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2010.08.24

生殖医療に関わる疑問に答える…その2 クロミフェン(クロミッド)について

昨日の内容 「不妊治療の最新情報」「生殖医療に関わる疑問に答える」からの続きです。


「生殖医療に関わる疑問に答える…その2」


中医薬研究会会員の薬剤師の先生から、婦人科医を指導する立場の荒木重雄先生に公開質問し、それに荒木先生が回答するという講演でした。


質問に対する回答


1)排卵障害がなくても、クロミフェン(クロミッド)を使用して、タイミングもしくは人工授精をする方法が多く見うけられますが、クロミフェンを使用することで頸管粘液の量が減ったり、月経量が減ったりと、不具合が生じていてる生じているように思われます。先生は、この治療法についてどう思われますか?


回答:

一般不妊治療では、排卵障害がなくてもクロミフェン刺激下でIUI(子宮の中に精子を入れること)を試みることは広く行われている。

クロミフェンは、抗エストロゲン作用と弱いエストロゲン作用を有する排卵誘発剤であるが、たしかに頸管粘液量を低下させたりするなどのネガティブな影響をもたらすことがある。

排卵障害が主たる不妊原因である患者にクロミフェンを投与することによって、排卵誘発率は80%程度と高い値が得られるが、実際に妊娠に至るのは40%程度である。


クロミフェンは排卵誘発効果が高いものの妊娠率が低いのが問題である。


おそらくクロミフェンは頸管粘液量を減量させたり、あるいは子宮内膜にもネガティブな影響をもたらすことが、排卵誘発率が高くても必ずしも高い妊娠率が得られない理由となっているものと思われる。

しかしクロミフェン刺激下で人工授精を試みることによって比較的高い妊娠率を得ることができる。


自然周期でAIHを行った場合の妊娠率は約4%と報告されているが、クロミフェン刺激下で人工授精を行った場合は約7%、ゴナドトロピン下で人工授精を行った場合には約14%と報告されている。


患者の条件によって多少の差違はあるものの、非刺激下の人工授精あるいはタイミング療法に比べ、クロミフェン刺激下の人工授精は明らかに高い妊娠率が得られることから、一般不妊治療として有力な治療法であることは広く認知されている。

反復しクロミフェン刺激下で人工授精を試みても妊娠に至らない場合には、より効果的な方法へステップアップし妊娠率の向上をはかる必要がある。



閑話休題

村山市河島の饅頭やさん

<2010年7月22日 村山市河島>

ちょうど1ヶ月前の今頃にお菓子やさんを経営している神輿の先輩のところに遊びに行きました。

最上川三難所の碁点橋のふもとにあるお店の2階からの景色は素晴らしく、最上川の流れにうっとりとしてしまいました。

最上川の眺め

フランスの話をたっぷりと聞かせて頂き勉強させて頂き、甘い物もご馳走になったのでした。

おいしいお菓子と日本茶

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