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2014.04.23

「不妊漢方/不妊漢方治療の応用」その5…高プロラクチン血症のタイプ別漢方治療

こんにちは。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。


今日の山形は、上山市も山形市も東根市も天童市もあちこち桜が満開でした。

お客様、患者さんたちの声も桜の話題で持ちきりの平穏な一日でした。

気持ちのよい季節が過ぎていきます。


さて「不妊漢方/不妊漢方治療の応用」その4…脳の興奮を落ちつかせるの続きの話です。


今回は高プロラクチン血症の漢方薬についてです。

周先生の仙台での3月漢方講演、不妊症への漢方応用のまとめです。



高プロラクチン血症(高PRL)


非妊娠状態あるいは哺乳期以外で、胸が張って痛い、乳汁分泌、生理が遅れ、無月経などの症状がみられる場合


<高プロラクチン血症の西洋医学的な原因>

下垂体腫瘍

抗鬱剤、降圧剤など

ホルモン剤(ピル、エストロゲン)

甲状腺機能低下、腎機能低下

ストレス、不眠、授乳


<高プロラクチン血症のBBT 基礎体温表の特徴>

ギザギザ不安定

高温期上昇困難

低温相が長い

無排卵



不妊漢方では、溢乳症(高プロラクチン血症)


不妊漢方では「溢乳、閉経、月経過小、不妊」に属する。


○肝鬱気滞(かんうつきたい)の高プロラクチン血症:気血の乱れ、肝気や肝火の上昇

症状:憂鬱、ため息、胸が張って痛い、溢乳、月経希少


○肝腎不足(かんじんぶそく)の高プロラクチン血症:衝任失養、血海空虚、肝失疏泄、肝気上逆

症状:めまいや耳鳴り、初潮が遅い、生理後期、量少


○脾虚痰濁(ひきょたんだく)の高プロラクチン血症:飲食不節、脾胃損傷、痰湿内滞、気機不暢

症状:肥満、生理後期、閉経、軟便



<高プロラクチン血症を不妊漢方/不妊漢方治療で弁証する>


○肝鬱気滞(かんうつきたい)の高プロラクチン血症


治則:疏肝解鬱(そかんげうつ)・理気調経(りきちょうけい)


漢方処方:


気を開く漢方薬+麦芽を炒ったもの
       ↓
    お腹の張り、ガスに

加えた逍遥散+麦芽を炒ったもの

    ↓

  熱っぽい、上に症状がある



○肝腎不足(かんじんぶそく)の高プロラクチン血症


治則:補肝腎(ほかんじん)・調月経

漢方処方:枸杞の実と菊の花の地黄丸+麦芽を炒ったもの



○脾虚痰濁(ひきょたんだく)の高プロラクチン血症


治則:健脾燥湿(けんぴそうしつ)・去痰調経(きょたんちょうけい)

漢方処方:肝を温める漢方薬+麦芽を炒ったもの


次回は 総論 まとめです。

いままで不妊漢方/不妊漢方治療の応用シリーズをお読み頂きましてありがとうございました。


若木山公園 桜満開

<2014年4月23日 若木山公園 桜満開>

若木山より 桜と葉山

若木山より 桜と葉山

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