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2015.05.27

40代の方の不妊症、子宝漢方相談、周期療法を中心とした漢方検討会

5月20日に不妊症お茶の間講座 薔薇グループで今年、第三回目の講義がありました。


私は都合悪く欠席していましたので、CDに講義内容を焼き増してもらい勉強しました。

いまは前半の漢方薬局の先生の症例のまとめまで終わりましたので、まず私が勉強したことをログしていきたいです。



講師の先生は恋愛漢方で有名なO先生です。


症例検討会 その1)


結婚5年目 40代のお客様


AMHが1前後で少なめ

子宮内膜も7ミリなどと薄いことが多い

卵巣嚢腫がある


体外受精を行っているがなかなか胚盤胞までいかない。

不妊専門クリニックでは胚盤胞まで成長してから移植しています。


漢方薬局の先生は低温期に補陰を、高温期に補陽を

全周期に気血水を発散させる漢方を



日本全国の漢方薬局の先生方のご意見


A先生…水快宝や田七人参はいかがでしょうか?

活血をしてみる、卵巣嚢腫の対策にも


B先生…ストレスがあるかも、基礎体温がギザギザですから

炒麦芽を寝る前に1包追加してみては?


C先生…シベリア霊芝などいかが?


D先生…亀鹿仙の亀ちゃん漢方は高温期も使ってみて全周期に使ってみては?


E先生…40代のお客様ですから低温期には杞菊地黄丸+二至丹+亀鹿仙などいかがでしょうか?

年齢が高い、高齢の方には杞菊地黄丸のロウ丸を使う手も


F先生…リウマチですから、以前にSLEのお客様の体験もあります。

免疫から検討すればチャガや健脾で胃腸を強化することも



テューターのO先生が最後に漢方薬局の薬剤師の先生方のご意見をまとめて、総括していきます。


「1)年齢 40代で高齢であること  2)リウマチがあること  3)IVF、体外受精をしていること


これらがまずポイントです。

BBTは低温期と高温期にメリハリがあったほうがいい、0・3℃から0・5℃ぐらい


排卵が早いことはやはりFSHが高いことがありますが、排卵が遅めのこともあまり良くありません。


漢方では補腎をする、活血をすること。


卵巣をリフレッシュ

落ちてきた卵巣の力を押し上げる働きがある。


低温期は、杞菊地黄丸+二至丹+亀鹿仙など


亀ちゃんは1日1包でも使ったほうがいい

3週間は様子をみる。


低温期は補陰、高温期は補陽


30代はシンプルな処方でもいいが、40代は漢方の種類を増やしたほうがいい。

補腎の力を強めていく

◎月経周期4日目から補腎陰+人参や冬虫夏草が配合されたロウ丸を追加する方法があります。


1日半丸または半丸を併用すれば補腎陰の力が増加する。

ちょっと補腎陽すると補腎陰がうまくいく


卵の質を良くすること

胚盤胞に1度もいったことがないから


低温期は漢方薬を2~4種類ぐらい重ねていくと効き目が増強する。

もし予算の問題があれば高温期は養血調経の漢方だけの場合もある。


チャガもお勧め」

「胚盤胞にならない→主人の男性側の精子の力も関係する。

たとえば花膠製剤の香港漢方のようなものと丹参製剤など

元気な精子で体外受精をすることはお勧め


40代だけど妊娠の可能性はある。」


「この年齢はダメで元々で頑張る。

お客様にはプレッシャーとならないように」


<土屋の意見>


上山市のお客様でリウマチがありましたが、めでたく自然妊娠して出産されたお客様がいらっしゃいます。

ご主人様や奥様の喜んだ笑顔など思い出しました。


あと、卵胞期にちょっと補陽したほうが補陰に良いとのこと。


これは「陽中に陰を求む」のことを思い出しました。


たしかに以前にFSHが103だったお客様が、この症例検討会のお客様が通われているクリニックにいかれていましたがめでたく妊娠、出産されました。

そのときも私は、そのロウ丸をお勧めしていました。

最近はちょっとその当時から比べますと原材料の高騰により2倍くらいのお値段になっていますが、必要があれば大事な時にご紹介するかもしれないなあと思いました。

Image

<2015年5月26日 我が家の薔薇の花です>


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