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2010.06.07

第26回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座から帰ってきました。

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

お陰様で無事に東京から帰宅して、本日月曜日の業務をしています。

新潟県からのカップルで「長年、子宝に恵まれない」などの不妊症の漢方相談のお客様。

山形市からも不妊症での漢方相談にお見えの方がいて忙しくしています。


さて、第26回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座は実り大きいものでした。



26回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座は、以下のようなプログラムでした。


<第26回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座>


1日目 2010年6月5日(土)


明日の生殖医療

「わが国のART(体外受精)に求められるもの:最近のARTの臨床成績からみて」

荒木重雄先生


生殖医療の基礎知識

「タイムラプスでみる生命の神秘」

見尾保幸先生


カウンセリングとケアの基礎

「不妊カウンセリングに求められているもの」

赤木恵子先生


「地域における不妊カウンセラーの役割」

石田美幸先生


「おなかの赤ちゃんをなくした両親へのケアとカウンセリング」

山中美智子先生


2日目 2010年6月6日(日)


明日の生殖医療

「ターナー症候群─染色体を理解するきっかけとして」

笠島道子先生

「ターナー女性は何を期待しているか」

わかばの会


明日の生殖医療

「卵子予備能を知る─AMHについての最新知識」

浅田義正先生


生殖医療の基礎知識

「情報提供の基本─改めて妊娠率を考える」

佐藤孝道先生

「認定試験問題の解説」

佐藤孝道先生



今充実した三日間(金曜日の学術集会を含む)を振り返ってみますと、ターナー症候群の患者さんが自ら、自分の疾患を知りたいために頑張って勉強して医学部進学、そして女医さんとして現在も小児医療で活躍中の先生の講演を聞いたことが一番と印象に残っています。

ターナー症候群は新生児女児2000人に1人の割合で生まれ、低身長や生理がこなくて原発性無月経などが特徴の疾患です。


「結婚したくてもできないのではないか、自分は子どもが産めないのではないか、将来結婚して子どもが好きだから恵まれたい、卵子提供などはどうか」、など様々な思い、考えを患者さんたちの声を聞き、その中で頑張っている姿、意見、考えを聞き、深く心に残りました。

もし自分がターナー症候群だったら、ニッショーホールの壇上で発表できるかどうか、自問自答しました。


山中美智子先生のお話では、「おなかの中の赤ちゃんをなくした両親へのケアとカウンセリング」というテーマでしたが、当店でもポッター症候群という「胎児腎臓が無形成または低形成・異形成のために胎児尿が産生されず、妊娠中期より羊水がほとんど認められない状態。羊水過小シークエンスで羊水がないために肺が低形成となる、出世後も尿産生ができないために腎不全状態になる。」疾患で赤ちゃんを亡くされたお客様の漢方相談をしたことがありますが、そのお気持ちが改めて理解できました。

悲嘆に対するケア(グリーフケア)など色々と採り組んでいる姿に頭が下がる思いでした。


そのほか、愛知県春日井市の浅田レディースクリニックの浅田先生の話では「AMH(抗ミュラー管ホルモン)」で卵巣予備能をしることの最新知識や聖路加国際病院の佐藤孝道先生からは年齢別妊娠率や自然妊娠、タイミング療法、人工授精、体外受精などでの妊娠率についての情報提供のことなど学んできました。

とても勉強になった三日間ですので、今後にも大いに活かしていきたいです。


第9回NPO法人日本不妊カウンセリング学会学術集会

<2010年6月4日(金) 第9回NPO法人日本不妊カウンセリング学会学術集会>

第26回不妊カウンセラー、体外受精コーディネーター養成講座

<2010年6月5~6日(土日) 第26回不妊カウンセラー、体外受精コーディネーター養成講座>

朝の散歩 東京タワー"

