じんましんの漢方相談
おはようございます。
土屋です。
昨日は、じんましんのお客様がいらっしゃいました。
最近、じんましんのご相談の方が増えています。
と言いましても、改まってというよりは、従来からの当店のお客様の常連さんが、
「じんましんが治らないので…」と相談に来られますから、
潜在的に「じんましん」でお悩みのかたは、きっと多いのだろうと思います。
昨日のじんましんのご相談では、朝に痒みが来るそうです。
起床後、30分後に決まってじんましんの痒みが起こるとのことで、
他には、手足の冷えがあるそうです。
舌は、淡い色です。
これは、「気虚(ききょ)」タイプのじんましんです。
朝に何かの症状が起こることは、朝に目を覚ましてから、
体の陽気が体表面を回らなくて起こる特徴ですから、
「陽気不足」つまり「気虚(ききょ)」に相当します。
また、手足の冷えも「気虚(ききょ)」つまり
「陽気(ようき)」の不足により、手足の末端まで暖まらないのです。
以上の要点をお客様に伝え、「気虚(ききょ)」を改善する
「益気補肺(えっきほはい)」、益気固表(えっきここひょう)」の漢方をお勧めしました。
バリアである「陽気」を体表面に巡らせて、じんましんの痒みの発作を
抑えようとする作戦です。
じんましんが治って楽になってもらいたいな、と期待しています。
じんましんが厄介なのは、皮膚科でもなかなか治らなくて、
てこずることです。
私の知り合いの皮膚科の先生のところに通院しているそうですが、
当店でお勧めした漢方も、ステロイドや抗アレルギー剤と併用して頂く様に
伝えました。
当店の最近のじんましんの相談では、皮膚の内側から
針で刺されるような強烈な痒みのかたが、ほとんど痒みが無くなって、
ステロイドの服用もしなくて良いほどに楽になっているお客さまがいらっしゃいます。
今後とも、皮膚科で治りにくい症状の改善のお役に立ちたいです。
<2008年1月19日 東根市観音寺 奥羽山脈眺め あの山の向こうは仙台泉区>
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