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2005.03.31

福寿草

P3310006

2005年3月31日9時49分撮影 場所:土屋家の庭 


我が家の庭でも、福寿草が咲きました。


1週間前に福島県の県南で福寿草が咲いているのを見かけて、一足早い春の訪れを実感していたのですが、自分の家でも福寿草が咲いていることは嬉しいことです。

母が言うには、数日前に雪囲いを外したので、お日様の陽射しが地面に当たるようになったので、福寿草も咲き出したのだろうとのことでした。


P3310005

土屋薬局 中国漢方通信」の漢方コラム「福寿草」で、過去に福寿草についての説明を載せています。


「福寿草」

キンポウゲ科 福寿草、賀正蘭、側金盞花、雪蓮


フクジュソウは、その名の通り新春を迎える祝いの花として飾られる。


日本の園芸書として最古の「花壇綱目」(1681年)にも、「福寿草、花黄色、小輪也,正月より花咲。元旦草、朔日草(ツイタチクサ)とも、福つく草とも俗に言」と記載されている。

ただし、正月に飾られる花は室(むろ)での促成栽培で、各地生地で咲くのは 早春の頃となる。

この花は向日性で、陽を追って朝から夕方まで40度も首をふる。


自生地としては、南は阿蘇、五家荘、祖母山のような深山にみられるが 数は少ない。

北にいくにしたがって標高は低くなり、数も増えてくる。

北海道では平原に自生する。


フクジュソウには全草、特に根や根茎に シマリンをはじめとするジギタリスの強心配糖体によく似た成分が含まれている。

誤用による事故の危険性があるので民間、家庭では使用してはならない。


「四季を彩る薬草の花 美寿実出版部編」より。


……


「フクジュソウ(キンボウゲ科)」


全草有毒。

特に、根、根茎に強心配糖体のシマリンを多く含む。

日本のほか、朝鮮、中国、シベリアに分布し、山地の陰地に野生する多年草。

花径3cm、黄金色の花は日中開き、夕刻からつぼむ習性がある。

ヨーロッパにも、これに似た西洋フクジュソウがある。


正月にフクジュソウを飾るのは、病魔よけだけではなく、黄金色の花を黄金(こがね)に見立てて、それにあやかり、ことしもお金にあやかたりという 気持ちを含めて飾るのが多い。

正月用に盆栽として出回るのは、促成栽培されたもの。

野生のものは、2~3月ごろに開花する。

強心薬と早合点して、根茎をせんじて飲めば、心臓マヒを起こして死ぬ。


「薬草カラー図鑑」 主婦の友社 井沢一男著より


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黄金色に輝くその花は、新春の訪れを祝うとともに、時おり雪が降ったり、風雨にさらされたりと春の天候の不安定さに、その蕾を閉じてじっと身を守ります。

お日様が輝くときだけ、咲き誇るその姿に春を感じ、今年も新たな季節に入ったことを教えられます。


土屋薬局 中国漢方通信」もよろしくお願い致します。

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