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2010.06.23

卵巣予備能…AMHについてその2

卵巣予備能…AMHについてその2

昨日の話の続きです。


卵巣予備能→○卵子を保存するところ

という意味であり、


精巣予備能→×という言葉はありません。

精巣は精子を作れるところだからです。


AMHは最近になって卵巣予備能マーカーとして注目されてきました。


精巣はいつでも精子を作っているところであり、卵巣は原始卵胞が残っているだけなので細胞分裂して新しい卵子を作ることができない。

したがって卵子は年齢とともに古くなり、どんどん消えていきます。


AMHとは

卵胞の発育の過程の初期、基礎的な根源が分ります。

前胞状卵胞と小胞状卵胞の顆粒細胞から分泌され、原始卵胞から一次卵胞への発育を調整していると考えられている。


聖路加国際病院婦人科部長の婦人科医の佐藤孝道先生の講演では、

「卵胞発育とAMH」

AMHでは一次卵胞で発育がみられ、二次卵胞(前胞状卵胞)と小さい胞状卵胞で強い発現がみられる。AMHは原始卵胞から一次卵胞にリクルートされるのを制限し、主席卵胞の選択に役割を果たしている可能性があると。

とされています。


AMHは年齢とともに減少します。

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