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2004.09.01

2人目不妊、高プロラクチン血症。漢方で妊娠!

2人目不妊の漢方相談が増えてきています。

いつも小さなお子様と一緒に寝て起きて母性本能が強くなったり、断乳の時期がのびのびになって中には2~4年ぐらい授乳してから子宝を希望されるお客さまもいらっしゃいます。



<プロラクチン、西洋医学的には?>


プロラクチンとは脳下垂体から放出される刺ホルモンで乳腺を刺激して乳汁を分泌させるように働きます。

プロラクチンとは、乳腺の組織清長、乳腺分泌を刺激して羊水浸透圧の調整、胚の着床を促進したり、排卵抑制や子宮内膜を肥厚させたり、子宮収縮の調整にも働きます。


プロラクチンの受容体は、視床下部、脳下垂体、乳腺、卵巣、腎上腺、肝臓などの組織にあります。


周期的なプロラクチンの分泌は、卵胞期はプロラクチンの分泌が少なく、排卵期は一過性に上昇します。

高温期もプロラクチンはなだらかに上昇し、排卵後は黄体形成に必要な条件となります。

着床後は、子宮内膜組織からもプロラクチンが分泌され、早期妊娠を維持します。


プロラクチンは入眠後60~90分で血中に優位に上昇して、夜間にピークに達します。

覚醒後は1時間以内に低下して、午前10~12時ごろは最低値となります。



<高プロラクチン血症とは?>


プロラクチンの分泌が異常に亢進して乳汁分泌、無排卵性月経などを引き起こすようになったものを高プロラクチン血症といいます。

プロラクチンが多量に分布されると卵巣での排卵が抑えられ、その結果、生理が止まってしまうことがあります。

プロラクチンの分泌がさらに増量すると、生理が止まるだけでなくて、子供を出産したことがないのでお乳が出てくることにもなりかねません。


<なぜ高プロラクチン血症になるの?>


流産後、人工妊娠中絶後、脳下垂体に腫瘍がある、胃潰瘍の治療、精神科の治療など



<高プロラクチン血症の基礎体温の特徴とは>


卵胞発育障害、排卵障害、

低温期が不安定

低温期が長くなる

排卵期の上昇がゆっくり 4~5日かかる

黄体機能不全

高温期の基礎体温が不安定、陥落日が多くなる。M字型

高温期が短くなる。


<甲状腺機能低下と高プロラクチン血症>


40パーセントは原発性甲状腺機能低下症とプロラクチン分泌増加に関係する。

10パーセントの患者にプロラクチン25㎎以上

原因は甲状腺刺激ホルモン(TRH)の分泌増加によるプロラクチン分泌促進ホルモンが増加

TSHとTSH─Rの相合反応によりエストロゲン分泌増加。あるいは甲状腺機能低下によりFSH分泌が増加、

卵巣刺激症状─不正出血、卵巣増大、PCO



<高プロラクチン血症と流産の関係は?>


流産を招きやすい、子宮内膜が一気に崩落してしまう。

60~70%、1週間でも流産してしまう。

プロラクチンは夜にすぐに高くなってしまう。



<高プロラクチン血症の注意点>


第二子不妊の原因となる

断乳のタイミングは10ヶ月から1年

ペットの飼育

ストレスがたまらないようにする

甲状腺機能低下の治療を積極的にすること



<さて土屋薬局での不妊症の子宝の漢方相談の話に戻ります。高プロラクチン血症です。>


先ほど、嬉しいお電話がありました。

昨日に陽性反応がでたそうです。

お客様のお話では、「こんなに早く妊娠して良いのかしら!」というものでした。


初相談日は、今年(平成16年)の6月29日です。


昭和51年生まれで、27歳です。

身長は、161cmで体重は55kgです。


結婚6年目で、一人お子様がいらっしゃいますが、なかなか2人目ができないそうです。

ご主人様は、26歳で大工さんをしています。検査は問題ありません。

ガッチリしているそうです。


さて、奥様は 高プロラクチン血症で、83mg/mlです。


3ヶ月前からカバサールを1錠服用しています。

生理後5日目からは、5日間クロミッドを1錠服用していて、誘発剤によるタイミング療法中です。


初潮は11歳。28日周期で、生理は5日間です。

最近は、6月12日から6月16日まで生理がありました。

基礎体温は2層になっています。

生理の1週間前からは下腹部痛があります。

胸の張りはありません。


生理痛はありますが、鎮痛剤を服用するほどでもありません。

排卵痛や不正出血などもありません。


食欲はあります。

便通もお小水も問題ないです。

寒がり、冷え性はありません。


当店からは、婦宝当帰膠と炒麦芽をお勧めしました。


脳下垂体から分泌される プロラクチンというホルモンには、乳汁の分泌を促す働きがあります。


授乳中には 月経がこないことでも分かるように、このホルモンには、排卵や月経を抑える作用があります。


プロラクチンが大量に分泌された状態を「高プロラクチン血症」といい、不妊の原因のひとつとなっています。

黄体期に胸が張りやすく、乳汁分泌などの症状が表れることもあります。


東洋医学では、古くから麦芽を断乳(授乳をやめること)に使ってきた経験から、高プロクチン血症の患者さんに応用したところ、かなりの率でホルモンの状態が 改善することがわかってきました。


その炒麦芽と婦宝当帰膠を併用しますと、かなりの確立で、チャンスが広がりますので、妊娠しやすくなってきます。


私の友人も、同じような処方で授かっていまして、今日の午前中に ニコニコして、来店してきました。(*^_^*)


さて、話は戻しますと、翌月の7月15日には、生理が12日にきて、生理痛がなかったそうで、少し経血量が少なかったそうです。(お医者さんからは、心配いらないと言われています)

ご主人様の「種」も丈夫にしたほうが良いので、食用アリ製剤もご主人様も服用していくことになりました。


さて、その後7月26日にも同じ処方で、継続していきました。


そして、今日のお電話で 昨日に陽性反応が出たとのことでしたので、早い良い結果となりましたので、私たちも とても嬉しく思っています。

ただし、子宮の中で少量の出血があり、5㌫くらいの確立で流産しやすいとのことで、お医者さんから止血剤が処方されたそうです。

漢方では、安胎法をお勧めしました。

どうもおめでとうございました。

H16・9・1 午後2時半


土屋薬局 中国漢方通信


不妊、子宝漢方相談は人にも言えずに悩んでいる方も多いです。

どうぞお気軽に漢方相談をお寄せください。

こちらのコラムなども参考になりましたら、幸いです。


プロラクチンに関しましては「漢方薬は女性にお勧め3 不妊漢方、漢方薬/高プロラクチン血症

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