卵巣がんの漢方相談
こんにちわ。
土屋です。
週末は、群馬県太田市の薬剤師の先生方と交流するために
関東出張してきました。
太田市の三洋電機や富士重工業や、
ブラジル人街や戦艦大和より100メートル小さいだけの「巨漢イオン」などを
見学してきまして、いかに自分が田舎物か分かりました。
東京よりも、都会に思えました。
その他、「足利学校」の見学で、初日は太田市駅前のパールホテル、
昨日は那須湯元に場所を移して、「雲海閣」に泊まってきました。
さて、余談ですみません。
今日は、卵巣がんのかたのご主人様から相談を受けました。
手術、抗がん剤と三大療法をしているが、
再発などしまして、奥様は闘病中とのことで、
「食欲をだしてあげたい」というご希望でしたので、
喜んで「胃気(いき)」を増す漢方療法を紹介させて頂きました。
中医学では、「胃気(いき)なければ、すなわち死す」とあり、
胃腸の機能を最大限に重要視しています。
胃腸とは、「畑」に相当しますので、
さくらんぼやリンゴの木を剪定したり、殺虫剤をかけて、
つまり抗がん剤や手術を受けて体力を消耗しているときには、
「胃気(いき)を増して、胃腸を丈夫にして、食欲をだす」ことが大切で
ベスト、ベターになります。
そのほか、がんによる微熱感もあるとのことで、
なるべく痛み止めなども使いたくないとのことでした。
当店では、「食欲をだして、胃腸を丈夫にする処方」として、
婦宝当帰膠、晶三仙、参苓白朮散と3つお勧めしまして、
ご主人様にもよくお話させて頂いたところです。
かならずしも、高額な処方でなくても、
普通の漢方薬を組み立てることも素晴らしいのではないか、
そのほうが体力づくり、「QOL(生活の質)の改善」に
お役に立てるのではないかと思いました。
胃腸を丈夫にする漢方の生薬は、「甘味(かんみ)」で
天然素材の甘い味で、苦いとか飲みづらいことはありませんので、
そのことも、ご主人様に「スペシャル漢方ドリンク」として
味見してもらいまして、納得のうえでお勧めしました。
<栃木県足利市 「足利学校」 2006年12月17日撮影>
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