福寿草咲きました。2011年
<2011年3月23日撮影 我が家の庭>
東北関東大震災から10日過ぎて、やっと落ち着いてきて我が家の庭に目をやったら春を告げる福寿草が咲いていました。
今年も春が来て嬉しいです。
北の大地で地震にもめげずに雪が解けて、福寿草が咲きました。
「土屋薬局 中国漢方通信」の漢方コラム「福寿草」で、過去に福寿草についての説明を載せています。
「福寿草」
キンポウゲ科 福寿草、賀正蘭、側金盞花、雪蓮
フクジュソウは、その名の通り新春を迎える祝いの花として飾られる。
日本の園芸書として最古の「花壇綱目」(1681年)にも、「福寿草、花黄色、小輪也,正月より花咲。元旦草、朔日草(ツイタチクサ)とも、福つく草とも俗に言」と記載されている。
ただし、正月に飾られる花は室(むろ)での促成栽培で、各地生地で咲くのは 早春の頃となる。
この花は向日性で、陽を追って朝から夕方まで40度も首をふる。
自生地としては、南は阿蘇、五家荘、祖母山のような深山にみられるが 数は少ない。
北にいくにしたがって標高は低くなり、数も増えてくる。
北海道では平原に自生する。
フクジュソウには全草、特に根や根茎に シマリンをはじめとするジギタリスの強心配糖体によく似た成分が含まれている。
誤用による事故の危険性があるので民間、家庭では使用してはならない。
「四季を彩る薬草の花 美寿実出版部編」より。
……
「フクジュソウ(キンボウゲ科)」
全草有毒。
特に、根、根茎に強心配糖体のシマリンを多く含む。
日本のほか、朝鮮、中国、シベリアに分布し、山地の陰地に野生する多年草。
花径3cm、黄金色の花は日中開き、夕刻からつぼむ習性がある。
ヨーロッパにも、これに似た西洋フクジュソウがある。
正月にフクジュソウを飾るのは、病魔よけだけではなく、黄金色の花を黄金(こがね)に見立てて、それにあやかり、ことしもお金にあやかたりという 気持ちを含めて飾るのが多い。
正月用に盆栽として出回るのは、促成栽培されたもの。
野生のものは、2~3月ごろに開花する。
強心薬と早合点して、根茎をせんじて飲めば、心臓マヒを起こして死ぬ。
「薬草カラー図鑑」 主婦の友社 井沢一男著より
…
福寿草は見ていると可愛らしいのです。
朝はずっと蕾を閉じて、昼にお日様が射して暖かくなると黄金の花が開きます。
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