厚生労働大臣の「子供は2人発言」…2人目不妊についての漢方テレビ電話勉強会(2)
昨夜、午後8時~午後10時までテレビ電話での勉強会がありました。
私の今年のチームは、「菊花(きっか)」です。
長生きできそうな可憐な名前で嬉しいです。
中医学では、「菊花」といえば、「長生き不老長寿伝説」があってとても有難い名前なのです。
長生きしている地方のきれいな水があるところに生えていたという伝説があります。
菊の花は、山形では毎年秋になると食卓を彩ります。
「もってのほか」など有名です。
醤油をかけて食べるとおいしいです。
菊の花の黄色い成分が、有害な紫外線から守るためのもので、それは「紅花」と同様に活性酸素の害から体を守る働きがあります。
漢方処方では、八仙丸(はっせんがん)や杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)などの「不老長寿系」の漢方に処方されています。
余談が長くなりました。
昨日の症例検討は、東海の薬局の先生のセカンド不妊、二人目不妊。
続発性不妊症の漢方相談を、チーム全員で検討するものでした。
第一子のお子様が、7歳で小学校に上がったとのことでした。
当店でも第一子のお子様が6歳とか7歳になるかたのご相談で、「この子に兄弟をつくって上げたい」というご相談があります。
厚生労働大臣の「子供は2人発言」のように、先日の不妊カウンセリング学会でもありましたが日本には「子供2人、兄弟がいないと可哀想伝説」が根強くありまして、周囲のプレッシャーが強いのです。
母親として「子供にすまない」という意識も、あせってしまう原因となっているようです。
不妊カウンセラーのかたは、そのような意識を念頭においてカウンセリングにあたることが多いようです。
「罪悪感」「喪失感」などもありますので、ストレス対応も大切だと思います。
昨日の勉強会では、そのセカンド不妊、二人目不妊となっている「背景」とは何か?
など発言していって、漢方は参考例に留まりまして、活発な意見が多かったです。
さて、今朝の山形の模様でお別れです。
春の淡雪がぷわーと降りました。
いつかは土門拳(どもんけん)さんのように、「雪の室生寺」のような傑作を撮りたいと夢を抱きながら、久しぶりの雪に喜んでカメラを屋外にもっていきました。
福寿草が凍えています。
春を告げる福寿草も最近の三寒四温の天候に、
きっと根を上げていると思います。
みなさまも体調を崩さぬよう、ご自愛くださいませ。
ここは、室内です。
もうだいぶ大きくなってきました。
「丸秘プロジェクト」で貴重なレッドブックデータ植物を育てています。
山形では、山形空港の敷地内しか自生していないそうです。
(つまり乱獲がそれだけひどいということです。
山野草はマナーを守って採取は止めましょう!)
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