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2012.08.27

習慣流産、早発閉経、無月経、高齢不妊、体外受精の漢方薬

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。


昨日、一昨日の8月25日、26日と土日の二日間を利用して東京駅近くの東京国際フォーラムで「中医不妊症お茶の間講座のスクーリング2012」に参加してきました。


8月25日(土)は北は北海道、南は鹿児島から参加した全国の日本中医薬研究会の漢方薬局の先生とのグループディスカッションでした。

参加された先生方を4つのグループに分けて、それぞれの班ではその症例をお持ちになった先生が発表されて、テューターの中医学講師の先生を交えて全員で検討していきます。


普段から月に1回は薬局の店内で仕事が終わった20時から22時まで、テレビ電話を利用して東京から全国を結んだシステムで中医不妊症の漢方講座で勉強していますので、年に1回はみんなで顔を合わせて勉強してまた懇親会で親睦を深めて情報を交流しようという趣旨でした。

グループ・ディスカッションでは、「補腎薬(ほじんやく)の使い方について」が大きなテーマで、40歳を過ぎたかた、排卵誘発剤使用中のかた、習慣流産のかた、早発閉経、無月経(POF)の方など、さまざまなケースにおいての補腎薬の使い方についての経験交流を全国の漢方薬局の先生と検討してきました。


私はB班でした。


「41歳、続発性不妊症例」

体外受精と漢方の併用


「35歳 結婚2年目のかた」

FSHが高い、E2(エストロゲン)が少ないかた


「42歳 体外受精と漢方の併用」

「39歳 結婚4年目のかた」

「40歳 顕微授精と漢方の併用」

など貴重な症例を勉強させて頂きました。


なかには排卵誘発してもE2が10ぐらいしか上がらず、ドクターに「あなたは妊娠できない」と言われても妊娠、出産に至ったお話もありすごく参考になりました。

翌二日目の26日(日)は、婦人科医 元聖路加国際病院婦人科部長の佐藤孝道先生から病院での最前線「不妊症治療の最新情報」とこちらも大変に役立つお話を勉強させて頂きました。


土屋薬局 中国漢方通信の「高齢不妊と漢方、妊娠、出産について」「不妊漢方早わかり/子宝漢方のツボ/山形仙台」こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。

佐藤孝道先生のご講演

<2012年8月26日 東京国際フォーラム 佐藤孝道先生のご講演>

佐藤孝道先生のご講演


佐藤孝道先生の講演内容の抜粋です。


「1980年代の体外受精、1980年代後半の体外受精、1990年代前半の体外受精、1990年代後半の体外受精、2000年以降の体外受精」

「GnRH アンタゴニスト」 セトロタイドについて、アゴニストの比較

「卵巣刺激法の変遷」「自然周期IVF」「変法自然周期IVF」「マイルドIVF」「従来型IVF」について

「体外受精における卵巣刺激の目的」

「卵巣刺激の方法」

「クロミフェンについて」…もともとは経口避妊薬として作られたものだった!

「DEX デキサメタゾンの投与方法」

「メトフォルミンについて」

「早発閉経について」…POIと最近では呼んでいる。

「不育症」…不育症という言葉は日本にしかない

「高プロラクチンについて」…妊娠中のプロラクチンの薬は安全か?


などなど充実した二日間の研修でした。

今後とも店頭でお客様にお話させて頂くときに役立たせて頂きたいです。


まだまだ残暑厳しい毎日です。

みなさまお体どうぞご自愛くださいませ。


薬剤師、国際中医専門員、不妊カウンセラー 土屋幸太郎


2012年8月31日追記

中医不妊症お茶の間講座のスクーリング2012に参加してきました。(2)」もアップしました。

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