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2006.11.29

進駐軍とエトワール

毎日、朝には私のおばあちゃんが住んでいる「はなれ」にいって、
死んだおじいちゃんの仏壇に線香を上げたり、
神棚にお参りしています。

今朝は、いつものように「幸太郎くんは最近お洒落になってきた」と
言われ、同時におばあちゃんの話は「進駐軍時代」の話に突入してしまいました。


今日のおばちゃんの服装は、白いカーディガンを羽織っています。


タンスの奥から出てきたそうで、
昔 東京馬喰横山のエトワール海渡で購入したそうです。


「昔は、おじいちゃんとおばあちゃんは、夜行で東京に行って、
進駐軍に売るための商品を山ほど買ったものだった。

あんまり沢山に購入するものだから、
エトワールの社長さんからも贔屓(ひいき)にしてもらって、
自宅で夕飯をご馳走になったこともあった。

今でも、エトワールは繁盛しているの?」


というような話題でございます。

もちろん、日本一の問屋さんのエトワール海渡さんは、
今でも馬喰横山で大繁盛しております。


戦後の復興間もない山形から、
夜行で東京に十何時間もかけて、
東京に「仕入れ」に行っていた時代を思うと、
今の当店は恵まれていると思うのです。

これも、ご先祖様のお陰ですね。


さて、もう一つ余談ですが、
地元のお客様で、今年の何月だったか今は失念しておりますが、
商売を営まなれているご夫妻が来店されました。


洋品は、やはり東京のエトワール海渡に行って
「仕入れ」をされているそうです。


当店も昔は沢山の洋品を薬局ながらに販売していたものですから、
(つまり、昔の土屋薬局は「なんでも屋」だったということ)、
話は「エトワールの話題」で持ちきりになり、
和やかに漢方相談が終わりました。


自営のかたは、子孫を残すことが大前提でございますので、
「一家、一族の相談」にもなるのですが、
結局その方は、1ヶ月間の漢方の服用で、
何年も授からなかったのに、自然に授かったのです。


今でも、そのお客様と「エトワール」の話題をしたことを懐かしく思います。


そのようなエピソードも頭に浮かべながら、
おばあちゃんの「土屋薬局創業の歴史」を聞いていたわけです。


今日の私の頭は「進駐軍モード」です。

一体、いつの時代の人間なんでしょう(笑)。

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