今日の漢方相談雑感 「中国滞在老中医の弟子になった体験」
こんにちは。
間もなく18時になろうとする山形ですが、まだまだ日は明るいです。
さくらんぼの農繁期の季節です。
今日の漢方相談は、月経期に吹き出物ができるというかたに駆淤血剤で湿疹、にきびにも効き目があるようなものをお勧めしたり、ちょうどこちらのコラムの「蕁麻疹の漢方相談について教えてもらったこと」の世界です。
昨日、月経期の漢方相談の話をしていましたが「生理中に吹き出物、肌荒れする」ことを解消する方法もあることを忘れていました。
またガンの後の術後の漢方相談で体力回復を図ったり、月経周期が短めのかたの漢方相談も2件ほど担当させて頂きました。
最近、中医基礎講座初級クラスで一から中医不妊症の勉強をやり直していますので、基礎体温も中医的に読めるようになってきました。
2例ほど月経周期がなくなる、つまり一層性になり無排卵になったかたの基礎体温を拝見させて頂きましたので、卵巣が弱ってきている感じの基礎体温も分かるようになりましたので、早めにその経験を活かしてお客様に「先手必勝」で卵巣機能の回復を願う漢方処方もお勧めできるようになりました。
また引き続き遠方からもお客様が来店されまして、中医学の漢方に対する期待をひしひしと感じますので、名老中医の臨床経験の本を昨夜読んでいたところ感化されまして、今日の子宝漢方相談は「補腎(ほじん)」を全面的に中心にした処方をお勧めすることが多かったです。
老中医の本はそれぞれ個性的である意味ユニークで独特な世界観、個性があります。
中国語の本なので100%読み取れるとは言い切れませんが、大体のニュアンス、処方内容は読みとれますので、山形にいながらにして「中国滞在老中医の弟子になった体験」を毎日しています。
なお頑張ります!
(胚盤胞までたくさん育ちました!という久しぶりに嬉しい体外受精のお話もお聞きしました。爽快な気持ちにもなります)
<2013年6月5日 我が家の庭 芍薬。中医学の老中医の本だと「赤白芍各10g」という感じで、赤い芍薬と白い芍薬の漢方を使い分けます。紅い芍薬は冠元顆粒、冠心Ⅱ号方の名方に。白芍薬は、日本でもお馴染みの芍薬甘草湯や葛根湯などに用いられます。マニアックな深淵な世界が広がっています。中医学、面白いです>
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