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2013.09.05

高プロラクチン血症

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

一昨日の平成25年9月3日(2013年)に中医不妊症お茶の間講座・梅花の講義が20時から21時30分までありました。

今年は受講開始10年目をもって初心に帰る。

ということで初級講座で一から勉強をし直しています。


西洋医学的な高プロラクチンのことの勉強から始めまりました。

担当は中学講師の張先生です。



<高プロラクチン血症(HPRLとは)>


下垂体前葉から分泌されるプロラクチンの分泌過剰で、それに伴う症状が現れること

「乳汁漏出性無月経」とも称される

若い女性の原因不明の無月経の20%が本症によると言われている


15>→高プロラクチン血症、40>→下垂体に腫瘍?、100>下垂体に腫瘍



1)機能性高プロラクチン血症


プロラクチンは下垂体から分泌が過剰に行われる仕組みだが、視床下部からこれを抑えるホルモン、ドーパミンがが産生されてプロラクチンの産生がコントロールされている。

このブレーキが色々な理由によりうまくかからないと高プロラクチン血症が生じる。


2)薬剤性高プロラクチン血症

薬剤の中にはドーパミンの働きを抑える働きのある薬があり、このようなお薬を服用するとプロラクチンが高くなる。


3)腫瘍性高プロラクチン血症

下垂体自身に発生するもの、下垂体の近くにある組織からできるもの



<プロラクチンのあれこれ>


☆プロラクチンとは視床下部から分泌される乳腺刺激ホルモン


☆その分泌はドーパミンにより抑制的に制御されているためにドーパミン作動薬が高プロラクチン血症に有効


☆プロラクチンの分泌は昼夜リズムがあり、昼間に分泌少なく、夜になると上昇することがある


☆妊娠していないのに、乳首から乳汁が出ることもある


☆向神経性薬剤、胃潰瘍の薬や抗ヒスタミン剤、精神安定剤がプロラクチンの分泌を促すことがある


☆プロラクチンが多量に分泌されると、月経不順や無排卵、黄体機能不全、排卵障害を引き起こす


☆ホルモン負荷試験はより詳しくホルモンの状態を調べる



<ホルモン負荷試験>


TRH(甲状腺刺激ホルモン)を注射して15分後と30分後に2度採血

15~60分で頂値となる。

(前値15以上は高プロラクチン血症と定義される)


普段は血清プロラクチン濃度が正常値になっていてもストレスや夜間睡眠時、黄体期などに高くなることがある。

負荷後70以上を陽性とする。

陽性の場合には潜在性高プロラクチン血症という。


プロラクチノーマ(下垂体腫瘍)の場合には血清プロラクチンは高いが、TRHに対する反応性は不良である。



高プロラクチン血症は性腺軸への影響

高プロラクチン血症→視床下部、下垂体、抑制→FSH,LH分泌減少→無排卵、排卵障害→月経希発、無月経、黄体機能不全→流産、不育



<西洋医学における高プロラクチン血症の治療>


☆原因治療→薬剤性によるもの関係薬の服用中止か減量


☆プロラクチノーマ(1センチ以上)→手術切除


☆甲状腺機能低下→甲状腺ホルモン投与、T3、T4低値/TSH高値


プロラクチン抑制剤 プロモクチリン療法。テルロン、カバサールなど(悪心、嘔吐、便秘などの副作用がある)



<高プロラクチン血症による臨床症状>


☆月経前の乳房の張痛、乳汁漏出あるいはつねると乳汁がでる

☆月経不順:月経量少、希発月経、無月経、閉経

☆エストロゲン不足による諸症状:のぼせ、動悸、自汗、煩躁、性欲低下、膣の乾燥、性交痛、子宮萎縮など

☆男性ホルモンの増加による肥満、ニキビなど

☆PCOS合併の場合も


☆腫瘍の場合:頭痛、めまい、視力低下、視野狭窄

☆甲状腺機能低下の場合:冷え性、嗜眠、低体温

☆流産・不妊・不育

今日は西洋医学の高プロラクチン血症の復習でいっぱいでした。

次回は中医学的な考察をまとめていきたいです。


<2014年12月20日追記>

「2013.09.10 高プロラクチン血症(2) 中医学的な考察」こちらにまとめました。


Imgp75880822

<2013年8月22日 我が家の庭>

今年はこの大きなタデ科の紅い花が気になっています。

植物図鑑で調べてもあまりピッタリする名前がなかったのですが、神町を散歩しているとあちこちのご家庭の庭で咲いています。

メジャーな植物らしいです。

「大タデ科の花」と仮称しています。


Imgp75920822

花は丈夫です。

この写真を撮影したのは8月22日ですが、9月5日の今日現在も枯れずに元気に咲いています。

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