日本中医薬研究会第9回全国大会in大阪に行ってきました。
19日、20日と山形空港から伊丹空港まで空を飛んで、日本中医薬研究会第9回全国大会へ参加してきました。
会場は、大阪ビジネスパークIMPホールとホテルニューオータニ大阪「鳳凰」の間でした。
大会のタイトルは、「我らの宝、冠元顆粒」~いまやらんと、いつやりまんねん~です。
毎年、毎年全国大会があり、今回は大阪会場だったのですが、初めての試みだそうで血液をサラサラにして、血行を促していく名方の「冠元顆粒」の特集を一貫したテーマにすえた大会でした。(「第7回全国大会への旅」というシリーズもご覧になって頂ければ嬉しいです)
この冠元顆粒は 元来は「冠心Ⅱ号方」という、現代の中国漢方を代表する傑作です。
今から、30年以上も前の、中国の文化大革命時代に生まれました。
当時は、人類史上まれに見る 壮大な実験を毛沢東率いる中国共産党が始めていました。
それは、巨大な渦(うず)となり、誰も止めることができませんでした。
エリートは、迫害され 下放され辺境の地へ送り込まれた時代です。
そのような、ストレスの多い時代でしたから、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの脳心血管障害が多発していました。
毛沢東も、ひどい心臓病と気管支炎を患っていました。
見るにみかねた周恩来総理の掛け声で、中国全土で新しい漢方薬の開発が始まったのです。
広大な中国の各中医学院や病院で、次々と「淤血(おけつ)」を解消する 特効薬の開発が行われました。
いくつもの治療薬が生まれました。
その中でも、際立った治療効果を現したのが、「冠心Ⅱ号方」だったのです。
周恩来総理が、毛沢東主席のために、中国全土を上げて開発した「冠心Ⅱ号方」
「冠心Ⅱ号方」は、中国の病院で注射剤が中心でした。
そこで、日本でも日常的に予防薬として気軽に服用できるようにとの 要望が強まりました。
東邦大学医学部での実験研究の結果、日本人の体質に合わせて マイルドにして飲みやすい顆粒状にしたものが 「冠元顆粒」になります。
幸せなことです。
世界の漢方薬を代表する 「冠元顆粒」
(「みんなの願い血液サラサラ健康法」より引用しています)
その冠元顆粒の前身の20世紀の名方の「冠心Ⅱ号方」を周囲の理解も得られない困難な状況で、ご自身の情熱を燃やして完成させた 「リビング・レジェンド」の李・練達先生が来日され 講演されたのです。
李先生は、国家薬展委員会委員、淅江大学薬学院院長など、重鎮となっている素晴らしい先生です。
直々に先生ご自身の言葉で、冠元顆粒開発(冠心Ⅱ号方開発秘話)を語って頂きましたので、私たち会員も深く感動したのでありました。
他の講演としましては、富山医科薬科大学和漢薬研究所の横澤隆子先生による「冠元顆粒の新しい薬効」というテーマで、冠元顆粒には 1.老化抑制作用 2.抗糖尿病作用などがあり、腎機能を守るうえでも有効であるという興味深いお話を聞かせて頂きました。
李先生と通訳の先生です。
今回の全国大会へ出席しまして、私は改めて冠元顆粒の素晴らしさを実感して、当店のお客様たちにも健康や老化防止、病気を治すことなどにも役立てて頂きたいと誓いました。
みんなで「血液サラサラ冠元顆粒」!です。がんばりましょう。
そのほかの大会で私の興味を引いたものを紹介させて頂きます。
びっくり、婦宝当帰膠もこのようなステキな「夜の飲み物」になるとう実例。婦宝当帰膠カシスウオッカは、おいしかった。(ちなみに、夜の分科会でして、昼間は当然にノン・アルコールです)
翌日は、大阪城と隣のホールでやっている劇団四季の「アイーダ」鑑賞です。
大阪城では、大阪の蒸し暑い日差しの中、汗をかきかきでしたが 鳩が空を飛び交う空間を 長椅子に座ってまったりしながら「あ~大阪はやっぱりステキ」と思いました。カキ氷がおいしかった。もちろんたこ焼きも。。。
アイーダは、飛行機の関係で 第一幕しか見られませんでしたが、ものすごく面白いです。
昨年に見た東京での「コンタクト」よりも、出来栄えは素晴らしいです。
「ライオンキング」なみです。
さすが、「オン・ブロードウェイ」でトニー賞を4部門も受賞しただけあります。
音楽もエルトン・ジョンですから、次回への場面、展開への期待感、躍動感を見事に楽曲化して表現しています。
「アイーダ」、次は 仙台公演どうでしょうかね、、四季さん。。
絶対に観に行きます。(私が初めて観劇したのは「セールスマンの死」です。。それ以来、舞台観劇も積んだなあ。。)
最後に「大阪城と彼岸花」でみなさまとお別れしましょう。
太閤さんのお堀には、彼岸花がよく似合う。
白い彼岸花。大阪は、やはりステキな街でした。
また行ってみたいです。
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