第二回 「中医不妊症お茶の間 薔薇」…40代の体外受精の漢方相談など
おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日の夜は20時から22時まで<第二回> 「中医不妊症お茶の間 薔薇」の講義を受けました。
以前のウインドウズ7ぐらいまではカメラをセットして、マイクもセットして研修を受けていたのですが、いまはウインドウズ10になりましたら、そのままWeb会議室に入るとパソコンにも最初からカメラが掲載されていて、双方向で会議ができるようになっています。
時代は「進化」していますね。
今からウェブシステムで「中医不妊症お茶の間講座」第2回目の症例検討会です。全国の漢方薬局の先生方の症例検討を聞いて、自店の漢方相談に役立てたいです。 pic.twitter.com/IC91KNXUIC
— 土屋幸太郎 (@tutiyak) 2016年7月26日
私は第一回目から受けているから、もう15年目ぐらいの期間は「中医不妊症」を本場、中国の専門の漢方医の先生方から授業を受けています。
その結果が、壁面の赤ちゃんの写真だったり、お礼の手紙につながっていると思います。
上の画像には「送子観音菩薩像」と「カラスウリの実」と「結婚13年め、体外受精6回目のときの漢方相談で授かった双子のご兄弟」の写真などあります。
当店から「山形のさくらんぼ」を送ったので喜んで食べている写真です。(^^)
…
さて、昨日の症例検討は4つでした。
そのうち3例が「40代」の「体外受精を成功させるための漢方相談」でした。
以前からその傾向はあって東京などで全国各地の北は北海道から南は鹿児島、長崎の漢方薬局の先生方が集まって症例検討をすると「POF(早発閉経)」とか「40代の体外受精」「子宮内膜症」「子宮腺筋症」など、病院の治療もうまくいかないケースが多いので、「漢方薬局に助けを求める」ケースの難治例が多いのです。
昨日は中医学、漢方的には、私個人的に印象に残ったことはテューターの王愛延先生の方針。
補陰だけ、補陽だけやってもうまくいかないケースがあるので臨床の薬局店頭での漢方相談では、
「補陰2~3種類に + 補陽を加える方法」でした。
補陰は、亀鹿仙だったり杞菊地黄丸だったり二至丹だったり、「陰(いん)」、「潤い」を増す処方です。
補陽は、双料参茸丸だったり参茸補血丸などの、腎陽(じんよう)と腎精(じんせい)を補う漢方薬です。
補陽の参茸補血丸だったら10丸×2回ぐらい。
「補陰+補陽」+シベリア霊芝(チャガ)などがいい方法。
シベリア霊芝は補腎作用も期待できるとのこと。
なるほど、ロシアのシベリアのタイガ地方の白樺に生える天然のきのこ、霊芝の一種ですから「補腎作用」もあるのだろうなあ、、と頭のなかで空想しました。
次に参考になったところは今は、名古屋や大阪などでは「夜に採卵」するとこともあるらしいのです。
仕事をしている女性の方などは便利で通いやすいとのことでした。
山形県や東北地方では夜に体外受精をすることなど考えもつかないので、都会は先進的だなあと思いました。
他は「基礎体温が高め」の症例を発表された長崎県の先生に(長崎県は中医学に熱心な先生方が多いです。昨日も3名の長崎の薬局の先生方がいらっしゃいました。ものすごく長崎県には親近感を感じます)、私から過去に何先生から教わったアドバイスなどお伝えしました。
中国の体外受精と漢方薬の併用の理論的な本です。すごく、参考になります。昨夜は20時から22時まで合計4例の不妊の漢方相談の症例検討でした。うち3例は「40代」の体外受精複数回失敗を経て漢方薬局への相談という症例でした。 pic.twitter.com/CpIdixWrlG
— 土屋幸太郎 (@tutiyak) 2016年7月27日
ということで、今後とも薬局店頭ではお客様の身にたった、お客様に寄り添って、一緒にお客様の「利益」に叶うような、特別でスペシャルな漢方相談をしていきたいです。
一緒に不妊治療を乗り越えましょう!
おはようございます。先ほどは朝にけっこう土砂降りでした。晴れました。朝顔です。 pic.twitter.com/oQIcDCGiQ9
— 土屋幸太郎 (@tutiyak) 2016年7月26日
朝顔、色鮮やかです。 pic.twitter.com/HsZ0Amegkw
— 土屋幸太郎 (@tutiyak) 2016年7月26日
…
あと追伸です。思い出しました。
いま東京の漢方薬局さんなどでは「漢方薬で体調、生理のリズムを整えてから」→「体外受精で有名なクリニックを紹介」→そして「妊娠」というパターンもけっこうあるそうです。
いささか「他力本願」的なやり方ではありますが、それも一つの方法です。
山形にある土屋薬局では、さて、今後 「どのように子宝、周期療法の漢方相談を進めていこう。」とも考えて22時10分ぐらいまで続いた熱心な症例検討会を終えたのでした。
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