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2008.02.05

蕁麻疹(じんましん)やにきびの漢方相談

最近、電話で蕁麻疹の問い合わせがあったり、
にきびなどの相談もあったりします。

今日は、地元の常連のお客様の蕁麻疹(じんましん)の
ご相談がありました。

先月の1月から、痒みがあるとのことで、
入浴後など体が温まってくると、猛烈に痒いとおっしゃっていました。

「痒みは痛みよりもつらい」とこぼしておりましたが、
やはり潜在的に「痒み」の漢方相談のニーズがあるのでしょうね。


蕁麻疹やにきびの漢方相談では、


○標治(ひょうち)

○本治(ほんち)


の2つに分けて考えます。


「標治(ひょうち)」とは、今そこにある「つらい症状」を緩和すること。

つまり、痛みだったら痛みを軽減すること、
痒みだったら、痒みを解消して楽にすることです。

「本治(ほんち)」とは、体の弱い弱点に目を向けて、
そこから蕁麻疹(じんましん)やにきび、アトピーなどになりやすい
体質を改善していくことです。


当店の主力のお客様の層は、20~40代の若い女性のお客様たちですから、
あえてそこに的を絞ると、「血の道症」などの、
生理や子宝の婦人系も考慮に入れて相談にあたることも多いです。

体は、寒がり、冷え性か、のぼせて暑がりか。

生理の周期が乱れていないか、生理痛の有無や、
消化器系も大切ですので、胃腸が丈夫かどうか、
お通じがきちんとしているかなどもチェックポイントになると思います。

そのほか、皮膚病全般では、睡眠時間や食べ物、
お酒、タバコ、コーヒーなどの嗜好品などの
生活養生も関係してくることが多いです。


皮膚科では、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤、ホルモン剤、外用薬などの
処方が必然的に多くなりますので、中医学(中国漢方)では、
また違った「物差し」の観点で「整体観(せいたいかん)」で
体の歪みを改善することが目的ではないでしょうか。

(「整体観(せいたいかん)」とは、人体は、自然や宇宙の一つの存在であり、また同時に人体の中にも一つの小宇宙が形成されているという、ダイナミックな考え方です。蕁麻疹やアトピー、にきびで言えば、皮膚だけを考えるのではなくて、「皮膚は内臓の鏡」として、体の中から治していくことです。)

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<2008年1月27日 最上川三難所 「隼の流れ 雪渓」>

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