中医不妊症お茶の間講座 高プロラクチン血症…FSHを下げる方法
おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日は夜の20時から22時まで中医不妊症お茶の間講座 高プロラクチン血症について参加しました。
発表する先生は、私が東京で修業しているときに東西薬局八王子店でお世話になりましたF先生とイスクラ薬局日本橋店の先生でした。
F先生は私が20代前半の駆け出しの時にも優しく接して頂きましたので、いまでも感謝しています。
(20代の修行時代の人間関係はだから大切ですね)
テューターの先生は劉先生でした。
この研修会は私は初回から参加していますので、もう10年以上 中医不妊症、漢方による不妊症子宝相談の研鑽を積んでいることになります。
でも気持ちは、まだまだ若手です。
北海道から沖縄まで全国の漢方薬局の先生方と検討するので力になります。
以前は月に2回のペースでありましたが、最近は参加される先生方が増えてきましたで、月に1回のペースです。
昨日の勉強会で印象的だったことを箇条書きでまとめます。
○35歳以降のかたは補腎陰+補肝血を中心にしたほうがいい
たとえば杞菊地黄丸+亀鹿仙
早い段階でいい卵がとれやすい
相乗効果
○高温期の安定に
炒麦芽+心脾顆粒
基礎体温が安定しやすい
南京の夏桂成先生は高温期の後半には気血を補う方法をよく使っていて帰脾湯なども応用できるそうです。
○FSHが30以上で高めのために生理期間中のホルモン測定のときにFSHを下げる方法
ミン○オという重鎮安神剤を高温期から使っていく
(おそらく高温期後半から使うのだと思います。
高温期は14日間ですから、前半の経前期、後半の生理前1週間前を経前後期と区別して周期療法していきます。私は夏桂成先生の本、2冊を読みましたのでかなり周期療法の世界観に深くなりました。
それで高温期後半は経前後期になります。ここは生理前の不正出血を防いだり、妊娠をキープしたりするというとても大切な時期です)
そのミ○ハオは、じぇじぇのあまちゃんのげんさんで有名な琥珀と短梗五加果(満州のウコギ)とパールミキモトで有名な真珠の貝殻(珍珠母)が配合されているもので心が落ち着いて夜がぐっすりと眠れます。
「静かなるところには水がある」 「静則生陰」
という格言がありまして、PMSが減ったり夜にぐっすりと眠れると卵胞が育ちやすく、FSHが下がってきやすいです。
今回の検討会では、全国的に亀ちゃん漢方の亀鹿仙が素晴らしいと実感されていること。
そしてミン○オの重鎮安神の効能も、応用範囲が広いことを改めて確認しました。
プロラクチン血症の漢方相談にも力を今後とも発揮していきたいです。
プロラクチンが高そうかどうかと判断する場合には、一つは基礎体温がギザギザの犬歯状であるかどうかから検討する方法があります。プリミティブな方法ではありますが。
基礎体温がギザギザが波打ったかのように、犬の葉のようにギザギザしているときには、生活の不規則だったり、ストレス過多などさまざまな要因が考えられます。
<2015年6月17日 大日様からの眺め>
大森山です。
サクランボのテントハウスがキラキラしている季節です。
もうすぐ天皇陛下、皇后も来県される東根市神町です。
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