上海で不妊治療、医師から日本からの漢方薬(中成薬)を禁止された話
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
最近、ご主人様の転勤で、上海に引越ししたお客様から連絡がありました。
上海での不妊治療で、クロミッドなどを使ってAIH(人工授精)を始めたそうです。
そのお客様は、当店の漢方を熱心に服用していまして、上海に自分で持って行きました。
それで、その不妊治療を始めた上海の病院で、「今、あなたが服用しているものを教えてください」というアンケートがあったので、正直に中成薬の名前を書いたところ、即座に治療を担当している上海の医師から、「止めてください」と言われたそうです。
漢方を服用していたときが、かなり体調が良かったので、もう一度飲んでみたいです。とのことでした。
またFSHも高めなので、なんとか下げていきたいそうです。
同じ中国人でも、中成薬や中医学が嫌いな医者がいたんですね。
たとえば、もし外国人の方が日本で治療を受けるときに、「キャベジン飲んでいます」とか「太田胃酸飲んでいます」「実母散を飲んでます」「アリナミンAを愛用しています」などと言われたら、普通は「どうぞどうぞ、愛用して下さい」と笑顔で答えますよね。
それは「日本民族の誇り」というものです。
つれない話で、まさに苦笑ものでした。
中医学と西洋医学の結合「中西結合」といって、昔から私たちの理想だったのですが、その夢はもろくも「漢方の本場 中国」で崩れたようです。(苦笑)
さて、結局はそのお客様は、当店の理念通りに、「西洋の良いところ」と「中医学(漢方)の良いところ」の2つの「良いとこ」取りをすることになりました。
最近は、ビジネスで上海や光州などに転勤する人が多いですから、海外で困ってしまう人も多くて、やはり日本の病院や薬局の環境は、世界に誇れるものだなあと思います。
今日は、「上海の話」でした。
(日本だと、たとえば不妊治療の権威で週刊誌でも有名な
聖路加国際病院の佐藤孝道先生や私の知り合いの東京医科歯科の
別府先生などは、中医学を認めていて、大いに手を結んで
がんばっていきましょう!の立場です。)
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