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2005.12.09

高プロラクチン血症で排卵の痛み。漢方相談して妊娠出来ました!

お祝いの写真のテーマ

「大淀の流れ」


最上川 大淀の流れ


村山市 大淀の流れ 最上川

こんにちわ、土屋です。


Kさまの快諾を得ましたので、嬉しいご報告をさせて頂きます。


「ありがとうございます。

ご丁寧な連絡に、私ももちろんですが、主人がとっても感激していました。

ほんとにありがとうございます。

先週末に検診で、おなかの赤ちゃんに足と手が生えてきたのを確認しました。そして手をばたばたと動かしているのに感激しました。

予定日は来年の七夕です。


私自身は、軽いつわりの症状がある程度で、それも一段落したところです。

日によって、ちょっとだめな日がありますが、そのほかは元気にしています。

ただ、当帰が配合されている漢方薬を寝る前にどうしても喉を通らないのです。

なので、現在は朝起きたときのみに、お湯に溶かして飲んでいますが、それでよろしいでしょうか?

いろいろといつもありがとうございます。どうぞよいお年をお迎えくださいませ。」


Kさんは、31歳です。

5年前から不妊で悩んでいました。

一度、2年間通院していましたが、海外赴任を転機に治療をお休みしていました。

まずは漢方で体作りをしていきたいとのことでした。

手足はいつも冷たく、冷え性です。

肩こりもひどいです。

ひどいときには、片頭痛にもなります。

肩こりは、後の漢方で楽になったそうです)


食欲あります、胃もたれもありません。

便秘もほとんどありません。


経血量は少ないのが気になります。


生理痛よりも、排卵痛がひどいです。


生理が終わってから排卵までの間に、下腹部がきりきりと痛みます。

月経血には、チョコレート状の塊が毎回1回はあります。


生理前に胸が痛くなり、たまに生理前の10日前から胸が痛くなるときがあります。


以前に不妊治療時には、プロラクチンが高くてテルロンを1年半くらい服用していたそうです。

さて、今年の4月25日が一番と最初のご相談でしたが、当店からは、漢方の目標は以下のようにしました。


1)養血調経(ようけつちょうけい)


つまり生理のリズムを整えて、とくに生理の量が減ったことなどに対応して、
妊娠しやすい卵づくり、子宮内膜作りをしていきましょう。


2)疏肝理気(そかんりき)


プロラクチンは、ストレスホルモンのようなものですから、イライラしないことや、ストレスを軽減していくことが大切です。

生理前の胸の張りやイライラなどのPMSや、排卵痛なども、原因としましては、


A)淤血

いわゆる血行不良。

B)気滞

ストレスみたいな気の詰まり。


などがあると考えています。


Kさんには、気滞対策として麦芽を炒ったものをお勧めしました。


お勧めした漢方薬


「立てば芍薬、座れば牡丹」の芍薬や当帰などといった、女性のかたの「血の道症の漢方薬」と「麦芽を炒ったもの」を当店からお勧めしました。


さて、その後、淤血(おけつ)を解消していくために、山形県の花の紅花や先ほど前述の芍薬などが配合された駆淤血剤(くおけつざい)の併用もお勧めしました(ああ、なんて可憐な漢方薬なのでしょう。花が咲いているところを想像するだけで、うっとりします)

病院にも行くのを再開されまして、今年の11月9日は生理が1週間遅れているとのことで、嬉しいご報告となりました。


良かった、良かったです。

土屋薬局でも嬉しく思っています。

今回の掲載の快諾には「私も、赤ちゃんが欲しいと思っている人に、希望となれば、うれしいです。」と暖かいお言葉を頂いております。

どうもKさんおめでとうございました。


当店からは、Kさんに送るお祝いの写真です。


今週の火曜日の昼休みに撮影してきました。


Kさん、おめでとうございます。

お祝いの写真のテーマ

「大淀の流れ」


以前に「真下慶治記念美術館と嬉しい話」でも紹介している場所ですが、
今回は「冬バージョン」です。


私は、「晴れろ、晴れろ」と心で念じていたのですが、あいにくの曇り空の日でした。

大きいカメラバックを手に持って、「うーん、曇りで残念」と思いながら村山市大淀の美術館に行くと、職員さんは、「今日は、滅多に無い素晴らしい風景ですよ。幻想的で美しいです」と、いつもそこで働いている職員さんに激励を受けてしまいました。

これは、「めでたい、めでたい」です。


では、これから「最上川の幻想」をKさん一家にお届けしようと思います。


真下慶治記念美術館

ここ真下慶治記念美術館は、本県の母なる河「最上川」をこよなく愛し、生涯のテーマとして作品制作に取り組んだ洋画家 真下慶治(故人)の代表的な絵画が数多く展示されています。(パンフレットより引用しました。ありがとうございます)

今、私が眺めているこの風景も、真下画爵が生前に眺めていた風景と一緒です。


師のアトリエがあったところに、この美術館が建てられたのです。


ああ、母なる最上川。


最上川


「大淀の流れ」

師の代表的な作品と同じ構図の写真です。


この美術館のテラスに立つと、このような雄大な眺めを眺めることができます。

時が経過するのも忘れそうです。


最上川


最上川


最上川

ああ、最上川は静かに流れ、大地をめぐっていきます。

大淀の美術館は、師の魂とともに建物と絵画があるようですし、実際に師が生前に愛した風景も楽しめます。


スピリチュアルを感じる稀な美術館だと思います。

国内では、葉山の神奈川現代美術館も一色海岸の眺めが素晴らしいですね。


Kさん、どうもおめでとうございました。

どうぞ良いお年をお迎えしてください。

今回のコラムは、Kさんのために作成しました。


最上川のように雄大でたくましく、お子様が育つことを願っております。

どうもお読みして頂きまして、ありがとうございました。

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