花粉症の中医学漢方…目の痒み、目が赤い、耳の中の痒み、のどの痛み、咳、鼻水に
こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
心配されていた昨夜の雪も積もらずに、パラパラと今朝雪が降ってほっとした山形です。
スキー場にでも積もったのでしょうか?
さて、毎日ココログに書きたいことが沢山あります。
今日は先日の仙台勉強会「最新の生殖医療における中医学漢方の併用、取り組み方」①~「春捂冬凍」で暁波先生から習った花粉症についてアップしたいです。
後から自分のブログを見て復習するのに便利です。
…
3月24日 仙台にて 楊暁波先生
1)花粉症に玉屏風散(衛益顆粒)、黄耆製剤を量を増やして服用する。
2~3包
頂調顆粒を1包併用すると鼻水が早く止まる。+玉屏風散(衛益顆粒)
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2)目の痒みに…銀翹散(天津感冒片または涼解楽)、5つの花の生薬(五涼華)、軽い場合には香菊花(しゃんきっか)→痒いときに1包を服用すると2~3時間はもつ
目をこすらないようにする。
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3)目が赤い→毛細血管が拡張する
銀翹散、5つの花の生薬、香菊花がよい
とくに5つの花の生薬は1型アレルギーに有効
3種類のどれかをえらぶ。
人によって個人差があるから自分に合うものを選ぶ。
EX)楊先生、5つの花の生薬を2包ずつ服用すると早く効く
自然のもので花粉症を良くする
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4)耳の中の痒み、のどの痒みに
銀翹散、痒みには銀翹散+5つの花の生薬、痒みは風熱
のどの痒みには5つの花の生薬を使ったり、場合によっては麻杏止咳顆粒→滑石、甘草がよい
麻杏止咳顆粒はのどの痒みにも効く
5つの花の生薬、銀翹散などに少し麻杏止咳顆粒を加える、麻黄が少なめだから使いやすい。
咳がなくても、のどのアレルギーに5つの花の生薬+麻杏止咳顆粒
咳は気逆 ↑
刺激、炎症を出そうとしている。
中枢性の咳に麻杏止咳顆粒が効く。(咳、喘息の漢方について も参考に)
炎症性はタンが多い、黄色い +5つの花の生薬(五涼華)、銀翹散をだす(イスクラ温胆湯も)
長引く咳、タンが少ない、止まらない→中枢性の咳止めに、麻杏止咳顆粒
5つの花の生薬(五涼華)→抗ヒスタミンのような働き、充血、痒みに、1型アレルギーに
…
玉屏風散(衛益顆粒)…黄耆、白朮、防風 温性で黄耆、白朮ともに利水効果がある。鼻水を乾燥させる
+銀翹散、5つの花の生薬
のどの症状には、玉屏風散+麻杏止咳顆粒
鼻水には玉屏風散+首から上をスッキリさせる薬(頂調顆粒)
サージ(沙棘)のフラボノイドエキス(心沙棘)やチャガ(シベリア霊芝)もある。
弁証にプラスプラスアルファ
たとえば楊先生のお客様、甲状腺に活血+チャガで花粉症の症状がでなかった。
…
<注釈です>
花粉症とは現在、日本人の約25%%が花粉症だといわれています。
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。
原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。
日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。
主なアレルゲンはスギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなどです。
<症状>
鼻の三大症状の「くしゃみ、鼻水、鼻づまり」だけでなく、目の症状「かゆみ、涙、充血など」を伴う場合が多いです。
その他に「のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じ」などの症状が現れることがあります。
<2013年3月20日 グラマシーニューヨーク>
妻と一緒に食べてあまりの美味しさに感動しました。
また東京に行ったら再訪したいです。
隣のお客様によれば横浜のところはお茶もできないので、こちらのほうが値段も安いしゆっくりできて最高です!と喜ばれていました。(^^)
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