口内炎と排卵障害について
こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今朝も雪から始まって風が冷たく感じる山形です。
さて、今日は「口内炎」の話です。
排卵しづらくて、体外受精をしています。
セロフェンとHMG注射では、ほとんど卵胞は育ちませんでした。
次にフォリスチム(合成された不純物のないFSHのこと)を1日おきで注射して、やっと大きくなった。
2個採卵できた…
とお客様と相談をしていましたが、気になったのは「口内炎」です。
当初から、胃炎から時々「口内炎」ができて、胃薬を服用すると口内炎が治るとお聞きしていました。
漢方を休みがちになると口内炎ができるそうです。
よく排卵障害、無排卵のときの中医学的認識は、「心腎(しんじん)」のラインが悪いことが挙げられます。
「腎(じん)」は、命の火、マキ(薪)を燃やしているようなところですから、漢方では「補腎(ほじん)」が必要です。
よく使う方法です。
もう一つは、「心(しん)」が大切です。
「心」は、血液、循環器のことを指すことと同時に、「メンタル」のストレスや憂鬱、イライラなどにも関係しています。
心と舌の関係は、「舌は心の苗」と言って、ストレスや不眠、憂鬱、イライラなどの夢見がちですと、胃腸の場合もそうでしたが、口内炎になりやすいのです。
「心」と「腎」のバランスが調和していないと、つまり「心」はたとえると「火」に相当し、「腎」は「水」に相当するのですが、ホルモンバランス、排卵のリズムも乱れやすいのです。
「口内炎」を治すことは、結論的に、中医学では、排卵のリズムを「心腎」のルートを整えることによって、改善していくことにつながります。
ご相談されたお客様には、ぜひとも排卵しやすくなって、口内炎も治ってもらいたいと思いました。
今日は「口内炎と排卵障害」の漢方薬、漢方についての話でした。
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