礎体温は相対的に上がってきます。


また、HCGや黄体ホルモンなどのルテアルサポート(黄体補充療法)などを
していれば、基礎体温表は全般的に高くなってきます。


低温期は、36・5度前後、高温期は 37・0度前後くらいになります。

もっと高い人もいます。

(内容的には「不妊治療の基礎知識…現状と問題点(5)」にも関連してきます)


高温期の生理前に、毎晩寝汗をかいてパジャマを交換しなければならなかったり、
火照りがひどくなる人もいます。


通常は、従来の漢方相談では「陰虚火旺(いんきょかおう)」といいまして、
おじいちゃん、おばあちゃんの「茶飲み友達」のような、
手足の裏が火照りやすいタイプに多かったのですが、
不妊治療や更年期を前にして、プレ更年期とでも言うのでしょうか、
「基礎体温が上がってくる」「口渇」「のぼせ」「ほてり」「痩せ」「お肌の乾燥」
基礎体温の周期が短くなってくる」かたの相談を多く見られるようになってきています。


その場合には、従来型の「冷え性」の漢方相談ではなくなってくるのです。


なんとかして、基礎体温表が高めのほてりを鎮めて、
「卵がサウナ状態の子宮で妊娠しづらくならないように」
処方を検討していくことになります。


一般的には、


○陰虚(いんきょ)

○陰虚火旺(いんきょかおう)

これは、陰虚(いんきょ)がよりひどくなったもの。

○実熱(じつねつ)

○気鬱化火(きうつかか)

○血熱(けつねつ)

○淤血(おけつ)

子宮内膜症など。


このような感じの「証」に分類されると思います。


さて、今回このコラムを作ろうと思い立ったのは、
今朝「2ヶ月の服用で妊娠できました」という報告を見まして、
うーんと思ったからです。

この女性のかたは、以前にPCOSとも言われて、
2人目不妊で基礎体温ばバラバラ。


当帰の漢方薬や人参湯なども服用したことがある。


低温期 36・5~36・6度

高温期 36・8~36・9度


排卵日が分からない。

おりものはほとんど無い。

胃腸が弱くて食べ過ぎると下痢をする。

体調が悪かったり冷えると便がゆるくなる。

ふくらはぎから下が冷える。

排卵痛があって、生理痛はありません。


などありました。


これは私のメモ書きですので、漢方処方はこれを飲めば良いという
説明ではないのですが、(一応断り書きです)、
血府逐淤丸(けっぷちくおがん)と水快宝(すいかいほう)という
基礎体温が高めの漢方考察」をしたわけです。


血府逐淤丸や水快宝とも、温性(おんせい)ではなくて、
やや涼性(りょうせい)または平性(へいせい)ですので、
必要以上に体を温めて、これ以上に基礎体温を上げたりすることなく、
活血化淤(かっけつかお)をメインにして、妊娠しやすい環境になれば…
ということが功を奏しました。

(「周期療法における活血化淤の応用」も参考にしてください)


やはり弁証(べんしょう)することが基本ですね。

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<2007年5月20日 岩手県金ケ崎町 1本の道>

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2007.02.02

コーヒーとアルコールと

おはようございます。

土屋です。

久しぶりに雪が降った山形です。


さて、最近は「便秘相談」が多く、3日間連続で
高齢者から中高年の男性のかたまで相談していました。

「ザ・便秘漢方」 「ザ・デトックス漢方」 (この言い方は、インチキくさいですね。^_^;)

を目指そうかなと、「便秘を治そうとする熱意」を聞かせて頂きながら、

そう思ったのでした。


さてさて、今日の本来の私が書きたい話は、「舌ベロの話」です。


昨日は、2人の対照的な舌ベロのお客さまが来店されました。


1人のかたの舌ベロは、最初のころの相談は
苔が少し多い感じでしたが、ご自身で舌ベロチェックをして頂きますと、

「舌の苔は少なく、亀裂があって、赤み」がある感じでした。


20代で若々しいかたなのですが、舌ベロ自体はイメージ的にいえば、

「茶飲み友達舌」です。


「茶飲み友達」の舌ということは、おじいちゃん、おばあちゃんに多い、

「お茶が飲みたくなるような」→のどが渇いたり、

お茶を飲んで口を潤したくなる舌のことです。


これは、「病院に行っても口内炎が治らない」「何軒廻っても同じだ」と

こぼすお客様にも多い舌ベロです。(難治性の口内炎でしょうか)


