ダイエットの中医学的(漢方)な考え方
こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
暑さが厳しい毎日で、今日は東根祭りがある日なのですが、午後から天候が一転して曇ってきました。
雨が降らないといいのですが。
さて、ダイエットについて漢方相談を受けましたので、中医学的なまとめとしてスー先生にお聞きしておきました。
「39歳 女性 ダイエットしても体重が減らない。食事の量は少ないです。食欲はそんなにありません。便秘は2~3日でないこともあったりします。PMSがかなりひどく、むくみがひどいし、イライラや眠気も強いです。ダイエットを繰り返して痩せにくくなり、食事量およびカロリー摂取は少ないけど痩せるどころか太る。デトックスティーを飲んだり、マッサージもしていますが効果がありません。あとスナック菓子が止められず、食べなくなるとイライラするので食べてしまいます」
…
ダイエットの中医学的な考え方
1)大黄製剤→腸からの吸収、脂肪とかタンパク質などを抑える。
たとえば大柴胡湯とか防風通聖散 、桃核承気湯など。
便秘のあるかた、また便秘のない方でも使える。
便の回数が増えて、通じが柔らかくなる。→お客様によく説明する。通便効果があれば体重↓
…
2)利水剤
肥満とともに体に水がたまっている。
痰湿→化痰利水
温胆湯、健脾散、防己黄耆湯、真武湯など。
夕方になると足のむくみ→肥満とともに水がたまる
(通便効果がなければ減量効果がない)
…
3)柳茶→脂肪を減らす。たぶん、脂肪代謝に効き目がある。
長く続ける。
同時に食事のコントロール、運動の量を増やすと確実にダイエットの効果が上がる。
(沙棘は脂肪代謝に良い。補助的に使う)
<2011年8月5日 我が家の庭 向日葵>
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