文王八卦、易経と不妊症周期療法の関係
易経(えききょう)を勉強して2週間くらい経過しました。
易は行動や人生の生き方の師範の意味もありますし、過去を知り「表にでていない裏のところを表す」という予知も意味するのですが、私の場合には元はと言えば、夏桂成先生の不妊症、月経周期両方の「理論と実践」に八卦(はっか)から心と腎の関係、大切さを述べていたので、「こここれは!八卦を勉強してみたい」と思ったのがきっかけです。
古来の中国人、紀元前の世界ですが日時計により世界を観察していました。
およそシャーマンであったであろう伏義(ふっき)が世の中の真理を考えていた、その意識が高ぶり朦朧としていた時に黄河から竜馬(りょうば)が躍り出て、その竜馬の背中にあったの河図(かと)でした。
驚くべきことに河図に書かれていたものは天文や地上の出来事を陰陽により、また数値にかえて書かれていました。
伏義は河図から先天八卦(せんてんはっか)を作りました。
八卦とは、陰陽の関係により独特な神秘的な印、マークとなっていますが、乾(けん)、兌(だ)、離(り)、震(しん)、巽(そん)、坎(かん)、艮(ごん)、坤(こん)です。
自然界の現象では、それぞれ乾掛は天、兌掛は沢、離掛は火🔥、震掛は雷⚡️、巽掛は風🍃、坎掛は水、艮掛は山🗻、坤掛は地を意味しています。
時代が変わって周の文王、姫昌(きしょう)は体を用に変えて、つまり先天八卦から文王の後天八卦を作りました。
実際に臨床上応用できるように先天八卦を作り変えたのです。
その後天八卦には河図を含むようにしたので天と地のことも含めて、世の中の現象が分かるようになりました。
話は長くなりましたが、その文王八卦では離火🔥と坎水💧の関係により、つまり夏と冬の関係、方角でいえば北と南の関係はすごく大切なように、それぞれに対応する五臓の心(しん)と腎の関係も大切ですよ。
と夏桂成先生が不妊症周期療法のところで述べていた訳です。
(正確には3つの理由があって、残りの2つは心と腎の経絡が喉のあたりで密接につながるということと、最後の理由は心は脳で髄。腎は骨髄だから、髄でつながるということでした)
当初は、「がん患者に中医学は何ができるかー扶正と袪邪」をまとめようと思って筆を進めたのですが八卦、易の話題になってしまいました。
または明日に書きたいと思います!
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