子宮内膜症と漢方…その6
毎日、真夏日の山形です。
今日も天気予報によると36℃を超えるそうです。
みなさま、熱中症にはお気をつけください。
では、だいぶ時間が経過しましたが、「子宮内膜症」と不妊漢方…その6を続けていきます。
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○子宮内膜症の治療に中成薬有効─活血剤
水蛭製剤…癒着をはがす。排卵期にLUFを改善にも
使用時期:全周期、BBT高いタイプ
軽い癒着、卵管の通りが悪い→水蛭製剤
生理中なかなか基礎体温下がらない、排卵の前にお腹が痛くなる、右の排卵、左の排卵など良く分かるタイプ。
LUFの改善→自然排卵できるかたも
卵管の通りも良くする
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ピクノジェノール製剤…痛みを軽減する
使用時期:高温期が低いときには高温期全般または高温期の後半から、生理期の場合にはBBT低いタイプ
生理期に基礎体温が低いタイプは向いている。
子宮内膜症は生理期、基礎体温が高い人が多い
おもに高温期のほうが向いている。
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丹参製剤…痛み軽減、子宮、卵巣の血流を改善
使用時期:全周期、とくに生理期、排卵期、BBT低いタイプ
◎お腹が張って痛い→気滞
癒着が激しい、腸が癒着する。→気滞の症状
腸が癒着してパンパンに腫れる
高温期に活血
全周期でもいいし、とくに生理期、排卵期
排卵期がLUFの場合は、予防するためにピクノジェノール製剤+K2
または
LUF→ピクノジェノール製剤+K2+補中丸の場合もある
補中丸の意味は卵管、子宮のぜん動を良くすること、
もう一つは昇堤作用を良くする、排卵のときにはキャッチアップを良くする
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田七人参:活血止血、消腫止痛、去淤生新
使用時期:全周期使用
子宮内膜症に対してまだ結婚されていない若いかただったら全周期に田七だけつかってもよい
増殖期、分泌期、子宮以外のところの内膜細胞を抑える、拡大にならないように。
すごく意味がある
子宮腺筋症も全周期使える。
<2012年7月29日 アマガエル>
…
追記です。
「炎症を抑えるためにチャガなどの活用(とくに着床障害に)」
体外受精をしても卵がとれない、着床しない、流産する
→漢方薬を併用して妊娠率があがる
チャガ:免疫調整、炎症細胞を抑制する
使用時期:低温期、高温期、妊娠中。
生理期:弓○調血飲第一加減(膜状月経)→痰湿とる、膜のようなトロトロの生理
体外受精をするときに排卵誘発剤を使って卵巣が腫れる、体温も上昇する→チャガ、むくみを取りながら、炎症を抑えながらよい卵。
高温期には着床を助ける
陽性反応がでてきたら2粒×2回が一般的(1日4粒)
4粒服用するのが難しいとき→心拍確認するまで1日2粒、心拍確認→1日1粒でもいい
3ヶ月終わるまでは続けたほうがいい
…
5つの生薬、涼解楽:BBT下げる、炎症を抑える
使用時期:低温期、高温期、妊娠中
子宮内膜症、腺筋症の薬理研究によると筋層の中にほとんど炎症細胞が溜っている、腹腔内も炎症細胞が溜っている
腹腔内の慢性炎症に野菊花がいい、5つの生薬がない時期は、昔は天津感冒片を使っていた。
北京の西えん病院に何年間まえに劉先生が行った。
5つの生薬に似ている処方が多かった、子宮内膜症の専門家。
5つの生薬を使って内膜症の炎症を抑える効果、CA125を下げる効果、
もう一つは妊娠中の着床、着床障害、流産防止
5ヶ月以後まで続ける、3ヶ月で止めるのはまだ早い。
6ヶ月になったら止めてよい。
愛猫のまえちゃん
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