中医学的には、からだの体液不足の、つまりは「陰虚(いんきょ)」と呼ばれる

「証」でして、体が「サースティー」で乾いている状態です。


あと20代にもかかわらず、舌の色が「赤い」のは、

「熱(ねつ)」がこもっている状態です。


更年期障害に多い舌ベロです。


そのことを、「失礼ですが…あまり気にしないで下さいね…」

と言いながら、説明させて頂きました。


もう一度まとめると、

○舌が苔が少ない、亀裂がある→ 陰虚(いんきょ)

○舌が赤い→陰虚(いんきょ)


となります。


通常は、原因としましては、


1)ホルモン剤などの使いすぎで、基礎体温が上がってきて、

たとえば低温期36・5度以上、高温期37度以上となり、

寝汗も毎晩かくようになり、ベッドやパジャマが汗でビッショリになること。

2)お酒(日本酒、ウイスキーがとくに)、コーヒー、タバコの飲みすぎ 

→辛いものが体の津液(体液)を損傷するので、

体が乾いて「サースティー」の状態になりますので、

舌が赤くなり、苔が減ることとなります。


そのお話を説明させて頂きましたら、どうやら後者のようで、

「コーヒー」を1日6杯飲んでいるそうでした。


お酒とタバコはやりません。


ですので、「コーヒー」を止めてみて、

体を必要以上に乾かすことを止めましょう! というアドバイスになりました。


やはり、1日の水分をすべてコーヒーからにしてしまえば、

体調がおかしくなってくると思うのです。


「カフェインの利尿効果」がありますからね。


以前にテレビで元C○ガールズの青○典子さんが
「1日にコーヒー30杯」飲んでいるを見て、私も衝撃を受けたのですが、
逆流性食道炎の原因にもなりますし、やはりお医者さんたちも
「更年期に早くなりやすいですよ」と忠告していました。


また私は、プロレスが好きですが、

ビッグブーツの巨漢レスラーの高○さんは、

1日にコーヒー10杯以上毎日飲んでいて、

体が脱水状態になって、脳卒中になって数年間お休みしていました。


本人様は、「コーヒーの飲みすぎ」とのことに気がつかなかったらしいです。

入院先のお医者さんに指摘されて、気がついたらしいです。

「もっと早く教えてくれよ」と思ったそうです。

「あるある大辞典」のような、一方的にあれがいい、これがいいという、

マスコミの影響もあると思いますので、ある程度正しい医学知識があったほうが

自分の健康に役立つと思います。


ということで、今日は長くなりましたので、次回は「コーヒーとアルコールと」の

続編を書いていきます。

さようなら。


2月6日追記です。


その日に来店されたもう一人のお客様は、
ダイエットがしたいそうです。

30代前半でお子様が一人いらっしゃいます。


頑固な便秘があります。


ひどくなると「痔(ぢ)」になります。


出るときには出ますが、3日に1回の排便です。


肥満でお悩みで、立ち仕事です。

便秘が続くと体がだるくなってきます。


胃腸は弱くないですが、生理痛もひどくて
イブなどの鎮痛剤を飲むそうです。


冷え性はありません。


舌ベロチェックをしてもらうと、色は淡紅(たんこう)で、
苔は黄色くて厚めでした。


黄膩(おうじ)と呼ぶ舌です。


体に老廃物(ろうはいぶつ)が溜まっている舌ベロです。


便秘や肥満なども、その「老廃物」が原因になっていると考えますので、
体の中からサッパリしていくためには、お通じをスッキリする漢方などを
紹介して「食事の養生」も紹介しました。


今後に大いに期待しております。

以上で、追記を終わります。


体調に応じながら、津液(しんえき)の体液が少ないのならば補う、
また汚れが体に溜まっていたらスッキリさせるなどが大切だと思いました。

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2006.09.13

中医婦人科・不妊症専門講座「テレビお茶の間講座」

昨夜は仕事が終わってから、
月に一度のテレビお茶の間勉強会でした。

8月は東京八重洲で「周期療法における活血化淤の応用」のスクリーニングでしたから、久しぶりの勉強会になります。


各自 家にあるテレビをネットにつないでテレビ電話にして、
ギンガネット上で東京や九州、静岡、栃木、山形などを結んで、
在宅で勉強できて、意見を双方向性で発言できるという
新しいスタイルの勉強会です。


