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2006.06.28

習慣流産について…不育症の検査項目。不妊カウンセラー養成講座より

こんにちわ、薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

だいぶ時間が経過してきましたが、先月の「第18回不妊カウンセラー養成講座」より、「習慣流産について」の私のメモをまとめます。


私は山形なので、まったく名古屋のことは分かりませんが、名古屋市立大学の杉浦先生の教室は、習慣流産の研究でとても有名のようです。

女医さんでとても親身になって診察をしていることが、
講演の内容から伺えました。


では、漢方薬剤師、不妊カウンセラーの私のメモです。


<不育症患者の検査項目>


夫婦の染色体:G分染法

子宮形態検査:子宮卵管造影、超音波検査

免疫学的検査:抗核抗体、B2glycoproteinI依存性抗カルジオリピン抗体、ループスアンチコアグラント、抗CL IgG、IgM、抗PE IgG、IgM、抗PS IgG,IgM

凝固学的検査:aPTT,PT,Fibrinogen, XⅡ因子

内分泌学的検査:プロゲステロン、プロラクチン、血糖値、TSH,FT4、LH,FSH



<不育症の原因>


自己免疫異常:抗リン脂質抗体、抗核抗体

染色体異常:夫婦染色体均衡型転座、胎児染色体異常

子宮奇形:双角子宮、中隔子宮

内分泌異常:黄体機能不全、糖尿病、甲状腺機能異常

原因不明 50~60%



抗リン脂質抗体症候群診断基準

動静脈血栓症

妊娠合併症

妊娠10週未満の連続した習慣流産

妊娠10週以降の原因不明子宮内胎児死亡

妊娠34週以下の妊娠高血圧症


検査所見

○β2glycoproteinI依存性抗カルジオリピン抗体

○Lupus antikoagulant

この2つはエビデンスがある。


抗凝固法は有効。


低用量アスピリン 40-80mg/day

ヘパリン 

プレドニゾロン 10-40mg/day



抗リン脂質抗体の真の対応抗原


β2glycoproteinI →エビデンスが高い

Prothrombin

kininogen

Annexin V

Protein C

Protein S

Factor XⅡ



ほかにも染色体異常頻度や着床前診断のことなど、最新のエビデンスについて学びました。


私が印象的だったのは、杉浦先生の「何回流産してもいいから、あきらめずに、落ち込まずに前向きにがんばっていきましょう!」という励ましの言葉の紹介を冒頭で言われたことです。

自然妊娠でも体外受精でも、がんばっていれば約7割は健児を獲得できるとのことで、「医学とはデーターに基づいているので、凄いんだな」と薬剤師的に思った次第です。


最後に、Emotional Impact(エモーショナル・インパクト)」の話があり、実際に流産した回数ごとの「悲嘆の数字」のデーターを見ました。


抑うつ状態になっていると、次回の流産率が高いとのお話に、「気持ちの問題」も大切だということを理解しました。

「めげない、あきらめない、落ち込まない、必要以上に自分を責めない」ことで、さあ前向きに行きましょう!


ダムダム温泉
「群馬県長野原町 ダムに数年後に沈みます。 2006年6月10日撮影」

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