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2008.02.27

乳がんの疫学と薬物療法まで(3)

こんにちわ。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

山形の今日は朝から冬のような本格的な雪が降っております。

九州の方からは、「梅の花」が咲いた話題を聞き、
関東、西日本の方からは、花粉症などの話題を聞き、
そして北東北の方とは同じ「雪」について語りあう今日この頃です

三寒四温の折柄、みなさまご自愛くださいませ。

さて、

乳がんの疫学と薬物療法(2)」の続編、今日は第3回目です。

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良性乳腺疾患の既往:良性の乳腺疾患の既往と乳がんの関連が指摘されている。

良性の乳腺疾患が生検で確認された症例で乳がんのリスクが高い。

良性の乳腺疾患ががん化することはない。

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乳がんのリスクファクター

社会的階層:職業婦人や社会階層上位の女性の方が、乳がん発症のリスクは高い。


            食生活


結婚       教育・社会階層     初産年齢


             妊娠


密接な関係があり、これらを介しての影響の可能性が高い。


(高学歴で社会で活躍する女性のかたは、結婚が遅くなりがちで、その結果、初産年齢も上がり、エストロゲンの曝露が多くなるので乳がんになりやすいのではないか?という仮説)

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乳がんのリスクファクター


因子 高危険群 低危険群   


○年齢は、高齢のほうがリスクが高い。若い年齢はリスクが低い。

○住まいは、都市部のほうがリスクが高い。農村部はリスクが低い。

○未婚のほうがリスクが高い、既婚のほうがリスクが低い。

○高齢で30歳以上の出産がリスクが高い、20歳以下で初産の方はリスクが低い。

○出産数が多いほどリスクが低い、出産数が少ないとリスクが高い。

○授乳をしていないとリスクが高い、数年の授乳はリスクが低い。

○初潮年齢が11歳以下と早ければリスクが高い、16歳以上と遅ければリスクが低い。

○閉経年齢が55歳以上と遅ければリスクが高い、44歳以下と早ければリスクが低い。

○身長が高いとリスクが高い、標準の身長はリスクが低い。

○閉経後肥満は、リスクが高い、閉経後標準体重はリスクが低い。

○良性乳がん疾患既往があれば、リスクが高い、なければリスクが低い。

○乳がんの既往があれば、リスクが高い、なければリスクは低い。

○乳がんの家族歴があれば、リスクが高い、なければリスクが低い。

○放射線被爆が頻回または高線量であればリスクが高い、なければリスクが低い。

○アルコールは、日本酒1合のアルコール量で、週4回以上であればリスクが高い、なければリスクが低い。

○野菜、果物をあまり食べないとリスクが高い、野菜、果物を多く食べているとリスクが低い。

○魚を食べていないとリスクが低い、魚を食べているとリスクが低い。

○運動をしていないとリスクが高い、週に2回以上規則的な運動週間があればリスクが低い。

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