<6月4日 朝の散歩 東京タワー>


ツイッターでつぶやいた記事


「赤ちゃんは待ってくれない」[「仙台の京野アートクリニックの京野先生のランチョンセミナーでフォリスチムペンについて勉強しました。」

赤ちゃんは待ってくれない。という本が素晴らしいそうです。仙台の京野アートクリニックの京野先生のランチョンセミナーでフォリスチムペンについて勉強しました。 6:26 PM Jun 3rd Keitai Webから


「イスクラ陳先生の漢方で不妊治療の利点を語る」

不妊カウンセリング学会学術集会でまだ頑張ってます。今は、いつもお世話になっているイスクラの陳先生が「漢方の視点から見た不妊カウンセリングの役割と到達点」を力強く講演中です。 9:44 PM Jun 3rd Keitai Webから


「会場にやって来た」

第26回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に来ました。今日はART(高度生殖補助医療)の年齢別成績や最近話題のAMHでの卵巣予備能についての盛り沢山の内容になりそうです。 http://photozou.jp/photo/show/347406/39914434 5:45 PM Jun 4th Keitai Mailから

第26回不妊カウンセラー・...
第26回不妊カウンセラー・... posted by (C)tutiyak






「生命の神秘を感じました。卵って凄いです」

不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座から帰ってきました。「ヒト生命の躍動美とその神秘」の講演では卵の受精の過程、世界初の映像を見て改めて生命の神秘を感じてきました。 3:37 AM Jun 5th Keitai Webから


「精子がマウンドに立ったピッチャーだとすると」

精子がマウンドに立ったピッチャーだとすると、卵子は東京ドームを二つ合わせた大きさだそうです。映像では精子が透明帯を越えて受精した瞬間も感動的で、多精子体にならずに他の精子がシャットアウトされる瞬間など生命の神秘だと思いました。 3:43 AM Jun 5th Keitai Webから


「卵は育てるものではなく、卵は育つもの」

「卵子は育てるものではない。卵子は育つもの」など印象的な言葉でした。 3:46 AM Jun 5th Keitai Webから


「ポッター症候群について思うこと」

「おなかの中の赤ちゃんをなくした両親へのケアとカウンセリング」では、以前漢方相談したお客様のポッター症候群でお子さまを亡くされた気持ちが分かりました。 4:17 AM Jun 5th Keitai Webから


「星薬の先輩とご飯を食べました」

学会の帰りに、知り合いの薬局の先生たち(日本中医薬研究会)とご飯食べに行きました。ちょうど4つ歳上の先生は、同じ星薬科大で大学時代はまったく面識無かったのですが、今は「先輩!」と呼んだりしています。 6:39 AM Jun 5th Keitai Webから


「ターナー症候群について。私は私である」

ターナー症候群の患者さん自身がお医者さんである先生の講演を聞きました。「弱みは最大の武器である」「アイアムホワットアイアム」。わかばの会の人たちの講演を聞いています。 3:13 PM Jun 5th Keitai Webから


「メッシ!」

メッシを見ていると勇気が湧くとのことで、メッシの存在は世界に与える影響は大きいんだなあと思いました。これからもバルサを応援していきたいです。 3:18 PM Jun 5th Keitai Webから


「土屋さん、土屋さんと会場で大きな声で呼ばれ恥ずかしかったです」

ニッショーホールでトイレ休憩に立ったら「土屋さん、土屋さん」と事務局の人に呼び止められ焦りました。そんなに土屋さんがいるのかなあと思いきや私のことで名刺入れとメモ帳忘れていて届いていました。ああ、恥ずかしかったです。 4:29 PM Jun 5th Keitai Webから


「帰路なう」

山形新幹線帰路。東京は暑かったです。赤湯過ぎて上山に向かう車窓はちょうど13号線と並走しているのですが、マイクロバスからみんなで新幹線に向かってニコニコと手を振っている姿が微笑ましかったで http://photozou.jp/photo/show/347406/40049465 about 21 hours ago Keitai Mailから

山形新幹線帰路。東京は暑か...
山形新幹線帰路。東京は暑か... posted by (C)tutiyak

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