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2006.07.31

多嚢胞性卵巣でステロイドを誘発剤と併用することで、どんな働きをするのですか?

山形県酒田市「山居倉庫」
<山形県酒田市「山居倉庫」 2006年7月23日撮影>


最近、お客様からのメールの問い合わせに、「何故?ステロイド内服があるのですか。」と問い合わせを頂きまして、回答しました文章があります。


不妊カウンセラーになるために、教科書を読んでいますので、実際に店頭で多嚢胞性卵巣(PCO)などの説明をしますと、喜んでくれる方が多いですので、今日は漢方ではないのですが、以下掲載させて頂きます。



○お客さまから多嚢胞の不妊治療でのお問い合わせ


「クロミッドを3錠×3回で飲んでます。

現在3クール目です。

一度しか、卵胞が育ちませんでした。

その後、産婦人科でクロミッド3錠3×とデカドロンを2錠2×5日分服用しました。


ステロイドを誘発剤と併用することで、どんな働きをするのですか?」


○私からの回答(薬剤師からのお薬説明になります)


多嚢胞の場合には、アンドロゲンという男性ホルモンが高いために、排卵障害が起こると考えられています。


卵巣の皮が厚くなって排卵しずらくなったり、卵胞の発育が遅くなったり、主席卵胞が選ばれなくなるのもアンドロゲンの影響かと言われています。


男性ホルモン(アンドロゲン)は、卵巣と副腎からおもに分泌されます。

いずれの場合も、男性ホルモン高値になりますので、排卵障害の原因となります。


卵巣からは、アンドロステンジオンやテストステロンが、副腎からはこれに加えてデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)やデヒドロエピアンドロステロンサルファイト(DHEAS)などが分泌されます。


血液中にアンドロゲン(男性ホルモン)が高い場合には、クロミフェン(クロミッド)に抵抗を示すことが多いです。


デカドロン(デキサメタゾン)を就寝前に服用しますと、夜間のACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の上昇が抑えられ、副腎性アンドロゲンであるDHEASが低下します。

この状態が続くと卵巣の反応性は改善します。



「不妊治療ガイダンス 第3版」を参考にさせて頂きました。

荒木先生、ありがとうございます。


(荒木先生のお話によりますと、この本はけっこう売れているそうで嬉しいそうです)


そのほか、漢方では中医学的な体質改善策があり、同時に養生法も大切になってきます。


今回の内容は少し難しかったかもしれませんが、参考になりましたら、幸いです。


合歓の木の花
<平田町を眺めます。合歓の木の花が、田んぼの緑にきれい。2006年7月23日撮影>


土屋薬局 中国漢方通信」の本家でコラムを作成しています。

普段から漢方の本場中国で研修を受け研鑽をつみ、山形県や隣県のお客様からご利用頂き妊娠、出産の嬉しい声を聞いています。

不妊、子宝漢方相談は人にも言えずに悩んでいる方も多いです。

どうぞお気軽に漢方相談をお寄せください。

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