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2005.08.20

男女の更年期と神経症と漢方療法(4)…「男性更年期と漢方薬」

シリーズ最終回です。

男女の更年期と神経症と漢方療法(4)…「男性更年期と漢方薬」です。

今までお付き合いありがとうございました。


前回の内容から、もう一度引用させて頂きます。


「私たち男性は、「8歳」で数えていきます。

8×2=16歳で射精できて、
8×4=32歳で人生のピークを迎えて、
徐々に下降していきます。

8×5=40歳から、8×6=48歳などが
更年期を迎えていく年代ですね。」


私の父親、社長からは、以前から「男性更年期」を
ホームページにアップしてくれと言われ、
はや数年が経過しました(汗)。

なんでも、「男性更年期」で悩んでいる人も
世の中には大勢いるはずだ、とのことです。

たしかに、精神科や心療内科、メンタルケア科とかなどで、
抗鬱剤や安定剤、眠剤などを服用されている
働き盛りの中高年の男性のかたをよく見かけますし、
奥様から「うちの旦那が更年期で大変」という相談を受ける機会もあります。

女性の「更年期」は有名ですが、
私たち男性の「男性更年期」はあまりメジャーでないようです。

やはり昔からの「男子は我慢すべし」の世界観があるので、
ぐっとこらえている人のほうが多いのでしょうか?


では、最終回です。


ねむの花

ちょっと休憩の「ねむの花」です。

漢方コラム「合歓の花」にもありますが、ねむの木の樹皮は「合歓皮(ごうかんぴ)」、ねむの花は「合歓花(ごうかんか)」として、実は「不眠」や「不安」などの解消に漢方で使用するんですよ。

夜になると「葉を閉じて眠る」ねむの木を、
不眠や不安感に使うなんて、
自然とは不思議ですし、
私たちの先人の知恵に驚愕を覚えます。


男性更年期


テストステロンは、男性ホルモンの中では最も作用が強く、
男性を男性らしく保つホルモンです。

40歳を過ぎる頃から、徐々にその濃度は低下していきます。


男性更年期によくみられる症候:


1)性機能減退(腎虚、血淤)

治法:補腎活血

食生活では、昔の和食がミネラルやビタミンなどの栄養素が豊富で良い。


2)うつ、疲労感、不安、不眠、イライラ、頭痛、肩こり

治法:補気疏肝(ほきそかん)、理気活血安神(りきかっけつあんじん)


注釈:うつは注意したほうが良い。マイナス思考になりがち。


以上で、男女更年期と神経症の4回シリーズの終りです。

どうもご精読ありがとうございました。


ホテル松島大観荘の部屋からの眺めです

ホテル松島大観荘の部屋からの眺めです。

1泊して帰路につく前に撮影しました。

残念ながらの雨模様、山形に帰ったら晴天でした。

芭蕉が歌ったかもしれないという俳句を紹介します。

「松島や ああ松島や 松島や」 

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