発表する先生方は、毎月自分のお店の症例を持ち寄り、
中医師の先生がテューターとなって、
お互いに基礎体温表を見たりして、
自由に発言していきます。


さて、昨夜の午後8時~9時半までの
仕事が終わったあとに、なお根性でがんばった勉強会の
私のメモを、このココログに整頓します。


(テレビカメラに自分の姿が映るので、
居眠りできないんです)


メモ


A)BBT↑ 基礎体温高め(全般的にやや高め)


原因として考えられることは


1)睡眠不足(12時に寝て起床6時では睡眠が足りない)

2)陰虚(いんきょ)傾向 (ホルモン治療の影響)

3)肝欝(かんうつ、ストレス)

寒がりで冷え性のタイプの人で、基礎体温が高めの場合には、
肝欝(かんうつ)で気が詰まって化熱(かねつ)しているから、
基礎体温が高めになるのであろう。



B)水蛭製剤(すいてつせいざい)は、低温期などに使う。

卵管の通過性が良くなる。



c)ピクノジェノール製剤


温経散寒止痛(うんけいさんかんしつう)


寒(かん)が強いときに効果的。

肉桂(シナモン)も配合されているから。


D)ホルモン使用について…卵巣刺激法 排卵誘発剤

1)内服剤(弱)→脳を介して卵巣を刺激する。


セキソビッド(ジクロフェニール)─作用 弱。副作用 少。


クロミッド(セロフェン)─作用 強。抗E2も強。

(内膜、頸管粘液に影響)


中医学的アプローチ→養血滋陰理気活血(ようけつじいんりきかっけつ)

2)注射剤(強)→脳を介せずに卵巣を刺激する。(直接に卵巣に反応する)


FSHのみ─フェルチノーム

FSHとして─ヒュメゴン、パーゴナルなど

(多胎、過剰刺激症候群)

中医学的アプローチ→益気養陰化淤利湿(えっきよういんかおりしつ)


Dscf0722

<2006年9月10日撮影 浅間温泉街から北アルプス展望>


Dscf0726

<さすが伝統のある温泉街です。蔵の風景がきれいです>

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2006.06.19

包先生に聞いたこと

Dscf1203


おはようございます。

土屋です。

昨日は東京での勉強会「淤血(おけつ)と微小循環」に参加してきて、
今日もまた朝から業務に戻っております。

私は、早めに出席したので、包海燕先生というやさしくて親切な中医師の先生に
特別にマンツーマンで不妊症について情報を聞いてきましたので、
忘れないうちにここにまとめます。


包先生に聞いたこと。


1)山査子や神曲、麦芽が配合されたもの(晶三仙 しょうさんせん)


→PRL(乳汁分泌ホルモン、プロラクチン)対策になる。

2~3回流産されたかたにも良い。


養血調経の漢方にも、併用すると効果的。


妊娠が分かった時点で、胸が張る、乳も出るような場合には、
潜在性かもしれないので「山査子や神曲、麦芽が配合されたもの」が使える。

習慣流産の対策に!


炒麦芽(いりばくが)の代用可で、
基礎体温のギザギザにもいい。


脾気虚(ひききょ)の胃腸が弱いタイプの皮膚病やアトピーのかたに、

またダイエットや更年期、生活習慣病にも応用できる。


「山査子や神曲、麦芽が配合されたもの」としては、
代表方剤としては「晶三仙(しょうさんせん)」があります。


2)黄耆(おうぎ)と白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)が配合されたもの

冷えがあれば、不妊にも良い。

防風などは流産予防になる。

免疫性の習慣流産対策にも。


「黄耆(おうぎ)と白朮(びゃくじゅつ)、防風(ぼうふう)が配合されたもの」
の代表方剤には、衛益顆粒(えいえきかりゅう)があります。

3)BBT高めの対策法


杞菊地黄丸、瀉火補腎丸、竜胆瀉肝湯、黄連解毒湯など応用可。


ストレスタイプ→天王補心丹、酸棗仁湯錠など。


活血剤も必要。

婦宝当帰膠冠元顆粒、血府逐淤丸、水蛭製剤など。


4)ロゼア

気分を高める、うつ気味対策。


5)周期が短め対策

A:気虚(ききょ)タイプ→冷え性、卵胞の育ちが悪い。

B:血熱(けつねつ)または陰虚虚熱(いんきょきょねつ)

