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2010.10.12

不妊治療に伴う母児の合併症:とくにARTに伴う問題

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

10月9日と10日と東京虎ノ門ニッショーホールにて第27回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加してきました。

今回も充実した内容で良い研修でした。


荒木重雄先生のご講演は「不妊治療に伴う母児の合併症:とくにARTに伴う問題」が興味深かったです。


ARTによって(体外受精、顕微授精によって)出産した児は自然妊娠の児よりも予後が不良であるという報告がある。多くは多胎妊娠に伴った未熟性がその原因に関わっていると思われるが、単胎妊娠に限っても早産や低体重出生児をみる頻度がやや高いと報告されている。
また、ARTに伴って奇形の頻度が上昇するのではないかという報告もある。そこでART出世児における奇形と周産期合併症について、過去の調査報告やレビューを対象に、果たしてARTの児にどの程度ネガティブな影響が認められるかを調査したので報告する。


の「はじめに」から始まり、

Ⅰ 治療に伴う母児の合併症に関する研究の背景と問題点

Ⅱ ARTに伴う先天奇形のリスク

1)スエーデンにおける調査

2)その他の欧米諸国の調査結果:オーストラリア、オランダ、ドイツ、デンマーク、イスラエル

3)症例 コントロール研究によるART群とコントロール群の奇形の発現頻度の比較:オランダ、オーストラリア、イギリス、スエーデン、フィンランド

4)ICSIとIVFにおける奇形率の比較:スエーデン、ベルギー

5)ART出生児の奇形に関するメタアナリシスの結果:ノルウエー、アメリカ、カナダ

6)ARTと染色体異常

7)ARTに伴う奇形のまとめ


Ⅲ ARTで成立した妊娠の予後

1)単胎妊娠における問題点

2)双胎妊娠における問題点

3)高次多胎妊娠に伴う問題点


Ⅳ ICSIによって成立した妊娠の予後

Ⅴ 凍結融解胚移植によって成立した妊娠の予後

Ⅵ 提供卵を用いたARTによって成立した妊娠の予後

Ⅶ ARTで出産した新生児のリスク


と各国のデータを比較しながら講義は進んでいきました。


おわりに


ARTで出産した児の大部分は周産期の予後は比較的良好であるが、自然妊娠と比べていくつかの問題が指摘されている。…


と結びにいって大変に勉強になりました。

今後とも頑張って研修していきたいです。

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