産後の貧血、腰痛、痔の痛み、イボ、出血。カンジダ膣炎の漢方アドバイス
おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
NHK仙台放送局天気の番組みていたら、今日は「啓蟄」だそうです。
一雨ごとに春の足音が近づいてくるそうですが、我が家の庭は空から淡雪が降ってきています。
さて、昨日に師匠のトン先生にいろいろと中医学、漢方のことお電話でお聞きして勉強しました。
忘れないうちにログしていきたいです。
…
1)土屋
「めでたく40代でご出産のお客様のことです。
産後に貧血がひどい、腰が痛くてまっすぐに歩けません。
体の回復を助け、母乳がよく出るような漢方薬は婦宝当帰膠と独歩顆粒でよろしいでしょうか?」
トン先生 「はい、素晴らしいですね」
…
2)土屋からの質問その2
「慢性化しているカンジダ膣炎。40代のお客様です。
37歳ごろから現在まで毎月のようにカンジダ膣炎になります。
20代の頃も年に数回なっていましたがここ数年は慢性化しています。
37歳のときに通院していた婦人科では『35歳を超えたらホルモンの関係でカンジダ膣炎が慢性化する人がいるけどもいきなり治ることもありますから』と言われていましたが、結局治りませんでした。
現在はほんとにひどいときだけ通院しています。
生理が終わったらまた再発してしまうの繰り返しです」
トン先生 「粘膜のバリア機能の問題。
真菌と戦う免疫力の問題。
何回も繰り返す→清熱解毒は対処療法で不十分。
急性期終わったら+症状をなおす
次回の生理がきたら早めに「夏至と冬至に採れる生薬」+「バリア機能を高める漢方、黄耆製剤」がいいです。
百合製剤もOK.
「夏至と冬至に採れる漢方」だったら8粒×2回。
百合製剤も「バリア機能を高める漢方、黄耆製剤」も1包×2回
真菌は粘膜の乾燥しているところが大好きだから潤いをつけていく補陰も必要。
40代だから「湿熱も解消する補腎薬」「地球温暖化の強い味方の漢方薬」も予防のためにいい!
生理中も服用して大丈夫。
ずっとのんでいい。
清熱解毒は短期間にする。」
「痔の不快な痛みや出血に、飲む痔(ぢ)の漢方薬を知っていますか?」
こちらの痔の漢方のコラムも参考になりましたら、幸いです。
…
3)土屋からの質問その3
「めでたく先月にご出産された30代のお客様がいらっしゃいます。一人目は帝王切開でしたが、2人目は自然分娩だったそうです。さて、産後に痔の痛み、イボ。出血があります。どのように漢方を考えたらよろしいでしょうか?」
トン先生
「便秘があるのだったら『冬至と夏至に採れる漢方』+槐角丸
2つの季節の漢方は便秘にいい、止血効果もある。
便秘があれば槐角丸と併用すれば効果的な漢方。
便秘がなければ田七人参+槐角丸」
<2013年3月3日 中国大使館商務処でだされた水餃子。美味しかったです>
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