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2007.02.15

20代からの卵巣機能低下、卵巣機能不全への漢方対策

今回は「中医不妊症大茶の間講座テレビ電話漢方勉強会」の内容です。


私がトップバッターで土屋薬局での店頭での漢方症例発表でしたが、先生方から意見を頂戴しまして勉強させて頂きました。


28歳の若い女性のかたで、結婚3年目で避妊を1年半。


ホルモン検査では、男性ホルモンが多い。

高プロラクチンの疑いとのことでした。

ヒューナーテストは問題ありません。


初潮は12歳です。

周期は32日~40日で、排卵日が20~25日と遅れることが多いです。


HCG注射。

プロゲステロン補充療法。

クロミッド1日2錠。


生理痛は軽いです。

たまに血塊が混じるくらいです。


排卵日のおりものは少ない感じです。


寒がり、便秘。肩こり。

半年前には、生理の前に胸の張りがあったが今はない。


舌は先が赤くてストレスを感じ、歯型がついて(歯痕)

胃腸が弱い感じです。

毎晩、夢が多いです。


私の発表では、胃腸を丈夫にすることや、養血調経(ようけつちょうけい)で生理を整えること、夢を減らす対策をしていることなどを報告しました。


各地の漢方薬局の薬剤師の先生方の意見は以下のようでした。


○滋陰(じいん)、活血(かっけつ)をする。

排卵しにくいときには、少々の活血剤が良いのではないか。


○生理のときには、活血(かっけつ)とか化痰(かたん)すると良いのではないか。


○排卵期が遅い→卵胞期が長い。


BBT(基礎体温)では、もともと卵巣機能が弱いようだ。


○卵胞期に問題がある。

20代の人で薬局に不妊症の漢方相談に来るかたは、卵巣機能低下が多い。


避妊期間が長い場合でも、妊娠する人が多いので、避妊期間も不妊と考えても良い。



1)男性は病院に行きたがらないが、精子検査もしていたほうが確実。


2)卵巣の排卵因子?

ホルモンの数値を聞くこと。

病院の検査は重要なデーター。

予後やこれからの治療に大切な問題。


3)卵管 ?

4)頚管粘液は?

ヒューナーテストに問題がなければ、頚管粘液は大丈夫。

問題があれば、2~3回検査する必要がある。


5)卵巣、排卵因子は?

問題があるようだ。



今回の基礎体温の特徴は、


1)排卵日が遅い

2)排卵期間が長い

3)黄体機能不全

4)低温期がときどき不安定



月経後期(周期が長いこと)の原因


1)気血虚(きけつきょ)、腎陽不足(じんようふそく)


ガソリンが足りないこと。


2)肝欝(かんうつ) (プロラクチンが高い?)

ブレーキが強いこと。



参考案


温補腎陽(おんほじんよう)、活血促排卵


婦宝当帰膠、参茸補血丸、爽月宝、マカなど


肝鬱のプロラクチン、ブレーキが強いとき→炒麦芽(いりばくが)

○マカ…卵胞期からエンジンをかける。


PMSタイプ(生理前に胸が張る、頭痛)には、気をつける。



マカで生理が乱れる原因

1)マカの消化酵素が足りない。→お腹が張る、もたれる。

2)PMS…肝陽上亢の人は合わない。


マカは陽性。卵胞促進、黄体促進。


陰虚火旺やデリケートな人(のぼせやすい人)は慎用。



このお客様は、肝欝(かんうつ)を考えるべきだ。


年齢が若いときには、腎虚(じんきょ)が考えにくい。


肝(かん)から調整する。


麦芽を飲むときには、睡眠が足りないと駄目。

情緒の安定が重要。


3ヶ月くらい試すべき。

処方を頻繁に変えることは良くない。



まとめ


若い女性のかたで月経周期が長い。


1:ガソリンが足りない。腎陽虚(じんようきょ)など。

2:ブレーキが強い。肝欝(かんうつ)など。


3ヶ月使って、うまくいかないときには漢方処方を変える。



クロミッドを服用していても、腎陽虚であれば補腎(ほじん)は必要。

副作用防止は、活血剤を使う。


クロミッドを服用して体温が上がる人

血府逐淤丸(けっぷちくおがん)など。


排卵を促すことが大切。



体質弁証+基礎体温弁証をあわせる。


クロミッドは反応する人と反応しない人がいる。


以上です。


不妊漢方早わかり/子宝漢方のツボ/山形仙台

こちらも参考になりましたら、幸いです。


最後は、写真の紹介でお別れです。

平成18年5月3日撮影です。

場所は東根市です。


春の関山の啓翁桜の風景

春の関山の啓翁桜の風景

まるで桃源郷のようですね!


春の関山の啓翁桜の風景


春の関山の啓翁桜の風景

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