→実熱(じつねつ)か虚熱(きょねつ)を分けて考える。


この2つが大きな方針で、あとは各自「弁証論治(べんしょうろんち)」のうえ
方剤を決定する。

たとえますと、A「気虚タイプ」は、「冷え冷えで周期が短い」タイプです。

B「熱(ねつ)」タイプは、子宮内膜や卵が「サウナ状態」で
熱が篭って熱いので「周期が短い」のですね。


6)爽月宝(そうげつほう)

からだの汚濁、淤血を解消する「掃除機」のようなもの。

卵巣の腫れなど。


以上です。


今日の内容も、ほとんど私のメモ代わりとなっています。

詳しくはご相談して下さい。

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2006.06.15

6月の中医不妊症専門講座より

おはようございます。

土屋です。

今週の火曜日の夜に、テレビ電話での勉強会がありました。

東京と山形や長崎、静岡など全国を結んで、
双方向性の勉強会です。

お店にいながらにして勉強できますので、良い時代になったものです。

さて、私たち「百合チーム」の勉強会の今回の進行役は
友人のK先生の番でした。

テューターは、陳志清先生です。

今日は、その時の勉強会の私のメモの整頓です。


A子さんの症例


1)プロラクチン↑なのに、排卵が早いのは何故か?

2)基礎体温は、高温期で37度を越え、低温期も36・5度台で、上半身は火照るのに、下半身は冷えるのは何故か?

これがその日のメインテーマです。


A子さんは結婚3年目で、テルロン0・5錠とクロミッドを服用しています。

生理の周期は、24-27日です。

(生理の周期も24日だと短いので、改善したほうがいいですね)


自覚症状は、

寒がり、冷え性、不眠不安、眠りが浅く多夢、生理前に乳房が張る、生理前に頭痛、めまい。ストレスが多く、仕事が忙しい。



プロラクチンは高すぎると排卵を抑制する。


高プロラクチン血症の中医学的な考察。


1)気鬱(きうつ)

このタイプは排卵が遅れることが多い。

つまり月経周期が長めになりやすい。


2)肝火(かんか)

気鬱が長期化すると、気が鬱滞して「熱」になる。

「肝火タイプ」は、排卵が早まりやすい。

ベースの体質的には、血虚(けっきょ)があると肝欝化火(かんうつかか)になりやすい。


化火(かか)を抑制すれば、プロラクチンが下がる。

化火(肝火)の治療はプロラクチンの治療になる。


☆月経周期が短いこと

1)卵胞の発育↓

2)子宮内膜↓


☆月経のこと

血塊(けっかい)

1)大きい血塊→淤血(おけつ)

2)小さい血塊→気滞(きたい)


☆生理の量が少ないときには、血塊は大きくない。


☆基礎体温が高いこと

1)陰虚(いんきょ)

2)湿熱(しつねつ)(著者注:血熱(けつねつ)もあります)


☆手足が冷たいのに、のぼせる。クラクラする。

→これらは肝欝気滞(かんうつきたい)


寒がり=陽虚(ようきょ)ではない。

血虚(けっきょ)や気滞(きたい)もある。


血虚の冷え性はたとえて言うと、「暖房の温水が足りない」こと。


このA子さんの基礎体温から分かること。

1)生理期は、排泄不暢(はせつふよう)

2)排卵障害

3)BBTが高いこと→陰虚鬱熱(いんきょうつねつ)


体外受精のときの点鼻→内因性のFSH、LHを抑える。

その後、外因性のHMGの効き目が良くなる。

ロングプロトコール(ロング法)



その日の講義のまとめ


1)気血不足(きけつぶそく)の体質のうえに、ストレスによる肝欝化火(かんうつかか)があった。

ホルモン療法による陰虚火旺(いんきょかおう)が最大のポイント。


2)治療は、補気養血(ほきようけつ)をベースに、疏(清)肝寧心(そかんねいしん)、滋陰降火(じいんこうか)が必要。

月経期は、活血調経(かっけつちょうけい)


