PCOS、多嚢胞性卵巣症候群の漢方に「減泡」
こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今日は昨日までの暑さも和らぎ、わりと過ごしやすくしています。
さくらんぼの実も大きくなってきました。
さて今日、ふと思ったら今日は多嚢胞性卵巣症候群のお客さまが2組いらっしゃいました。
土屋薬局で子宝の漢方相談、「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」の排卵障害のご相談が増えているような感じです。
今朝の午前中のお客さまは、ご主人様と一緒に仲良くご来店されました。
「いつもはもっと卵がいっぱい見えるのですが、今回は2つだけで子宮内膜の状態もいいようです」とのことでした。
ペン型の排卵誘発の注射を、50ミリから75ミリにして順調でうまくいったら人工授精ができるそうです。
「信じて漢方を服用しています」
この一言に責任重大なことを改めて実感しました。
尤昭玲先生という長沙の中医婦人科の名医の先生のご経験によれば、排卵に必要な3つの力とは
1)卵胞自身の充満した卵胞液の圧力
2)卵胞壁の弾力
3)卵管の外からの力
これらが大切だそうです。
PCOS、多嚢胞性卵巣症候群の漢方に「減泡」という方法が適しているようです。
PCOS、多嚢胞性卵巣症候群のようにたくさん発育する場合にはいらないものを消滅していく。
午後のお客さまには、そのことをお伝えして「減泡」の漢方と同時にまだ10ミリと卵胞が大きくなっていないので、いまある卵は「加速」してスピードがあがる漢方を同時にオススメしています。
「加速」は卵胞の発育が遅い場合に使う方法です。
D16、つまり月経開始から16日めに卵胞が15ミリ以下の場合にはスピードを上げるように「加速」します。
先週に来店されたお客さまは、PCOS,多嚢胞性卵巣症候群で苦しんでいましたが、「減泡」の方法でいい卵がみえて無事に人工授精ができました。
妊娠しているといいですね。
その漢方の方法にしたら、すぐに効き目が分かって病院の治療も順調に進んだとのことでした。
では、明日から「日本不妊カウンセリング学会第16回学術集会 一般演題」で留守にします。
どうぞよろしくお願い致します。
秀吉に呼ばれた伊達政宗のような陸奥から上京する気分です。
<2017年5月19日>
土屋薬局駐車場 芍薬の花
芍薬の花
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