体外受精の不妊治療と甲状腺の関係について漢方的、中医学的な考察メモです。
こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日から風の強い不安定な天気が続いています。
今日は金曜日で午前中から忙しく(いまこの文章は昼間の12時1分に書いています)、体外受精にあたり甲状腺機能の数値を正常に戻す漢方相談と、同じく体外受精で今日に陰性の結果が出たので次回はぜひともうまく採卵から始めたいという2つのご相談がありました。
甲状腺機能の場合には、数値が正常値内でないと流産、早産の原因となりますので、仙台の不妊専門クリニックさんなどではゴーサインがでないようです。
もともと甲状腺値が低くて橋本病のような感じですが、無痛性甲状腺炎などを発症して甲状腺値が基準値を上がって甲状腺機能亢進症、いわゆるバセドウ氏病のような感じになっても不妊治療が難しいようです。
体外受精はエストラーナテープを貼って移植周期に備えていましたが、いったん中止で、3~4ヶ月は自然に甲状腺の値が下がってくるのをまってちょうどいい数値のときに、再度体外受精で移植をしていくそうです。
2週間に一度、甲状腺の検査をしていきます。
今日に考えたことは
1)基礎体温の低温期が一年前は36・2℃~36・3℃と低めでしたのに、今は36・5℃と高めである
2)なるべく漢方でも中医学的な考え方に沿って、甲状腺のほうを落ち着かせていきたい
の2点でした。
前回は、
☆婦宝当帰膠+補腎精+血府逐淤顆粒+杞菊顆粒+二至丹
という感じで落ち着かせていく方法でしたので、昨日からエストラーナテープも止めれていらっしゃいますので、熟考した結果
☆婦宝当帰膠+杞菊顆粒+二至丹+亀ちゃん漢方
という感じに少々、変更しました。
お鍋の水を増して体の中から潤いをつけて空炊きを防ぐ感じのイメージです。
甲状腺の漢方相談は産後の一時的な異常だったり、ときどき店頭で出くわすことがあります。
今後ともしっかりと漢方相談に対応できるように勉強、研鑽を続けていきたいと思いました。
<2015年9月30日>
東根市観音寺
ちょうどラッキーなことのまだ稲刈り前の風景でした。
気持ちの良い眺めでした。
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