3)排卵が早い人は、卵胞期の活血(かっけつ)に気をつける。


4)瀉火補腎丸、加味逍遥散、柴胡加竜骨牡蠣湯、炒麦芽など適用。

帰脾湯は平性。

瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)の知母や黄柏は、心熱(しんねつ)をとっていく。


炒麦芽は周期が長い人に良い。

周期が短い人には、清火(せいか)+炒麦芽


5)その他

夫婦同時服薬、カウンセリング、生活習慣の見直しも必要。睡眠時間、仕事の調整など。



私の意見のまとめ


1)周期が24.25日だと妊娠が難しいので、周期が延長になるように考えていく。

2)基礎体温が高めだと、子宮内膜が熱いので、卵が「サウナ状態」もしくは「半熟卵?」になるので、基礎体温はできるだけ下がるような方向性で漢方を検討する。

3)顔色や唇の色を良くするなど、「美人になる」漢方を。

お肌の色艶が良くなることも重要です。

4)夜の睡眠も大切なので、夢を減らしてグッスリと眠れるように、安神薬が周期の改善とともに必要だと思います。

5)夫婦の足並みを揃えることも大切。


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<6月13日に草津に泊まりました。高砂館の近くにあるお地蔵さん。高砂館に泊まったのですが、地蔵の湯は強酸性なのに肌にまとわりつくやさしい感じで感激しました。私は草津が大好きです>


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<湯畑から上がっていくと神社があり、そこにも やさしい顔のお地蔵さんがいました>


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<「菊に眠り地蔵」 このお地蔵さんの顔が好きです>

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2006.05.22

中医婦人科スクーリングに行ってきました。

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昨日、一昨日の5月20日(土)~5月21日(日)と
イスクラ産業7階ホールで勉強してきました。

20日(土)は「基礎体温の読み方~基礎から応用まで」。

昨日の21日(日)は「やはり多い多嚢胞(PCO)への対応」でした。


今度、基礎体温の読み方シリーズは、
先月に仙台で勉強したことも含めてアップしていきたいと思っていますが、
今日は「速報」版です。

土曜日の基礎体温表の読み方は、以前よりも
日頃の実戦経験で私のレベルは上がっていると思っていたのですが、
今回もとても「為(ため)」になりました。


私が勉強したこと。


1)基礎体温表の読み方


A)最近当店のお客様では、基礎体温が低温期で36・5度くらい、また高温期では37度を越えるような方も多く見受けられるようになりました。

中医学的には、陰虚火旺(いんきょかおう)の状態で、特徴としては、

「寝汗、口渇、唾液が少なくなる、おりもの減少、経血量も↓」ということがあります。


原因としては、


1)体質→痩せているとか。

2)高齢

3)不妊治療によるHMG注射などの誘発剤やホルモン剤により、基礎体温が上がり、
体に「鬱熱(うつねつ)」がこもる。

4)炎症(クラミジアなど)

5)平熱が高いこと。→本人が気にしなければ良い。
(甲状腺機能もありますので、検査は必要だと思います)

などが挙げられます。


対策としては、


補陰(ほいん)や疏肝理気(そかんりき)、活血化淤(かっけつかお)などがあります。


よく高温期に寝汗をかいたり、更年期のようにのぼせてきたりします。



無月経、無排卵で基礎体温が高めのときには。

中枢が活発になって興奮している。

FSH↑

卵巣機能の低下


若い人の場合には、ストレス(気滞 きたい)によるものものある。

その場合には、陰血不足→気滞(きたい)になりやすいので、

れん肝、柔肝(じゅうかん)+疏肝(そかん)



逆に基礎体温が低めの人の場合には(低温期 36・3度以下、高温期 36・7度以下)、

補血(ほけつ)や補陽(ほよう)、活血化淤(かっけつかお)などで、

基礎体温を全般的に底上げすればいい訳です。


たとえば、先ほど 電話をもらった山形市のかたの場合。


漢方を服用して2週間で、


1)今まで排卵日が18日目だったのが、14日目になって
驚いている。

→排卵日が遅いことは、陰寒(いんかん)、陽虚(ようきょ)などの、
体に冷えがあるので、パワー不足なのです。

漢方などで、性腺軸をパワーアップさせれば、
基礎体温が正常にちかくなってきて、
卵巣も活発になって排卵日がきちんと14日で来るようになる。


2)おりものが増えた。

子宮頚管粘液が増えているので、もうこれでも
かなり授かりやすくなっています。


3)低温期のギザギザがきれいになった。

低温期のギザギザは、排卵がスムーズでないことを示唆しますので、
ここも安定することがとても大切です。

高温期ばかりに目が向きがちですが、
低温期の安定は「畑に種を捲いて芽吹かせる」時期ですので、
重要視していきます。

多嚢胞もしっかりと勉強したのですが、もうタイムアウトで
これは次回の機会にします。


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<2006年5月14日撮影 奥入瀬の流れ>

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2004.12.24

卵巣嚢腫(卵巣のう腫)と冷え性の話題(生理時の養生法)

昨日の23日(祝日)は、当店では中医師の何(ふー)先生をお迎えしまして、
漢方相談会を行いました。

大変と好評のうちに終わることができまして、ほっとしているところです。

相談会で多かった内容は、卵巣のトラブルのことでした。

12日~20日まで中国出張だった上海出身の何先生がおっしゃるには、
中国では子宮内膜症や卵巣発育不良(先天性)の疾患が多く見受けられるそうです。

日本では、卵巣疾患が多いようだとおっしゃっていました。

その要因としましては、中医学的に考察すれば、
足元を冷やすような生活や冷え性と関連があるらしいです。


足の裏のツボには、湧泉があります。

湧泉は、ちょうど土踏まずのところにあり腎の経絡のツボです。

はだしなどで足元を冷やしていると、
湧泉から寒邪(かんじゃ)という寒さの邪気が入ります。

湧泉を入り口とした腎の経絡のは、卵巣と結びついています。

私たちはふだん何気なしに、冷え性で足元が冷えるとしか認識しませんが、
上記の理由により「卵巣が冷える」こととなります。


「卵巣が冷えること」は、たとえて言うと川と同じで氷のようになりますから、
血行不良、血液循環が悪くなり、淤血(おけつ)を招きます。

卵巣の淤血(おけつ)は、すなわち卵巣のトラブルとなり、
「炎症」や「腫れ」を引き起こします。

これが卵巣嚢腫やチョコレート嚢腫、
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)などの原因でもあるそうです。

もう一度まとめますと、

足元が冷える→湧泉から寒邪が侵入→卵巣の冷え→淤血(おけつ)→炎症と腫れ→卵巣嚢腫

となります。

キーワードは、

①冷え ②淤血 ③卵巣のトラブル(炎症と腫れ)

です。

中国漢方の対策としては、「ピクノジェノール配合の血行を良くする漢方薬」や「チャガ」などが効果的です。

「血行を良くする漢方薬」は、血液循環を良くして、冷え性と腫れ(炎症)に効きます。

「①冷え ②淤血 ③卵巣のトラブル(炎症と腫れ)」すべてに作用があるので、
おススメだそうです。

何先生は、さらに話を続けます。

日本人の小さい頃からの生活習慣も関係しているでしょう。

たとえば保育園で、どんなに寒くても裸足(はだし)で一日過ごさせることは、
体が丈夫な子や丈夫で無い子と体質に差があるのですから、
良くないことです。

(当店のスタッフも、昔から保育園や小学校などで、
裸足(はだし)を奨励していることにやはり疑問を持っていたそうです)

中国では、足が冷えることは女性に一番と良くないと考えています。

ひどいと関節炎などの原因にもなります。

とくに生理のときには、足元や体は冷やさないようにします。

女子高生などのミニスカートは、生理のときにも足元を冷やしてしまいます。

将来の卵巣や不妊症の病気をつくることにも、繋がりかねません。

(実際に、当店でも「冷やさないようにしてください、
とくに生理中は気をつけてください」とおススメすることがありますが、
生理痛が生活習慣を変えただけでも楽になる人がいらっしゃいます。)


基礎体温表では、低温期に炎症や腫れの影響が現れます。

たとえば基礎体温で低温期がギザギザと波が激しかったり、
生理になっても体温が下がらないなどです。

そのような状態は、何か卵巣の炎症や腫れなどのトラブルや、
卵巣の働きが悪くなっていると考えます。

たとえば、排卵期が長いことは、①卵巣の問題 ②卵管の問題 などと検討します。

そのほかの生活習慣では、生理が始まる1週間前は夜更かしはダメです。

夜更かしは、生理の量が多くなります。

とくに2日目に経血量が多くなり、塊も多くでやすいです。

子宮筋腫がある人は、生理が来る1週間前は夜更かしはしないほうがいいでしょう。

11時前には寝ることが大切です。

夜の11~2時には、女性ホルモンがでますので夜更かしがあると難しいです。


などど、ためになる素晴らしい講義を受けました。

山形は、東京よりも生活習慣が良いそうです。

東京では夜更かしする人が多くて、それでは大変です。。

とおっしゃっていました。

今回の話が参考になりましたら幸いです。

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